第9話 バカと天才は紙一重
優一は非常に困っていた。
昼休み、英智と歩いていた時に、ある人物に二人は絡まれた。
二人はそそくさと立ち去って行った。
その放課後、優一、英智、玲奈の3人はまたその人物と遭遇した。
彼は、『安沢雄』というらしい。
何よこいつ!
私たちの帰宅路にズカズカと入って来て!
安沢雄…
絶対に許さないわよ…
私は目のハイライトを消しながら安沢を睨んだ。
「これからどっか行くか?」
「なぁ。」
「あぁ…マ◯クとかでいいんじゃないか?」
「なぁ。」
「いいわね!その後はゲーセンによるわよ。」
「「いいね!」」
「なぁおい!」
「ほしいフィギアが景品にあったからちょうどいいな!」
「英智お前…クレーンゲーム下手くそだろ。」
「それをいうな!」
「無視すんじゃねぇよ!」
「「「あぁ!もう!うるせぇな!」」」
「で、何で俺らに付き纏ってんだ?答えろ。返答次第では110番だ。」
優一君はスマホを持ちながらそう言った。
「いや110番って!大袈裟すぎるだろ!」
「「「いいからさっさと言え。」」」
3人とも息ぴったりね。
「…セ…ってどこだ?」
「「「…は?」」」
「だからよぉ、セブ◯イレブンってどこなんだよぉ?」
「「「…はぁ⁉︎」」」
いやいや、セ◯ンって…さっきからちらほらああるわよ!
「いやセ◯ンって…あそこにあるだろ…」
英智君が駅前のセ◯ンに指を指した。
「おぉ、あそこか!」
気づくのおせぇよ…
「そんじゃ、またな!」
そうして安沢はセ◯ンに歩いて行った。
「「「あいつ…間違いない…」」」
私たちは同時にこう呟いた。
「「「バカだ…」」」
私たちは彼のバカさを驚いていた。
文字数少なめですねぇ…満腹になれませぇん…
by ミーシャ