後輩巨乳美少女エルフ
こちらのエルフは、生まれつき耳が長いのと短いので別れてます。
それを踏まえた上でお読みください
ちなみに二人はゲーム部の部員です(二人だけ)
はーい授業も終わってもう日が暮れてきて夕方ですね。ということで、次行ってみよっか次!
エントリーナンバーTHREE!
入学当初から面倒見てきてやった後輩巨乳美少女森賢者。金髪に薄い紫のかかったロングヘアーに、まるで宝石でも埋め込まれているかのような美しい碧眼の瞳。男どもでは注目の熱い豊満な胸は、くびれた腰廻りと相まって一層その大きさを強調する。
そして何より目立つのが、10センチ以上はありそうなその長い耳。エルフは全員が必ず美少女、もしくはイケメンで産まれてくる。生まれたあとも、どういう訳かその美しさは無くなることはなく、増すばかりである。
なので、エルフは昔から耳の長い者こそ美しいと言われてきた。
そして、彼女の耳は比較的長い方で、他の種族はもちろん。同族からも愛されて生きてきた。まぁ言わばアイドルですね、はい。
彼女の名前はディー=トゥイリン。
この高校のアイドルですね。
そんな彼女を寝とったのは、ディーと同じく耳が長く、イケメンで、同族からも他種族からもモッテモテのクソイケメンアイドルで、中身は女を取っかえ引っ変えするクソ野郎!
アグダディア=アグノーツ。
毎度イケメンならおなじみ、愛人からセフレまでいます。しかもこのクソイケメンは愛人が六人近くいるらしく、おそらくその中にディーも含まれてます。なぜかと言うと、まぁお馴染みのビデオレターっすね。内容も酷いもんですよ。何せ俺はアグダディアに比べたら豚同然の豚野郎って罵倒しながら、ド低脳で、俺みたいな悪臭がする奴より、断然かっこよくて素敵なアグダディアの方が好きだと、て言うか比べるのも可哀想な程だと。そんな感じのビデオレターです。
ちなみにどうやって襲ったかと言うと、飲み物に睡眠薬を盛って、そのまま眠ったディーをレイプ。お馴染みのスマホで写真撮って脅して、そんなかんじだよ。このくそボケが!!なんでわざわざ女襲うんだよ!女ならもう居るだろ!何が飽きただよ!何がそこにいたのがお前だったからだよ!しかもディーもビデオレターの方ではノリノリだったし!クソ!
最近何言っても言い返してこないし、あげく無視する始末だし、まぁでも誕生日にあげたピアスを付けてくれてたのは嬉しかったなぁ。
まぁビデオレターではイケメン彼氏から貰ったピアスを嬉しそうにつけてたけどね!
確かに最初は可哀想だろうよ。自分の処女が知らぬ間に奪われて、しかも自分が犯された写真を急に見せられて、今度は起きてる最中に犯されるんだもの。かわいそすぎるでしょ。
でも最後には
『好き好き♥♥アグダディアの心の色先輩のより好き♥』
あれは本気で泣いた。親友が本気で心配してくれてマジで惚れた。
森賢者は稀に、心の色を見る事が出来るやつがいて、それぞれの色が違うらしい。赤や青、黄色や緑、様々な色がある。
ディーは心の色を見える森賢者の一人だったらしく、ディーは俺の心の色を教えてくれた。
『先輩は紅色です』
『それっていいの?』
『いいえ、黒以外は全ていい色ですよ』
『へぇ』
『私は先輩の紅色好きだなー。なんか見てて心が満たされて、とっても幸せになれます』
で、その心の色はあのイケメンドグズ野郎に負けたと。
あの時の敗北感はハンパねぇわ。短小って言われなかった分、心の色のことにめちゃくちゃ言われて、短小と言われた時より辛かった。途中から泣いてたせいで内容が全然分からなかった。
親友が俺の事抱きしめてくれなかったらどうなってたんだろ、俺。
と、そんなこと言ってたら、後輩とよく将棋やチェスをする部屋に着いちまった。今日はいんのかな?メールで『いつもの部屋で待ってます』てメールであったけど
最近じゃぁ1人寂しく読書ばっかだからなぁ。ちなみに俺はよく暇つぶし程度でよくディーとゲームしたり宿題をやってます。
「あ、先輩!来るの遅いんで先に帰っちゃったのかと思いましたよ!」
「なぁ」
「な、なんですか?急に低い声出して···············」
いつもなら上機嫌で返事すんだけどなぁ。やっぱり低い声になっちまったか。
初めてあった時はこいつ結構大人しかったなぁ。目つきの悪い俺に警戒して、なんか震えてて、でも俺はそんなの無視して1人で読書しながら将棋を始めたっけ?
そんな俺を不思議そーに見つめてきて、そんなのを二日、三日と続けてるうちに話しかけてきて、いろいろ話も弾んで、お互いを知り合って、いろいろ教えて教えられ、いつの間にかまた『好き』が増えて、バカみてぇだな。
こいつの目にはもう俺が写ってねぇってのに、惨めったらしく、ディーが耳につけてるピアスを見ると、俺のあげたピアスをまだ使ってくれてんだなぁって喜んじまう。本当に負け犬の考えることって惨めだよな。
『あんな安物のピアスよりぃ♥アグダディアのくれたピアスの方が好きぃ♥♥あんな安物でセンスの欠けらも無いピアスよりこっちの方が好きぃ♥今までつけてたのだって気を使ってあげてただけなんですぅ♥』
あれを思い出すだけで、胸が痛むよ。まさか俺に気を使うために嫌々つけてただなんてなぁ。それ、俺のバイト代半年分なんだぜ?エルフに人気のピアスだって聞いて値段を見て見りゃァめちゃくちゃ高くてさ、バカみてぇになれない接客業して、馬鹿みたいに先輩に怒られて、それでもお前が笑ってくれてると思って、喜んでくれると思って····················未練がましいな。
「そのピアス、貸してくんね?」
「?いいですよ」
そう言ってディーは耳からピアスを外して俺に渡す。
「これ、先輩が誕生日にって私にくれましたっけ。あの時とても嬉しかったですよ。あの、最近無視してごめんなさい。ちょっといろいろありまして··········ほ、本当に悪いと思ってますよ?なんならお詫びに「バキッ」····················ぇ?」
俺はディーの言ってることが上手く耳に入ってこなかった。まぁそんなのどうだっていい。こんなものがあるから俺はまだこいつのことを好きなんだ。未練がましくこいつへの好意が忘れられねぇんだ。
ディーは俺の潰したピアスを見て、一瞬固まったが、すぐに俺の手からピアスを奪い取る。
「何やってるんですか!?」
「なぁ、俺の心の色、何色に見える」
「急になんですか!?そんなことより無視されたのがそんなに「いいから見て答えろ!!」ひっ···············」
ディーは小さく悲鳴をあげ、震えながら目に力を込め、俺を見つめる。そうすること約二十秒、彼女の血の気がサァっと引いた。顔は青白くなり、体からは汗が溢れている。
ディーは小さな声で、「なんで」「どうして」とつぶきながら、次第に声は大きくなり
「···············なんで、先輩の心の色が黒いんですか!?」
エルフにとって黒い色の魂はケガレ、忌みものとして昔からエルフの掟により、絶対に関わってはいけないと言う掟があり、その者との関係を完全に断たなければならないと言う掟だ。
「嘘です。こんなの何かの間違いに···············」
「良かったな。これで本当にお前が一番好きな心の色はアグダディアだな。俺もこれで踏ん切りがつくよ」
「なに、言って···············」
ディーはまだ状況が掴めていないのか、「嘘だ、嘘だ」と呟いていた。まだ少しピアスを壊したのを後悔してる。
誕生日の日、俺が渡したピアスをディーは、誰から貰ったどんなプレゼントよりも嬉しいと、言ってくれた。そしてその日から、毎日ピアスを付けてくれて、俺もとても嬉しかったよ。あのクソ野郎の前ではあいつから貰ったピアスを嬉しそうに撫でながら付けてるのを見て、嫉妬で狂っちまったがな。
「代わりのピアスならいくらでもあるだろ?それにあのクソアグダディアから貰ったピアスの方がお前嬉しそうだったぜ?」
「ちが、なんで··········」
とうとうディーは泣いてしまっている。泣くなって、そんな顔すんなよ。お前の一番はアグダディアなんだろ?俺に何言われても、アグダディアにでも慰めてもらえるだろ?頼むから泣かないでくれよ。
自分で自分を殺したくなる。
「これでお前がここに来る理由も無くなったし、お前の大好きなアグダディアと一緒にいられるな。どうだ?嬉しいだろ?嬉しくて涙が止まらねぇか?」
「ち、がう··········」
「何が違うか知らねぇけど、俺とお前はこれで生涯一生関わることが出来ねぇな」
そう言うと、彼女はその場にへたりこんでしまった。
彼女はこちらに手を伸ばすが、そんなものは知ったことかと、俺は潰したディーのピアスをそこら辺に投げ捨てて、部屋を出た。
結局なぜ俺を呼んだのはわからなかったが、これ以上ディーのあんな姿を見てたら、腹の中の黒い物が抑えられなくなりそうだった。
「ごめん」
俺は知らぬ間に、そんな言葉を零していた。
§
気づけば俺は高校を出て、どこかもしれない建物の影に腰を落としていた。
空はもう暗い。夜の影には、馬鹿な喧嘩好きがよく集まる。
「なぁにいちゃん、俺たち今金がなくてよォ金貸してくれよ」
そこには髪を金髪に染めた鬼族や獸賢族達が群れていた。
そんな奴らを前に、俺はひたすら笑っていた。
「クヒ、クヒヒヒ」
『心の色が黒い人って何考えてるんですかね』
『正直何されるか分かりませんし、関わりたくもありません』
『あ、でも私、先輩が心の色が黒くても一緒にいてあげますよ。まぁ掟で関わっちゃいけないらしいですけど、バレなきゃ犯罪じゃないんですよ』
『だから、先輩も私の事嫌いにならないで下さいよ?先輩と話すの結構好きなんです。私』
『こちらでは約束する時、指切りというものをするらしいですね。確か小指を斬るとか···············え?違う?』
『ユービキリーゲーンマ··········なんか恥ずかしいですね』
『約束、ですからね』
あの時の彼女は本当に嬉しそうで、楽しそうで、幸せそうで、そんな彼女が俺は好きで、無邪気な彼女はとても美しかった。
それを、俺があんなふうにした。あんなに泣かせた。
彼女のあの泣いている顔を思い出すだけで、黒い物が増えてゆく。おかしくなりそうだ。苦しい。痛い。悲しい。狂ってしまいたい。
死んでしまいたい。
「おい!聞いてんのか!?」
「うるせぇよ」
「あ?今なんて───────ひっ」
「うるせぇっつってんだろ、なぁ?」
それだけ言うと、群れていたヤツらは、一人残らずどこかに行ってしまった。
早く帰って飯を作らなきゃ。誰も待っていないあの家に。
そう思いながら、俺は歩き始めた。
クリスティーナ=フォードフィリアド
■身長:142cm
■得意なこと:無音暗殺、拷問、解体(人型も可)
■状態:パニック障害、不安障害
■必ずやること:大和の弁当を作る
■好き:大和、トビズムカデの標本
■嫌い:クスリ、注射、病院、ニンニク
■見た目、紹介:小柄な体で、身長よりも胸と尻の方が成長してきたことを少し気にしてる。
髪の毛がいつもなぜかフワフワになってしまう。大和の前だとあまり素直になれない。
なれない料理を作りながら気を引こうとする。
いつか大和の血を吸いたかった。初めて血を吸うのは大和だと決めていた。
吸血鬼にとって相手の血を吸うことは、求婚を意味する。しかし、その初めてはあのゴミ野郎だった。媚薬を大量に飲まされ、気持ちを昂せ、彼女自身も自分や行動や言動が理解出来ずままに性交に及び、結果その時の映像をあのゴミ野郎が勝手に大和に送った。
彼女は大和を責めたことを心の底から恐怖し、絶望し、後悔した。
大和に押し倒された時、興奮した自分が心の底から最低だと思った。あの程度で股を開く尻軽だと思われたと泣きたくなった。
彼女は知らない。きっと自分がもう一押し勇気を出せば、自分が一番になれたということに。もっと素直になっていれば、もっと違う未来があったはずなのに、それを大和に言われて初めて理解した。
あぁ、もう時間は戻らない。もう思いは届かない。自分を恨み、悔やんだ。
彼女にとって、彼の血はとても美味なものだろう。何せ吸血鬼にとって、相手を好きになるほど、そのちは格別にうまい
それは本当に、死んでしまえるほどの。
それを程大和を彼女は愛していたのだろう。
どうも荒北龍でーす。さぁさぁ次で最後の寝取られヒロインですね!次は妹ですね。これからも続きを書くので見てください
読んでいただきまして、まことにありがとうございます。
楽しんでいただけましたらとても嬉しいです。
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誤字脱字など、他にも何か気になる点があれば、できる限りでお答えします。
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