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第23話 共闘のお誘い

※予約が9時になってました(^^;0時更新を楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ございませんでしたm(__)m

 初任務の次の日。今日も日曜と云う事で学校が休みの光輝は、装備の修繕が完了するのを、アジトで与えられた自室で待っていた。因みに、約100人程のメンバーがこのアジトに住んでおり、その他に光輝の様に部屋だけ借りているメンバーもいるのだ。



「…暇だ。シドの爺さんの話だと、修復は昼過ぎまでかかるって言ってたし…」


 光輝は部屋のベットに横になりながらも、拳を硬化しては戻し、また硬化しては戻しを繰り返し、桐生に言われた通りロンズデーライトの発動を続けていた。



 部屋がノックされる。


(誰だ?黒夢で俺が知ってる人は限られてるから…)


「ラインだ。入るYo」


 桐生からは、例え黒夢のメンバーでもリバイブ・ハンターの能力は隠しておけと言われているので、反射的にロンズデーライトを解除した。


(ボスと同じ能力を持ってるのはおかしいもんな…)



「ラインさん、どうしたんですか?」


 因みに、装備が修理中なので、現在光輝はとマフラーで鼻まで隠し、サングラスを掛けている。


「ああ、これから君は黒夢のメンバーとして活動する事になる訳だけども、その際に、他のメンバーと行動を共にする機会も出てくるからね。だから、任務関連全体を管理する事務局の僕に君のギフト能力を教えておいて欲しいんだ。秘蔵にしたいのなら別に良いけど、それだと誰も協力してくれないだろうYo」


「良いですよ。えっと…俺はギフトの3つ持ちでして…。加速系スピード・スター、斬撃系インビジブル・スラッシュ、“変化系()()()()()()()()()()()”です。」


 光輝の言葉を聞き、ラインは驚きで暫く口をアングリ開けたまま呆然としていた。因みに、ポイント・ハードニングはギフトランクBの中々有能な能力でロンズデーライトの下位互換能力。流石に桐生と同じ能力だと怪しまれるだろうと考え、念の為に能力を偽ったのだ。



「…み、3つ持ち…?…マイガッ!?なんて事だ!そんなの、歴史上でも5人もいなかったハズ…。……なるほどね。ボスが贔屓にする訳だYo」


 光輝としては、ボスとは一度だけ任務を共にしただけのつもりなのだが、他者からすればそれすらも贔屓に映るのだろうか?


「基本的にボスは単独行動を好むからね。誰かの任務に同行するなんて滅多に無いんだ。その上、君の装備はボス自身がアイデアを出して作成させたらしいじゃないか。こんな事は過去に一度も無かったからNe」


「そうなんですか?なるほどね~」


「…君、事の重大さを認識してないみたいだね?仮に、この事が他のメンバーにバレたら、場合によっては君を殺しに来るメンバーもいる程、熱狂的なボス信者がいるから。一緒に任務を行った事は絶対に秘密にしときなYo?」


 ボスが任務に同行してくれただけで殺されるって…やっぱフィルズって恐い奴がいるんだなーと気を引き閉める。



「さて、話を戻そう。しかし凄いね。熟練度を上げる必要はあるけど、2つがギフトランクA以上、もうひとつもBの能力保持者とは…。君、明日から共闘の誘いがバシバシ来るだろうから覚悟しといた方が良いYo?」


「共闘の誘い?どうやって?」


「はい、これ」


 渡されたのはスマートフォンの様な携帯端末。


「これは黒夢専用の端末ね。ここには全メンバーの基本的なプロフィールを閲覧出来る機能があるし、現在出されてる任務やその任務の申請、組織からの定時・臨時連絡、共闘の誘いもこの端末にメールが来るだろうから、基本的に常時携帯しといて」


「へ~、便利なんですね。でも、仮に落としたらどうなります?」


「端末のディスプレイ自体は本人の眼球か指紋を読み込まないと開かないけど、本人以外の人間が開こうとすると、その後本人が解除しない限り10分後には起爆する様になってる。

 因みに、紛失したら再配布の際に300万円頂くから気を付けてね」


 これ以上の借金は御免被りたい光輝は、絶対に端末を紛失しないと心に誓った。



「…じゃあ、登録するね」


 そう言ってラインは部屋を出て行った。



(変化系ポイント・ハードニングねぇ。確かに、そうだと言えばボスの能力と似た様な事が出来るし、良いカモフラージュだよな)


 ロンズデーライトをポイント・ハードニングに偽るのも、桐生の案だ。桐生の能力は一部のメンバーに知られているからの措置だった。




 ―30分後。



 再びロンズデーライトの発動を繰り返してると、突然端末が鳴った。組織からの連絡かと思い端末を開くと、メールが届いていた。


(いきなりかよ?)


『―from:ヨガー


 よう新入り!俺はヨガー。よろしくな!

 早速だけど共闘のお誘いだ!その気があるなら2時間後、ロビーに来てくれ!


 俺の目印は赤いベストを着てるぜ!』



(……行くかよ)


 流石に全く知らない人と、いきなり任務に赴くのは嫌だった。



 すると、再び端末が鳴った。


(またかよ!?今度は誰だ!)


『―from:ミスト


 はじめましてだな。俺の名はミスト。以後宜しく頼む。

 不躾で悪いんだが、共闘の御願いだ。もし、引き受けてくれるなら2時間後にロビーに来てくれると助かる。


 俺はいつも青いベストを着てるから目印にしてくれ』



(いや、行かないって)


 すると、またまた端末が鳴った。


(また!?)


『―from:ティザー


 こんにちは、新入り君!私はティザーって言います。よろしくね!

 いきなりでなんなんだけど、共闘してもらえないかな?もし、私を助けてくれるなら…ウフフッ♪、2時間後にロビーで待ってるね!


 私、スリーサイズが上から86・57・86だから、来てくれたらきっと分かると思うわ!』



(………どうせ暇だし、仕方ないから行ってやるか)


 光輝も正常な男の子だった…。

※活動報告でブライトver.2のイラストを公開しています。大分上達しました。ver.1消そうかな…(^^;


宜しければイメージがてら見てみて下さい。イメージが壊れるから余計な事すんな!と云う方は絶対に見ないで下さい。因みにイラストは黒いガッチャマンと闇の翼さんを足して2で割った感じです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 女の誘いに乗るのは当たり前だよなぁ?
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