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第44話 異変

叫びは虚無へ

私は今日、楽しみにしていることがある。

そう、優一君の女装だ。

しかもメイド服。

きっと私は興奮して鼻血が出てしまうだろう。

そして私は部室に来る。

そこに…

「あ…玲奈…」

そこに…メイド服で女装している優一君が…

「ぶはぁあああ!」

「玲奈⁉︎」

私は盛大に鼻血を吹き出してしまった。






…ん…ここは?

「起きたか。」

私の隣には、りんごを皮を剥いている神田君がいた。

「お前に話したいことがある。」

神田君は真剣な口調でそう言った。

「何?」

私はそう尋ねた。

神田君はりんごの皮を剥き終え、一口サイズに分けていく。

りんごは果物ナイフによって半分に割れた。

「伊澄優梨についてだ。」

神田君はそう言った。

いつのまにか、神田君はりんごを切り終え、さらに置いたようだ。

そういえば最近見てないような…

すると、神田君の口から衝撃な一言が出てきた。

「伊澄は何者かから暴行を受けている。」

「…は?」

私は目を疑った。

暴行?

優梨君が?

「それ…本当のことなの?」

私がそう尋ねると、神田君はりんごを食べ、飲み込んだ。

「すでに犯人の目星はついている。…だが、そうなるとは前々からわかっていた。」

…へ?

わかっていたって…

「伊澄が転校してくる以前…つまり入学当初から要注意していた相手だ。」

「神田君が要注意している相手って…?」

「そうか、お前は知らないんだったな。」

「…?」

「これは男子だけで流れていた話だ。」

男子だけ…?

「その理由は…犯人は極度の男嫌いだ。」

私の心を読んだように神田君はそう言った。

「男嫌い?」

「あぁ、そうだ。」

「…その犯人の名前は?」

私がそう尋ねると、神田君は口を開いた。






「やめてください!」

「男が女を語るな。」






東山みかり(とうやまみかり)。生徒会に所属している女だ。」

東山みかり…

「そいつは厄介なことに生徒会に所属している。」

「つまりそれって…」

「証拠が集めにくいってことだ。たとえ証拠があったとしてももみ消される。」

「それじゃ…」

「今の俺らじゃどうしようもないことだ。」

そんな…

仲間なのに…それなのに何にもできないなんて。

「伝えたかったのはそれだけだ。俺は帰る。」

「待って!神田君も助けてあげようよ!」

「なんでだ?」

神田君の口調はいつになく冷たい。

「助けたところで俺に何の得がある?」

「神田君!言っていいことと悪いことが…」

「証拠が集められない以上、解決することはできない。」

残酷にそう言い放ち、神田君は保健室の扉を開け…

「りんご、せっかく剥いたんだ。食べろよ。」

神田君はそう言い、保健室から出て行った。

神田君…それはないでしょ…

すると、スマホにメッセージが来た。

「神田君から?」

メッセージの内容は…

『解決したいなら自分でやれ。』

その一言だけだ。

そして私は…

「そうね…このままクヨクヨしていても仕方ないもの…」

『私は、優梨君を必ず助ける。』

そう決心した。

すると…

ガラッ

と、保健室の扉が開き…

「玲奈…さっきはすまん。」

優一君が私にそう言った。

「ううん、いいよ。むしろ謝るのは私の方なんだし。」

「そうか。」

そして…

「あのね、優一君…」

「なんだ?」

「話したいことが…」






「そんなことが…」

私は、神田君に言われたことを優一君にも言った。

「だからね、優一君にも協力して欲しいの!」

「…」

「断るのは自由よ…」

そう言いかけた時…

「断る理由なんてねぇよ!優梨がいじめられてんだろ!ほっとくわけにはいかねぇじゃゃねぇか。」

「優一君…」

「明日聞き込みに行くぞ。」

「…そうね。」

私は涙ぐみながらそう言った。









第4章 前半クール・完

舞台は…後半クールへ…



「アイツってほんっと傲慢だよな。」



「何よ!」



「俺からお前に頼みたいことがある。」



「文化祭を絶対成功させるっす!」



「ありがとう…みんな!」




後半クール 9月19日制作開始…多分。

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