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ネコミミ獣人美少女幼馴染




ふ、いい夕日だぜ。こんな夕日を見ると、俺はついつい言ってしまうことがある。


「イケメン寝取りキャラは全員死に晒せよぼげぇぇええぇぇええええ!!!!!!」


俺がなぜ近所迷惑考えることなく、そして小さい子供やその母親たちからドン引きされながらも大声を上げて泣きながら叫んでいるか、そんなのは簡単な事だ。

ヒロイン全員イケメン寝取りキャラにNTRた男です。

はいはい、題名通りですよ。ただひとつ違うのはなぜか恋愛物語とあります。つまりこれの作者は俺に首吊って来世でまた恋愛やり直せってか?それだったら喜んで首吊ってやるよクソッタレ!!

最近幼馴染やら妹やらツンデレお嬢様キャラとかウザイ後輩と言った俺に関わりの深い女子が妙におかしいのは知ってたよ?

幼馴染は昔は帰り一緒に誘えば「じゃあ帰りモス奢ってね♡」ってノリが良かったのに、今じゃ誘っても「ご、ごめんね。これからちょっと用事があって···············」とか言って断る。

家に帰ればいつも玄関で「お兄ちゃんおかえりー♡」と言って出迎えてくれる妹が、今じゃ帰りが遅いし。

帰ってきてどこいってたのか聞いても「お兄ちゃんには関係ない」て言って頑なに教えてくれない。

ツンデレお嬢様はよく俺に話しかけて「あんたが1人で可哀想だから一緒にご飯食べてあげないこともないわよ!」とか言ってたのに、今では俺から誘っても「ご、ごめんね。今から行くところがあるから」とか言って断られる始末。

よく喧嘩してた後輩キャラ、「断然たけのこニョッキッキの里の方が美味いに決まってんだろ!!」「はぁ?先輩馬鹿ですかぁ?断然ギンギンキノコの山の方が美味しに決まってるじゃないですか。そんなんだから童貞なんですよォ?」「ど、童貞ちゃうわ!」とか言って喧嘩してたのに、今では俺から話しかけて「すみません、先輩····················」とか言ってめっちゃ無視られる始末


その理由くらいとっくの昔から知ってんだ。何せ俺の親友(エロ本同好会)に頼んで調べてもらってあるからな。


そして突きつけられた真実もまたさぁ、正直メンタルブレイク×4されてさぁ、というかもう泣きに泣いて親友がめっちゃ俺の背中さすってくれたおかげで助かったけどさぁ、はっきり言うけど俺はNTRの性癖ないからね?見てても気持ち悪いだけだから。

て言うか親友(♂)優しっ!まじ惚れるわァ。

というわけで、俺は新しい恋も始まりましたし、幼馴染やツンデレお嬢様と後輩とは縁を切って、妹は兄離れさせてあげなきゃね!





§




エントリーナンバーONE!

幼稚園の頃から一緒だった白い雪が絵になる銀髪美少女!!白い肌で細くてしなやかな手足に胸は控えめなあの娘!

深夜(しんや) ましろ

高校ではミスコンで一位をとった超絶美少女で、守護霊獣(ガーディアン)(猫)の誰にでも優しいあの彼女を寝取ったのは


不良でイケメンチャラ男!女の子を道具のように扱うクソヤリチン野郎!

新村(しんむら) 武尊(たける)!愛人いるし、セフレもいるし、彼女も居るのに、それでも足りないらしく、ましろに手を出したらしい。まぁそいつに「お前の好きなあいつ、どうなってもいいのかよ」と言って俺を人質に脅されたらしい。

先に言っとっけど俺空手の黒帯よ?負けるわけねぇじゃん。馬鹿にしてんのか?

そんチャラ男全身骨折させてコンクリに埋めて海に沈めたらァ。

などと言いたい気持ちもあるが、空手の黒帯だったのは内緒にしてたし、あの頃はあまり殴られたりしても無視してたから、ましろは何も悪くない。ましろは俺を助けるために体を張ってくれたのだ。


そして一生に1度しかない処女を捧げたのだ。


無論、そのおかげでチャラ男やその取り巻きに絡まれることはなくなった。彼女のおかげだ。感謝してもしきれないくらいだ。



だがな、ましろ


俺を短小呼ばわりした挙句馬鹿にしてん寝取られご主人様専用のメス猫恋人宣言ビデオレター送るってんならこっちも考えがあるぞ?


いやまじでビビったわ。ポストに入ってるディスクが何か分からなくて親友と一緒に遊び半分で見たらそんな卑猥な映像流れてるんですもん。友達なんて「あれ?お前って確か20cm以上でめちゃくちゃぶっといめちゃくちゃえぐいやつ···············まさか切断した?」「するかぁ!」などと言っていた。人のを見もしないのに短小呼ばわりしちゃだめだぞ、ましろ。

ということで放課後に何故かオドオドしながら俺のそばに近寄ってくる美少女幼馴染の他の男で汚れまくったましろちゃん!俺に何か用でもあるのかなぁ?


「ねね♡、大和くん。あのね、今日は一緒に帰れるからさ、それと話したいこともあって」

「ごめんましろ、もう二度と俺に話しかけないでくれ」

「···································え」


俺はものすごく驚いてるましろをそのまま放置して教室から出ようとするが、ましろが俺の右手を掴んで俺を引き止める。


「····················なに」


俺は初めてましろにこんなに冷たくて低い声を出した気がした。

それはもう本当に自分でもびっくりするほど驚いた。だってもう何年もの付き合いのましろに、一度だってこんな声を出したことは無かった。ましろ自身も体がビクッとはねて少しばかり怖がっている。いやものすごく怖がっている。


「あ、あの、モス奢るからさ!大事な話もあってね、お願い、今日だけでいいから「あのさぁ」


本当に呆れた。ましろ、お前その自信はどこから来るんだ?


「俺はお前に何回()()()()()()って誘った?」

「···············っ」

「その度にお前は『ごめん』『ちょっと用事があるから』『本当にごめんね』って言って断ってたよなぁ?」

「そ、それは!」

「ヤリチン彼氏とホテルに行くのがそんなに大事か?」

「·························なん、で」


それを言うと、彼女の顔が青冷めた。顔なんてもっと酷い。まるで生きる希望を無くし、絶望のドン底に叩き落とされたような顔だった。そして彼女は震えていた。

なぜ震えるのか俺には分からなかった。だって誰かと付き合うのは人の勝手で、どれだけクソ野郎で、社会の底辺みたいなやつで、顔みたら間髪入れず俺は殺しにかかりそうなやつだけど、それでもましろが選んだ彼氏だ、文句は言わないよ。


「安心しろよ、お前と彼氏のラブラブな生活に俺がいたら邪魔だろ?だから俺は絶対にお前にかかわらない。お前もなんの負い目を感じることなく彼氏とホテルでイチャイチャできるんだ。嬉しいだろう?」

「そ·····んな、わけ」

「人を散々短小呼ばわりしてあのクソ野郎と恋人宣言しといて言い訳かよ」

「····················」


彼女はとうとう沈黙してしまった。それでも手は離さなかった。昔から泣き虫で、すぐ泣いていたましろの手を引いてやったっけ?今じゃ···············


「おい、いい加減離せよ。あんな女抱きまくってるクソ野郎と嬉しそうに恋人繋ぎした手で俺に触んな」


そうして俺は彼女の手を無理やり振り払った。


「あ」


そしてその時の彼女の顔は···············知らねぇよ。ましろの顔なんぞみてぇわけねぇだろ。

これ以上ましろの顔見てたら、本気で俺が泣く。というかもう今も俺泣きそうだもん。少し泣いてる。

だって、初めて俺からましろの手を振り払ったんだもの。

昔から絶対に離さなかったあの手を、俺自ら、振り払ったんだ。

その意味がましろも分からないわけが無い。


「じゃぁな、彼氏と宜しくやってろ!このクソビッチ!」

「···············」


そう言って俺は走った!兎も角走った。振り向くことなく、最後に彼女がどんな顔してたかなんて知ったことか。そう思いながら俺は高校を出た。


「あと3人、やべぇ、マジで心が持ちそうにねぇわ」


そんなことを口にして、俺は家に向かった。



なんでだろ。スッキリしたはずなのに、腹の中にドス黒い何かだけが残った。胸が痛い。気持ち悪い。苦しい。でもスッキリした。そうだ、スッキリしたんだ。

昔から泣き虫で、いつもいつも俺の後ろばっか着いてきて、何かと俺に絡んできて、一緒に家に帰るのが俺の楽しみの1つで···············何言ってんだ俺。楽しみなんてほかにもいっぱいあるじゃねぇか!楽しみが一つ減ったくらいでなに言って··········無くしたのは1つじゃないの忘れてたわ、ははっ


目元が熱い。視界が滲む。なぜか顔が濡れてる


今日は天気予報雨だったけ?


乾 大和


■身長:163cm

■得意なこと:料理、戦闘

■状態:人間不信

■必ずやること:イケメンの顔をぶっ壊す

■好き:イケメンの顔面を殴る

■嫌い:イケメン

■見た目:目つき悪い、顔はそこそこいい、ただし目付きが悪いので自然に顔も怖くなる。

髪は少し長めで、普段から黒い服ばかり来ている。目つきが悪いと自覚があるので普段から帽子をかぶっているが逆効果。

幼馴染達が他の男に抱かれていると知ったのはごく最近。

全員と縁を切ったら自分の身内に手を出したクソどもを血祭りにあげる。





読んでいただきましてありがとうございます。


楽しんでいただけましたら幸いです。


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