その1~船酔いよりも名前が重い~
すてぃる
「ってわけじゃ。おぬしら、しっかり我らのカリスマ性を見せるんじゃぞ?」
海賊A
「おっけーでさぁ!お嬢、まかせれくだせぇ!!」
すてぃる
「で、エナ、今日の議題はなんじゃ?」
エナ
「はい。地上界からお越しの水口優人さんからです。
―――
船酔いが辛くてもう旅をしたくありません。
家で綾菜といちゃついて過ごしたいです。
とりあえず破り捨てますか?」
すてぃる
「失恋したからといってそれはいかんじゃろw
おい、海賊A、なんか為になる話をしてやれ。」
海賊A
「へい。わかりやしたが……お嬢?」
すてぃる
「なんじゃ?」
海賊A
「いくらなんでも“海賊A”は酷いんじゃねぇですかい?」
すてぃる
「お主、あほじゃから名前付けても忘れるじゃろ?」
海賊A
「いやいや、自分の名前くらい覚えられますぜ?」
すてぃる
「そうか。それは悪かったの。
じゃあお主は今日から――
“パラレルポーキスタイン・ヘルダイルスウェーデンジュニア・ヴァン・レイドックシルバーホスト”と名乗るが良い。」
パラなんとか
「へ? いまなんで?」
すてぃる
「“パラパラティックトック・コマンタレブージャナック・ビン・パブリックインデックス”じゃ。」
パラ?
「……。」
すてぃる
「……。」
パ……海賊A
「やっぱあっしには名前はいらねぇっすねw」
すてぃる
「じゃろ?」
エナ
「あの……お便りの返事は……?」
すてぃる
「優人! 海賊Aに名前はいらんぞ!!!」
エナ
「回答になってないでしょ!!!」
エナ
「交界記は真面目なお話なのでこの人達を参考にしないでください><」
交界記URL
なろう:https://ncode.syosetu.com/n5916ku/