表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/47

第5話 TS転生って本当にあるんだね

転生と召喚、果たしてどちらがいいのか…

2024年3月26日 日本国東京都


(僕、亜島公太(あしまこうた)は私立東洋高等学園に入学する予定だった。)

ちょっと待って!

(何だ玲奈?)

私立東洋高等学校って…私たちも通っている学校なの!

(…まじで?)

MA•JI•DE•SU

(MA•JI•DE•SU•KA…まぁそれはさておき、僕はその日友人と某ハンバーグ店に向かっていた。)

友人とは?

(僕のたった一人の友人、金生零太(かねきれいた)

どんなやつなの?

(よく気が合うやつだ…)

何だか英智君を思い出すわね…

(よく女湯を覗いていたり、エロ本を読んでいたりしていたな…)

とんだクズじゃないか!

(まぁ本題はそこじゃないぞ)

本題じゃないんだ。

(あれは友人と別れた後、次の予定であるコミケに行こうとしてた時…)

早速説明し出したわね…

(道に迷ってとある少年に道を教えてもらい東京駅まで来たんだ。)

何だ、案外普通に…

(駅のホームにバナナの皮が落ちてて、それで滑って…運悪く電車きていて…死んじゃたのさ♪)

笑い事じゃないわよ!

ていうか何で駅のホームにバナナの皮が落ちてるのよ!

(っで、目を覚ましたら転生していたってわけ。しかも王族の王女にね。そこから17年、こうしてお前らと出会ったわけだ。)


回想終了

「ばっかじゃねぇのか。」

優一君がレミリスにそう言った。

「バナナの皮って…そんなアホみたいな理由で死んだのか?笑えるぜ…」

「あぁ、僕でも笑ってしまう…」

二人とも今にも笑いそうだ。

「えっと、僕の質問だけど、二人も転生して来たのか?」

「え、いや、俺と玲奈は異世界召喚されてここに…」

「なるほど…召喚か…確かにそれなら優一たちが日本人のままなのも納得がいく…なら、スマホはあるか?」

レミリスはそう言った。

「え?あるけど…ほら。」

優一君がレミリスにスマホをだした。

「えっと、確かここに…あった。」

レミリスはバックから謎の板を取り出した。

「何だそれ?」

「僕が作った、オリジナルのスマホだ。」

「「え?スマホを…作った?」」

私と優一君は驚いた。

「あぁ、これは前から作ろうとしていたからな…開発に10年かかってしまったけどね。」

「お前すげぇな。その道でも食ってけるんじゃねぇのか?」

「いや、僕が王族に転生したからこそできたことであって…そもそもこれを売る気なんてないし、大量生産も難しいんだぞ。」

「それはさぞ大変だっただろうな。」

「本当に大変だったよ。設計図書いているときにバナナの皮で転んだり、素材集めでバナナの皮で転んで素材を紛失したり、作成途中でバナナの皮で転んではんだの場所ミスったりプログラム中にバナナの皮で転んで最初からになったり色々大変だったぞ。」

バナナの皮で転んでばっかじゃないか。

「お前転びすぎだろ。」

「あぁ、毎日一回は転んでたな。」

「「へ?」」

レミリス…相当な低運ね…

「そういえば、君たちがいいなら何だけど…」

「「ん?」」

何だ?

「僕がアプソリュート魔法を教えてあげるけど。」

アプソリュート魔法?

「何だそれ?」

「簡単にいえば、上級魔法の上の魔法だ。」

MA•JI?

「まぁたくさんあるけど、今回教えるのは『アプソリュート・ライ・ワープ』だ。」

なんか蒸留酒が混ざっている気がするが、気にしないでおく。

「この魔法では、見たとこのどこにでもワープできるし、過去や未来に行くこともできるんだ。」

「いやそれもはやタイムトラベルの魔法じゃ…」

「後、日本にも行くことができるんだ。」

「…マジで?」

「僕が一回試したから大丈夫だと思う。」

不安要素満載だな。

「とりあえず、スキルに保存しといたから、好きな時に使ったら?」

いつのまに…やはり一国の王女様は侮れないわね。

「あと、これもやる。」

そう言って渡されたのは現代日本の服だった。

「それを着て行けば、不自然さは無くなるだろ。異世界での格好じゃ目立ってしまうからな。コミケならともかく…」

「あ、何から何までありがとうございます!」

私はお礼をした。

「いや、僕がしたいからやったことだし、何より、久しぶりに日本の話が聞けてむしろ嬉しいよ。」

レミリスは笑顔を見せながらそう言った。


レミリスと別れた後、私と優一君はアリナにミーシャと合流した。

私と優一君がレミリスと話している間、ミーシャはたくさんご馳走をいただいたらしい。

「お腹空きましたぁ…」

「ミーシャ…さっき食べたばかりですよね…」

アリナの言う通りだ。

この()は何回食べたら満足するんだか…


夕食を終え、温泉に入った後、私は優一君と相談していた。

そう、日本に戻ることをだ。

私たち二人だけなら別にいいとは思う。

でも、今はアリナとミーシャがいる。

二人を置いてけはできない…

どうしたら…

決断で悩んでいた時、優一君はあることを提案した。

「…あのさ…」

「何?」

「…二人(アリナとミーシャ)も連れてかないか?」

随分とレミリス様と仲良くされていましたね。



by アリナ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ