第27話 異世界部旅行⑧ -東京到着編-
東京総合旅行
①到着、②爆散、③2出会い、④23区、⑤jshづxへh…
「と…と…と…」
「「「TOKYOだぁあああああ!」」」
私たちはそう叫んだ。
日本国の首都、東京。
私たちの住んでいる県であり、多くの機能が集中している場所だ。
政治的な機能だけではなく、多くのカルチャー…すなわち文化も東京に集中しているのだ。
私たちは今日…旅行最終日を東京で過ごすのだ。
「TOKYOTOKYO!」
金生がそう言った。
「東京23区全制覇!」
それは難しいんじゃないかしら?
「さて、東京23区探索開始っす!」
唐突だなおい。
「それじゃ解散だな。」
優一君はそう言った。
「じゃ。」
私は渋谷に来ていた。
優一君とミーシャと一緒に。
「お、この菓子いいな。」
「美味しそうですぅ!」
それは嘔吐色の綿飴…まずそ…おぇええええ!
心の中でも気持ち悪いわね…
というかよくこんなの美味しそうと思えるわね…
「ん?」
「どうしたんですかぁ、優一さぁん?」
「あれ金生じゃね?」
「あ、本当ね…」
「てか…アイツ…女連れてる…しかも知らないやつ。」
なんと金生が知らない女を連れていた。
アイツ…前からクズだと思っていたが、ここまで人でなしの女たらしクズ野郎とは思ってもみなかったわね…
「もうアイツ警察に突き出そうぜ…」
「そうですねぇ。」
「そうね。」
私たちはそう言い、金木の肩を掴んで、力一杯力を入れた。
「イィいいい痛たたたたた!」
金生はそう言った。
「や、やめてください!ぼ、僕の金生さんなんです!」
「「「へ?」」」
女の発言に私たちは思わず「へ?」と言ってしまった。
僕の?
というか…僕ッ娘⁉︎
いやいや!
それよりもこの娘…金生のことを「僕の!」と言っていた…
…何やつ!
「お…俺…男となんて無理っすよ!」
…へぁ?
は?
今…へ…男?
どういう…
「どういうことだ?」
「実はコイツ…男の娘なんすよ。」
…は?
「ダァかぁら!コイツは男の娘なんすよ!ちゃんと娘もあるんすよ!」
そこは息子って言うだろ。
いや、そんなことよりもこの娘…男なの⁉︎
完全に女の子に見えるんだけど…
まさかこの子…新キャラか⁉︎
「まさかあなた…前回の予告でのセリフにあった新キャラ?」
私はそう尋ねた。
「えっと…正確には、第24話からの登場で、今回の第27話で本格的に登場したの…」
へ?
第24話から⁉︎
京都旅行の時じゃないか⁉︎
「その時に金生さんに ナンパされたんです。」
あの時ナンパしてたの…いや、金生ならあり得るが…
「その時に初めて僕の悩みについて考えてくれて…」
考えてくれて…?
「この人…カッコいい…あれ?なんだか胸が熱い…」
そう思って…
あぁ、なるほどね…
金生にしてはちゃんとしてるわね…でも…
「本当にいいのか?考え直すんだ。金生は女のことばかり考えている碌でもない人でなしの女たらしクズカスゴミ野郎なんだぞ。」
優一君がその子にそう言った。
「ゆ、優一さん!俺をそんなふうに思ってんすか⁉︎」
「あl、そうだが何か?」
「私も優一君と同感よ。」
「私もですぅ。」
私たちがそう言っていると…
「か、金生さんをそんなふうに言わないでください!」
その子がそう言った。
「それだけコイツのことがいいのか?」
「そうです。」
「コイツがどんなに碌でもない人でなしの女たらしクズカスゴミ野郎でもか?」
「そんなところを含めていいんです。」
というか、金生を良く思う人が初めて登場したな。
両親でさえ金生のことを嫌っていると排施君が言っていたが…
「アンタがそう言うなら俺らは何も言うまい。どうするかは自分次第だ。」
「ありがとうございます。」
「ところであなたってどんな名前なんですかぁ?」
そういえば名前を聞いてなかったわね。
「えっと…伊澄優梨です…」
伊澄…優梨…ね。
「いい名前ね。私は瀬戸玲奈。よろしくね。」
「俺は河上優一。よろしくな。」
「ミーシャ・オーラルドですぅ。」
「瀬戸さん、河上さん、ミーシャさん。よろしくお願いします!」
それが、私たちと伊澄優梨の出会いだった。
やっぱりこの小説はクセの強いキャラが出てくるわね。
私はそんなことを考えていた。
一方、私たちが伊澄優梨と話していたと同時に…
安沢の方でも…
「何なんだよお前!話せよ!」
安沢がそう言っていた。
「いやです!離しません!」
「おい…安沢に…」
「「女ができた?!」」
彼らはそう言った。
(いや、俺はこのことを予測していた。)
もちろん伊澄優梨のことも。
俺は神田恭弥。
何度も言うが俺は『エスパー』だ。
俺は今ある現場に遭遇している。
被害者と言っていいかわからんが、被害者は安沢だ。
このバカが何の被害に遭うって話だが、犯人はこの、岸愛莉というやつだ。
なぜコイツが安沢とくっ付いているのか。
その理由は…次回に続くぞ。
金生さん♡
by 伊澄




