表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

Range0 -Not found-

初投稿です。

とりあえず読むこと優先しなさい。

感想はその後です。

◆インカーネイション×RR◆

Range0 -Not found-


 あめ

 閃光せんこう

 血鉄ちてつ

 悲鳴ひめい

 怒声どせい

 そこにあったのはそれだけだ。


 流星のごとう糸のような閃光は、ある者の身体からだを貫いては鮮血を溢れさせ、黄金おうごんに輝く一つ眼の影に穴を開けては霧散むさんさせる。星の誕生の如く膨張ぼうちょうした閃光は、無差別に周りのものを巻き込み、消散させた。

 銃の弾丸だんがんより、やいばの一閃より、光の塊よりも交わされている怒号どごう悲鳴ひめいは、激しく地面に打ちつけられた雨音によって、き消される。

総帥そうすい! 目を開けてください! 起きてください! 総帥そうすい!」

 地面に倒れた身体を揺する少女の言葉もまた、他の雑音ざつおんみこまれては消えていく。

 少女がかかえる身体はまだまだ若い少年だ。

 頭から血を流し、口からも血が流れ出ている。着ている服もズタズタに引きかれ、一部は焼き焦げていたり、鮮血にれている。そして、何より異質いしつなのは少年が倒れている地面。彼を中心とした半径5mほどが抉れている。

 少年自身がつくりだした痕跡こんせきなのか、外部からの干渉かんしょうによって創られたあとなのかもわからないが、周りがアスファルトで固められている中、そこだけが土がき出しになっていた。

 少女が悲痛な呼びかけをしている間にも、雨は激しくなり、悲鳴怒声が大きくなっている。

 絶えずただう、音、声、叫び。

「総帥、総帥……」

 絶えず声をかけているのに、ピクリとも動かない少年。

「そうすい、そう…す、い……」

 やがて彼女の声も涸れ、雨と涙に濡れた身体からは力が抜けくずれ落ちる。


 身体を濡らす涙、雨。

 身体を濡らす血鉄。

 流星の如き閃光。

 飛び交う悲鳴、怒声。

 そして、枯れ果てた人間が二つ。

 そこにあったのは、それだけだった。


小説初投稿の作品となりましたが、いかがでしたでしょうか。

これだけじゃ何が何だかわかりませんよね。

今後もちょくちょく投稿していくと思うのでよろしくお願いします。

意見もばんばんください!それでは!

                      ~霜星屋 棗~


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ