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異説鬼退治Ⅲ⑥

 桃太郎は呆然としていました。

 それもそのはず。

 お爺さんとロボお爺さんの二人がお婆さんとロボお婆さんに攻撃を仕掛けようとしていたからです。間違いなく、この一帯は焦土になるでしょう。

 借金を返すあてがなくなります。

 最悪、このジジババを動物園に売り飛ばそうかとも考えましたが、動物園から訴訟を起こされても面倒です。

 桃太郎の思索は続きます。

 桃太郎の後ろでは犬のダイゴロウとキジのポアロも頭を悩ませています。

 そんなことはつゆ知らず、エロしか頭にないジジイ二人はババア二人に特攻をかけました。

「ロリツインこそが我が桃源郷じゃあ!」

「ぼいんぼいんノ女子大生ーーー!」

 気合一発、お爺さんはどこからか取り出したミサイルを片手でお婆さんめがけてブン投げます。ロボお爺さんは変形させた腕からバルカン砲を撃ちだしました。

 しかし、歴戦の脱獄犯であるお婆さんもさるもの。

 反射的にお爺さんの攻撃を回避します。ミサイルの爆炎で家が半壊したのを見た桃太郎が泣いていますが、そんなことを考慮するジジババではありません。

「このワシに逆らうとはお仕置きが必要じゃの!」

「同意スル! コノくそじじい! 浮気ヲスルトハ! 国際司法裁判所デ慰謝料ヲブンドッテヤル!」

 ロボお婆さんも腕を変形させて、そこから小型ミサイルを発射します。

「あひゃはははは! 素晴らしいぞ! もっとやれ!」

 本当に愉快そうに虎山先生は笑っています。

 桃太郎の家が倒壊しかかっていることなんてお構いなしです。

 虎山先生、アル○イダとかタリ○ンとかにこの技術ロボ売り込むつもりだったのですか?

「ととと、虎山先生! もうやめさせてください! 我が家が原型とどめていません!」

「何をいうか! この実験が出来るのは、あの変なジジババがいてのことじゃ! 全世界が破滅してもワシぁ実験を続けるぞ!」

「後生ですから! というか、先生も死にますよ?」

「電磁力じゃ!」

 謎の返事は爆音でかき消されます。

 壮絶な四人の戦いが始まりました。

おはようございます。多分これが掲載される頃は朝だと思います。

今日は大学にこもって論文試験です。六時間ほどこもります。

そのあと忘年会です。


ああ、やっとこれで今年のハードスケジュールは……28日までまだ残っていました。


とりあえず24日はゆっくり休みます。え? クリスマス? 何それ美味しいの?


ではまた次回お会いできることを祈りつつ……

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