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Pure rain  作者: 柊羽
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雨の日の不思議

ある雨の日に私たちは出会った。


それは偶然か必然か、、、


それを知るのは雫を降らせる雨空だけ、、、


雨の日の不思議………





雨……ただ、サーという雨音だけが鳴り響く。

通りを行き交う人々の傘がパタパタと雫の垂れる音を鳴らす。

そんな中、オレンジ色の傘を差し、憂鬱そうに空を見上げるお下げの少女…柚希。彼女が危惧しているのは、女子高生らしからぬ思考であった。


「はあ……また洗濯物が溜まっちゃう……」


まるで主婦のような言葉を呟き、ため息を一つ。そして、諦めたような顔をしながら、家路を急ぐ。


柚希の両親は彼女が幼い時に、飛行機事故で亡くなった。中学校までは母方の祖母の家に厄介になっていたが、高校生になりある程度自分の事は自分で出来るようになった彼女は、祖母の家を出て一人暮らしを始めた。祖母の家に居た頃から、炊事洗濯をこなしていたお陰で、なんら困る事はなく、生活費は『成人するまでは』と祖母が仕送りしてくれている。(本当はアルバイトをしようと思っていたが、学校で禁止されている上、なぜか祖母に猛反対された)


明日のお弁当に何を入れようか考えながら歩いていると、いつも前を通る公園に来た。いつもなら入ったりはせず、そのまま通りすぎるのだが、今日はなぜか、


「ちょっと入ってみようかな…」


特に理由はない。なんとなく…本当になんとなく柚希は公園に足を踏み入れた。





雨が引き寄せる

運命の出会いまで

あと少し………………


~雨の日の不思議~




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