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第2話 プロローグ

回想編です

2025年4月12日日本国東京都


私は瀬戸玲奈(せとれいな)

高校二年生だ。

私は今、幼馴染二人と登校している。

一人は、今絶賛片想い中の男、河上優一(かわかみゆういち)

もう一人は私や優一君と良く気が合う親友、相澤英智(あいざわひで)

この二人と今仲良く登校中だ。

だが、その時は突然やってきた。

某ハンバーガー店で食事を済ませた後、私たちは横断歩道を渡っていた。

私はふと廃墟ビルを見た。

そこに、ライフルを持った男がいた。

男はバァアン!とライフルを発砲した。

銃弾がトラックのタイヤに当たった。

そんな漫画みたいなことある⁉︎

あ、でもこれギャグ小説か。

そんな訳のわからないことを考えながら、私は二人を庇おうとした。

だが、優一君が英智君を庇ってしまい、私は英智君しか庇うことができなかった。

トラックが目の前に迫ってきている。

そんな中思考の中で一つ思った。


『死ぬ』


と…




目を覚ましたら、まっさらな平原にいた。

「は?」

私はそう呟き、起き上がった。

少し遠くに優一君がいたので、私は彼に駆け寄った。

「マジかよ…」

そう彼は呟いた。

「ひょっとして…これって…異世界召喚ってやつ⁉︎」

彼はそう言った。

私は周りの背景を見た。

そこはいかにも『異世界』だった。

「マジ…?」

「おおマジ。」

彼はそう断言した。

「とりあえず、近くに街があるから行くか?」

彼はそう言った。


「すげぇ…」

街はいかにも西洋風で、某巨人みたいな街並みだ。

「とりあえず…情報収集するか…となるとまず行くところは…」


『冒険者ギルド』


私と彼は同時に呟いた。

「お前…よくそれがわかるな。」

「だって優一君や英智君に付き合わされているんだもん。いやでも覚えてるのよ。まぁ、そのおかげで何すればいいかわかるんだけどね。」

本当にいま、英智君に感謝している。

そんなこんなで冒険者ギルドに着いた。

「お前ら、見ない顔だな。」

といかにもいかつい大柄な男に声をかけられた。

「えっと、さっきこの街に来たばかりなんですよ…」

「見ない服装だな…おまけに手に持っている板も奇妙だな。」

あ、制服にスマホ…

「お前らどこ出身だ?」

まずい…

そう思った時…

「日本って村出身です!」

優一君がそう言った。

「日本?聞いたことないな…」

「地図に載ってないような場所にあるので…」

「ふん、そうか。じゃあ、まずはここのルールを教えるぜ!」

よかった…見かけによらず親切だ…


男によると、ここは『シャーロック』と言う街らしい。

シャーロック・ホームズに因んでいるのかしら?

だとしたらこの街をつくったのは間違いなく日本人だ。

冒険者の他にも探偵がたくさんいるらしい。

そんなことはさておき、まずは冒険者登録をしろと言われた。

展開が遅いから早くやらなければ。

私と優一君は受付に来た。

そして、水晶を受付嬢が出した。

いかにも占いという感じね。

魔法属性というのがあるらしい。

種類は炎、水、雷、風、土、光、闇の7種類らしい。

私は水晶に手をかざした。

そしたら、赤、黄色、茶色、黒と光った。

「えっと、レイナさんの魔法属性は…」

一体なんだ…

「炎、雷、土、闇ですね。」

てっきり水や風だと思っていたのに…

次に優一君が手をかざした。

「えっと、ユウイチさんは…水、雷、風、光ですね。」

いやちょっと待てぇい!

普通逆じゃない⁉︎

作者何考えてるの⁉︎

…え?

ジェンダーレス?

まぁ…それなら仕方ないわね…

登録を済ませた後、私たちは早速クエストを受けることにした。

ちなみに装備などはさっきの親切な男からいただいた。

何から何まで親切だ。

あとでちゃんと借りは返そう。

そう思いながら、私たちはクエストへ向かった。


結果、粘液まみれだ。

クエストでキ◯ピオを化け物にしたような怪物に襲われた。

私たちはすぐに片付けることができた。

目標5体も達成したので帰ろうとした矢先だ。

後ろに巨大ミミズがいた。

私と優一君はそいつに丸呑みされた。

だが、優一君が起点を効かし、脱出することに成功した。

おかげで二人とも粘液まみれである。

「温泉行こう…」

優一君がそう言った。

「温泉って…ここ日本じゃないのよ…そんな都合よくある訳…」

ふと横を見たらそこに…

「「温泉だあああ!?」」

てかこの街日本人が作ったっぽいし、なにより、これギャグ小説だし…

私は体の隅々まで洗い、湯に浸かった。

温泉でこんなにリラックスできたのは初めてね。

案外いいかもね…


「あんなに苦労して1万…割とにあわねぇ…」

温泉の後、ギルドで報酬をもらった。

でも一万…

本当に割に合わないわね…

「まぁ、いいか。とりあえず…」

「そうね、とりあえず…」

私は彼と手を合わせ…

「打ち上げだあ!」

私たちはそう声を上げた。

その日は美味しいものを食べながら、ギルドのみんなと一緒に祝杯をした。


それから1週間後、優一君は突然…

「パーティメンバーを募集しよう。」

そう言った。

二人だけじゃクエストをこなせねぇ。

by 河上優一

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