第42話 製作
文化祭まであと2週間!
by 瀬戸
私たちは文化祭の土台などを作っていた。
「お化け屋敷はこうか?」
「美術展の絵はこんな感じでいいか。」
みんな準備をしている。
私も頑張らなくちゃ!
そう思った。
その矢先…
バゴォーン…と音が聞こえた。
音のしたところを見ると、見事に板材をひっくり返している安沢がいた。
「こりゃ修復しなきゃだな。」
本当にそうね。
よし、安沢が壊した分の修復は完了した。
やるぞ!
そして組み立てに取り掛かった。
壁になった板材にイラストを描き、暗めの雰囲気を出した。
お化け屋敷第一層はこれで完了ね。
そして私たちは絵画制作に取り掛かった。
私はいかにも水彩画な絵を描いた。
さて、安沢は…
…いや幼稚園児か。
クレヨンで描いただけだし。
英智君は色鉛筆で、天宮さんは転んでいる絵を、金生は女の子の絵を、岸さんはバカの絵を、排施君はバナナの絵を。
そして神田君は野口英世の自画像を完全再現に、優一君は草原の真ん中に一本の木が生えているイラストを描いていた。
この2人…次元が違う…
私はそう思った。
私たちはメイド喫茶の飾り付けをしていた。
可愛い飾りをつけていた。
「さ、これが終わったらあとは文化祭まで待つだけっす!」
金生がそう言った。
まぁ、次の日に衣装の寸法&製作があるんだけど。
そう思いながら私たちはメイド喫茶の土台作りと飾り付けをしていった。
「しゃあああああ!終わったぁ!」
英智君がそう言った。
私たちは何とか土台作り飾り付けを無事終えることができた。
そしてもう帰り道。
優一君の女装姿、楽しみね。
「ふふ。」
そう思いながら、上機嫌で私は帰宅路を歩いていった。
「う、うぅ…もうやめてよ…」
ドゴッ
そう彼は殴られる。
「男は気安く女を語らないでもらいたいですよ。」
そしてまた彼は、彼女に殴られる。
「…なにか嫌な予感がする…」
雨の夕暮れ、本を読んでいた俺、神田恭弥はそう呟いた。
不穏




