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プロローグ
思えば、人は出会いから始まる。
例えば、生命が生まれる瞬間。
子供が母親の体から生まれた瞬間。
誰に出会ってどうするかは僕ら次第。
――――こんなボーイミーツガールもあっていいじゃないか。
プロローグ
「うちゅうじんってみんな、わたしに、いうの」
まだ片言でしか日本語を話せない、少女がこぼした弱音を少年は静かに聞いている。
「このめがあおくてきもちわるいって」
苦しくて、切なくて、世界で自分が一人ぼっちのような気がしていた少女にとって、初めて相手に心を許した言葉。
「うちゅうじんじゃないかって」
そして、少年はポツリと言った。
「ぼく、宇宙人だよ」