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掌編小説集9 (401話~450話)

誰かいますか?

作者: 蹴沢缶九郎

宇宙の長き旅の果てに、とある惑星に辿り着いた一機の無人探査ロケットが、惑星の探査に入った。

まず、探査ロケットは惑星を様々な軌道を描いて周回し、惑星の簡単なデータを収集した。次にロケットは惑星に向かい、高性能スピーカーを用いて、「誰かいますか?」という意味を、数千を(ゆう)に越える言語に訳して呼び掛け、その他、やはり、「誰かいますか?」という意味を光や電波に変換して発信した。

しかし、それに応える者は誰もなく、結果が遥か遠くの地球に送られた。


その結果を知った一人の学者が、深いため息を吐き、無念の表情で言った。


「なんという事だ。最後の望みであった惑星も駄目だったか…。これで、広大な宇宙に生命体が存在する惑星が地球だけという事が証明されてしまった」

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― 新着の感想 ―
[一言] 私はここにいる!
[一言] なにせ、地球は磁気嵐にも守られてる”奇跡の星”ですものね。
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