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第1話 日常から

読む前に必ず読んで欲しいです!

血や病む表現が使われています!

苦手な人は読まないでください!

起きた。

ベッドに着いているヘッドボードに置いてある時計を見る。

…8時半か。

私の学校は8時45分からホームルーム。

だからその時間までに着いていれば間に合う。

重い体を起こし、部屋から出る。


瑠梨るり!早く起きなさい!」

もう起きてるし。

のそのそ階段をおり、ご飯の前に座る。

食パンと牛乳。

味を楽しむ余裕もない。

パパッと準備を済ませ、家を出る。

毎日そんなことの繰り返し。


高校に入り、教室へ行くところでチャイムがなってしまった。

イライラ、教室に入ると担任がバカでかい声で私に言う。


「小坂瑠梨!お前また遅刻か?いい度胸してんな!」

私は言われた事を流しておく。面倒だ。

周りは私を見るや、プッと笑っている。


前から3番、窓側の席。くじ引きで決めるから先生にごちゃごちゃ言われない。

外を見ながらふと考える。

今、この席に隕石落ちて来ないかな。

頭に石飛んでこないかな。

天井剥がれて落ちてこないかな。


私は学生。

学生のしんどさを回りも知って欲しいものだ。

私の親は普段は普通のどこにでもいる親。

だが、テスト前になると他の家の何倍も厳しくなる。


スマホ、漫画、小説だろうが没収なのはいつもの事。テレビはずっと消して、ソファにも座っては行けない。散歩、お菓子禁止。朝は4時半から勉強。学校に行くまで見張られているような感じ。

休み時間は、親が担任に言い、ずっと勉強。

帰って来ると、最低2時まではずっと勉強。

ご飯、お風呂は最高3分まで。

受験みたいな一日だ。

これでも高一。

高校受験の時は何回も徹夜をした。

休みの日は、朝から夜まで勉強。

サボると、ご飯抜き。


今日でテストまで1ヶ月。うちの家はテスト前1ヶ月になるとさっきみたいな生活。

地獄みたいな日々が始まる。


キーンコーンカーンコーン……


気づけば6時間目が終わっていた。

あ、寝てたのか。

また寝よう。


次、目が覚めると1人だけ教室に残っていた。

帰りの準備をすると、大きなため息をつき、校門を出た。


あぁ。帰りたくない。

親に何言われるかな。

帰ったら勉強か…。

こんな生活だが、死にたいとは思ったことがない。

違う、怖いのかな。


考えながら家の近くの道まできた。

コンビニによってアイスを買った。

コンビニ横の暗い、路地裏に入った。

買ってすぐ食べたい時はこの道に入る。

それに、うちの学校は寄り道禁止だから。


路地裏の壁側にある椅子みたいなのに座りアイスを準備する。

バリッと袋をあけ、冷たいチョコアイスを食べる。

食べるのは後2ヶ月後かな。

帰ったら勉強しろと言われるんだろう。

パリッパリッと食べ進める。

道の方を見ると、コンビニの近くにお母さんと男の子、同じ制服の子、サラリーマン、おじいさん、が見える。

人間観察は楽しいなぁ。


すると、後ろから歩く音が聞こえる。私の後ろにも道が続いてたな。

誰だろ


「う」と言おうといた瞬間、体全体にズキッとした感覚を覚えた。

体が動かない。体が重い。


「あ…」

目が開いた。

その瞬間、体がグラッと倒れていく。

床に血が広がってゆく。

仰向けで倒れる。

その時、目の前に黒い服に黒マスクの人が立っている。

手には…

赤くなった包丁…?

その時やっと刺されたことがわかった。


コンビニの方からはキャーッと声が聞こえる。




続きあります!

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