コンビニ泥棒
【1.序章】
マネヒコは交通誘導員として生活のために毎日働いてます。週に6日勤務でかなり大変なお仕事です。交通誘導員とはその名の通り車を誘導するお仕事ですね。ある日、マネヒコは課長から呼び出されました。
課長「マネヒコ!会社としてお前には辞めてもらうことになった。雇用保険にはしっかり加入していたから会社を辞めても収入面では安心だ。いいな。」
マネヒコ「はい、わかりました。仕方がないですね。」
早速、マネヒコはハローワークへ行き雇用保険の手続きを済ませました。
マネヒコ「無職になってしまった。でも雇用保険があるから安心だ。」
マネヒコは早めに就職をしたいと考えていて、すぐに就職活動も開始しました。しかしいざ就職活動を開始しても過去の職歴が交通誘導員ではなかなか書類選考が通りません。マネヒコは書類を何通も送り面接の機会を待ちましたが、面接までは辿り着けませんでした。
雇用保険の収入は12万円程度でしたが、なんとかギリギリ食べていくことはできていました。
【2.3ヶ月が経過】
マネヒコは就職活動を頑張りましたが内定はもらえず、落胆しました。頼れる家族もいませんでした。
そして雇用保険を受給開始してから3ヶ月が経過し、雇用保険の期限も超えてしまいました。もうこれ以上は金銭的な支給はされません。
決して無駄遣いをしているわけではありませんがマネヒコの貯金もみるみる減っていき、もう少しでなくなりそうです。
そしてアパートの家賃の支払日がやってきました。当然、マネヒコには支払うことはできません。
大家「マネヒコさん、家賃が引き落としされませんでした。支払ってもらえませんか?」
マネヒコ「すみません。お金がなくて。もう少し待っていただけませんか?」
大家「すぐに支払ってもらえなければ退去していただきます。」
マネヒコ「そんなぁ。」
マネヒコは退去時に自宅にあった家具・家電を売ってお金に換えようと企みました。実際に売れはしましたが合計で1万円にしかなりませんでした。
【3.ネットカフェで寝泊まり】
アパートを追い出され、住所をなくしてしまったため、就職活動もできなくなりました。残りのお金でネットカフェで寝泊まりをする日々がしばらく続きました。食べるものやシャワーには困りませんでした。
1ヶ月後。
マネヒコ「やばい、そろそろなんとかしないとお金がなくなってしまう。どうしよう。」
マネヒコには無職になった時の対策方法などの知識がまったくありませんでした。だからマネヒコは仕方なくネットカフェに寝泊まりをすることしか頭に思い浮かばなかったんですね。
無知とは恐ろしいです。
生活保護の相談に行くとか方法ならいくらでもあったはずです。
【4.コンビニ泥棒】
マネヒコのお金は底を尽きました。もうお金はありません。ネットカフェも出ていかなければいけなくなりました。そしてお金がないため食料に困りました。
ネットカフェを出て3日、何も食べていません。かろうじてお水だけは飲めました。
マネヒコ「もう限界だ。コンビニで少しパンをいただいてこよう。少しくらいならバレないだろう。」
サッサ。
マネヒコはパンを1個盗んでしまいました。なんとかバレなかったようです。マネヒコは盗んだパンをがむしゃらに食べました。久しぶりの食事はとても美味しかったです。
その後、マネヒコはコンビニでパンやおにぎりなどの食料品を盗みまくったのです。
そしてついに・・・
警察官「お前か!この手に持っているものはなんだ?」
マネヒコ「買ったパンです。」
警察官「嘘つくなよ。買っていなかったじゃないか。お前だったのか万引きを繰り返していたのは。署でお話を聞こう」
マネヒコは警察官に逮捕され連れていかれました。
【5.事情聴取】
警察官「どうしてやったんだ?」
マネヒコ「仕事がダメになりまして。」
警察官「仕事とはなんだ?」
マネヒコ「交通誘導員をしていたのですが解雇されまして、そしてお金がなくなりアパートも追い出されまして。」
警察官「なるほど、家賃が払えなかったと。」
マネヒコ「そして食べるものがなくて、ついコンビニで万引きを。」
警察官「なるほど、お金がなく。でも万引きをして良い理由にはならないな。」
マネヒコ「はい。」
警察官「生活保護でも申請してみたらどうだ?市役所に行けば教えてくれるよ。」
マネヒコ「生活保護ですか?市役所に行って相談してみます。」
警察官「今回逮捕ということにはなったけど、すぐに普通の生活に戻れるだろうから、もう万引きはするんじゃないぞ。」
マネヒコ「はい、すみませんでした。」
早速マネヒコは生活保護の申請のため、市役所に足を運びました。無事に生活保護の申請は承認され、アパートでの生活もできるようになったようです。お金がどうしても足りない場合は、市役所に相談に行くようにすると良いでしょう。一人で抱え込まないことです。