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第二回 助詞

2014/9/3 改訂完了

 第二回で紹介するのは「助詞」です。

 「助詞」なんて言われると学校の勉強のようで拒絶反応を示す方もいるかもしれませんが、小説をかくのなら非常に大切なものなので、軽く目を通してみてください。

 特に「なろう」では、今まで小説を書いたことがない人も気軽に書けるため、初めて小説を書いてみたという方も多いでしょう。

 そう言った方ほどこの「助詞」というやつがうまく使えていないことが多いので気を付けて欲しいです。



【助詞ってなんぞ?】

 「助詞」とは、簡単に言えば「の」です。もしくは「へ」です。そうでなければ「は」です。

 意味が分からないですね。

 「てにをは」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 簡単に言えば、これが「助詞」です。

 「助詞」は言葉をつなぐ非常に重要なものであり、それ故に間違えて使う人が多いものです。


 まだわからない方がいるかもしれませんので、具体的な例を挙げていきましょう。


1.今日は海へ行く 「は」「へ」

2.昨日から雨が降っている 「から」「が」

3.出前より手料理を食べたい 「より」「を」

4.君のために生き残って見せる 「の」「に」


 それぞれの文章の後に「」でくくってる2つの言葉が助詞です。

 1の文章なら、『今日「は」海「へ」行く』となります。これが、『今日「から」海「へ」行く』なら文章から受ける印象は変わりますよね?

 前者なら、「1日だけ海へ遊びに行く」となりますし、後者なら「数日間海へ遊びに行く」となるでしょう。



【「なろう」で多くある助詞のミスってどんなの?】

 「なろう」でよく見られる助詞のミスは単純に使う助詞を間違えているものです。

 『街道の面した宿』とかですね。この場合は『街道「に」面した宿』が正しいでしょう。

 個人的には「に」が「の」になっていることが多い印象です。逆もまたしかり。

 対策としては、音読するのがいいかもしれません。

 音読して、違和感を感じたらおかしいと思うところの文字を変えてみるわけです。

 「の」を「に」に変えてみたり、「は」に変えて読んでみるとしっくりくることもあるかもしれません。

 そのほかにも書いているうちに違和感を感じたら、コピペで検索をかけるという手もあります。

 例えば『カードの買う』と検索すれば、上の方に来るのは『カード「を」買う』になるので、単純な間違いだったらわかることもあります。



【助詞ってめちゃめちゃいっぱい使うからいちいち気にしてらんない】

 文章を書くと助詞は1つの文章でも大量に使用されます。

 長い文章、特に1話で1万文字ぐらい書けば数千文字の単位で助詞が使われることでしょう。

 いちいち助詞を気にしてられない。と考える方もいるかと思いますが、文章とは地道な努力の上に出来上がるものです。

 1話書き上げたらきちんと読み直し、推敲してから投稿するように心がければ自然と助詞のミスも見つけられるでしょう。




 身もふたもない話ですが、私は「助詞」は自分で本を読んだり、小説を書いているうちに学ぶ経験で上達するものだと思っています。

 書いて失敗しても、それを糧にして次に似たような間違いを犯さないように気を付ければそれは悪いことではないでしょう。


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