空夢じゃなく
汚い野良猫を
本当に汚いとだけ
言い始めたら
僕は言葉を綴る意味を
無くすだろう
美しいモノを
本当に美しいとだけ
言い始めたら
僕は話を
しなくなるだろう
感じる位置を
オリジナルに
置けなくなったら
僕の中で僕の1人が
要らなくなる
自滅はしたくない
心の地面の揺れ
いつも以上に
濁流の河の流れ
そんなモノ
欲しくない
無理矢理に
渡されるモノが
あったとしても
本当は欲しくない
誰にも
傷つけて欲しくない
この形
個の形
寸陰の閃き
捕まえられなかった
オリジナル
また頭のどこかの
ゴミ集積所に運ばれて行く
もしかしたら・・
もしかしたら・・
いや 止めよう
無限に考えつくと
思えなければ
何かを作る事はできない
たとえ
見つけれるモノに
限りがあったとしても
ここはこうなる
これはこれ
積み上げた空夢が
いくつも
いくつも
空頼みになる
鈍痛が続いて頓珍漢
野末で野晒し
不要の振り子
摩耗した自分
道形に進む
密計して密度を高める
密雲不雨にはしない
失敗例を積み上げる
僕のオリジナル
本当の閃きを
捕まえる為に