君の笑顔
初めて書きました。下手くそですがどうか感想をいただけたら嬉しいです!短いですが心をこめて書きました!!
「お、お前は…!」
「久しぶりだね。翔矢君…」
なぜこういうことになっているか、
話は数時間前に戻るが説明させてもらおう…
ーーー
俺こと桐谷翔矢は今年の4月高校生になった。
なんの取り柄もない普通の人間だ。
「これで何事にもとらわれず自分のライフを送れるぜ〜!」
俺はこの時までそう思っていた。
しかし…
「ちょっと翔矢!何言ってんのよ?朝っぱらから…」
「いぇーい!!あはは…は?ちょっ!翠?!
なんでお前がここに?!!」
「なんでって…そりゃああんたと一緒の高校に入学したからじゃない…」
(げぇー!嘘だろ…!おばさんここには行かないって言ってたじゃん)
そう俺には小学校からの腐れ縁である幼馴染みがいたのだ…
名は若葉翠という。まぁ詳しい説明は省かさせてもらおう。
何故俺がこんな反応をしたのかというと、2つ理由がある。1つ目は俺はこいつにある秘密を握られているからだ。もう1つはこいつは学校で小学校のように絡んでくるからだ苦手なのだ。
中学校2年の頃……
「翔ちゃーん!また今度ウチに来て遊ぼ〜!お母さんも待ってるよー。昔みたいにさーお風呂入ろうよー」
「ちょっ!おまっ!ここで言うなよ!」
これを近くで聞いていた同級生がざわざわし始めた。
とまぁこんな感じだ。
「で、どうしたんだよ?」
俺は何気なく翠に聞いてみる。
「うん…あのね…ここの場所って思い出さない?あの事を」
そう言われた瞬間に俺の頭の中を昔の映像が過ぎる。
低い声で俺は言う。
「あれはもう関係ないだろ…。それよりさ、早く学校行こうぜ!遅刻するぞ!」
そう…この時はあんな再会をするとは思っていなかったのだ…
学校に着き、クラスに入るともうほとんど人がいた。
(へぇ〜見た事ない奴ばっかだなー、まぁ翠とクラス違うだけありがたいな)
高校生活は朝のことを除いたら順調に進んでいるように見えた。だがこの後俺のトラウマを蘇らせる事が起こる。隣の席の女子に俺は話しかけてみた。
「お、俺桐谷翔矢って言うんだけど君は?」
隣の席の彼女はちょっと驚いた顔をして
「…青山空…」
この時、俺は何も思わなかったが、放課後彼女から話しかけられ思い出すことになる。
ーーー
「久しぶりだね。翔矢君…覚えてる?」
「あ、ああ久しぶりだな神崎さん。いや、今は青山さんか」
「そうだよ…やっと思い出してくれたんだね。嬉しいな!」
そう言う彼女の顔は笑っていない…
「お前こそあの後転校しただろ?苗字も変わってるし分かんなかったよ。」
「それもそうだね…なんせあん事があったら誰にも会いたくなかったもん…」
ーーー
そう、青山空こと当時の神崎空は小学生の同級生だった。当時小学校6年生の彼女はとある男子のグループからいじめを受けていた。俺は何も知らずにそのグループに居たのだが、段々といじめはエスカレートしていった。ついには橋の上から落とそうということになった。
俺は止めようとした。だが、いじめているリーダーから「邪魔すんなよ!」そう言われ殴られた俺は何も出来ないまま橋から落ちていった。そんな時、彼女が助けに来てくれた。
「大丈夫?」
「大丈夫だけど…っ!神崎危ないっ!!」
橋の上から俺たちを目掛け大きい石を投げて来た。それが神崎の頭に当たり神崎は入院した…
俺たちは先生たちから説教され俺は橋の上から落ちた事がトラウマになっていた。そんな時元気をくれたのが翠だった…
数ヶ月後、神崎が退院して話しかけても笑わない…
(なんで神崎笑わないんだ?どうしたんだろう)
俺はそう思っていた。だが、実際にはそうでなかった…笑わないのではない、笑うことが出来なくなったのだ…
先生が言うには脳に障害が出たのだという。笑うことが出来なくなる障害だ。そして、神崎は転校した。俺がありがとうと言う前に…
とまぁ、こういう事があったのだ。
ーーー
「神崎俺さ再会したらお前に言いたいことがあったんだ。」
「言いたいこと?」
「うん…あの時助けてくれてありがとう。」
彼女はちょっと間を置いて
「どういたしまして、たいしたー」
彼女が言い終わる前に
「もう1つ言いたいことがあるんだ。」
「何?」
「君の笑顔は僕が取り戻すよ!だからさ、これから楽しいこといっぱいしようぜ!」
そう…これが本当にずっと言いたかったことだ。
彼女に会った時に失った感情を戻すには楽しいことをすれば笑うのではないか?そう思っていた。
「分かったわ…私に楽しいことを教えてね。」
こうして俺の高校生活は始まった…
最後まで読んでいただきありがとうございました!