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第83話 久々の登場ですぜ

今回は準備回

 プリズムリバー3姉妹を倒した、霊夢、魔利沙、咲夜とアメリカ軍特殊部隊、デルタフォースとレンジャーは無事に冥界へと入っていったのだった

 

冥界

 

 冥界は薄暗く肌寒かったのだ、ヘリで上空を飛んでいるので下を見ると地上は日本の平屋の廃墟がたくさんあったのだが、その廃墟の周りにヴァイキング、騎士、サムライが争っていた

 

魔利沙「冥界ってこんな賑やかだったのか?」

 

 そして、何よりも目に付くのは異質で巨大な灰色の物体がたくさんあった、その上をはためいているのは白と青と赤の国旗だった

 

サンドマン「おい、あれはロシア軍だ、なんでこんな所にいるんだよ」

 

 サンドマンは灰色の物体=軍艦の国旗を見て大声で叫んでいた、この声を聞いた隊員達も軍艦の国旗を見て、みんな同じ気持ちになっていた

 

アレン「おい、あのデカい桜の木の下は平坦で着陸しやすそうだぞ」

 

グリンチ「へぇー、あれが桜って言うのか」

 

 霊夢達とアメリカ軍のヘリの編隊は西行妖に向かった、すると、スコープで桜の木の下を偵察していたグリンチが何か見つけたような顔をした

 

グリンチ「桜の木の下でロシア兵と刀持った少女が交戦中だ、それもロシア兵が押されているぞ」

 

 サンドマンは霊夢を手招きで呼んだ、霊夢は不思議そうな顔をしたが、すんなりと従い近づいてきた

 

霊夢「何かしら?」

 

サンドマン「先に行って刀の少女を攻撃してください」

 

 霊夢はその頼みを聞き、少し疑問のような顔をしたが、コクンと頷き桜の木の下へと向かった

 

ドカーンドカーン

 

霊夢「待たせたわね」

 

スペツナズ隊員1「あ、アメリカ軍?!」

 

 ヘリは少し開けているところに次々と着陸した、ヘリからデルタとレンジャーが次々と降りてきた

 

フューリー「自分はアメリカ合衆国陸軍第75レンジャー連隊第5歩兵中隊隊長、エリック・フューリー大尉です、よろしうお願いします」

 

 フューリーが自己紹介を終えるとスペツナズ隊員の中から背が高くてガッチリしている人が出てきた、彼は日本刀を持っており、ボロボロだった

 

スペツナズ隊長「私が第45独立親衛特殊任務連隊第1偵察大隊大隊長レオニード・エリューカン少佐です、よろしくお願いします」

 

 レオニードはサンドマンに一礼をした、サンドマンもそれを見習って焦りながら礼をした、サンドマンは早速、本題に入った

 

サンドマン「早速ですが、少佐、なぜ、ロシア軍がこんな所にいるんですか?」

 

 レオニードは少し頭を抱えて悩んだが、すぐに返答してきた

 

レオニード「それはよく分からないんですよね、突然、この場所に飛ばされたと言うか、ジャンプしてきたと言うか」

 

 レオニードは曖昧な答えだった、サンドマンは少し考えて、レオニードと話し始めた

 

サンドマン「分かりました、我々もあなた方と同じ方法でこの世界に来たので、あなた方の艦隊に案内してくれませんか?」

 

レオニード「分かりました、すぐに艦隊の方に連絡しますね、ところで上を飛んでいる人達は民間人なのか?」

 

サンドマン「彼らはこの世界では警察みたいなものだ」

 

レオニード「は、はぁ」

 

 レオニードは少し混乱しながらも無線で艦隊と連絡を取っていた、すると、Mi-26が数機着陸してきた、Mi-26に隊員達は負傷者と一緒に乗り込んできた

 霊夢と魔利沙と咲夜も地上に降りてきてサンドマン達と話し始めた

 

霊夢「一応、あの刀を持った女の子は知ってるの?」

 

 霊夢のこの質問にレオニードが答えた、その際に刀を霊夢に見せた

 

レオニード「彼女は妖夢と言うらしい、相当な実力を持った剣豪だ、我々は彼女に銃弾をお見舞いしたが、その全てを斬られてしまった、大人数での白兵戦を仕掛けても一方的にやられてしまった」

 

咲夜「なるほどねぇ」

 

ピカッ!

 

ドカーン

 

 霊夢達とレオニードが話しているときに突然、強い光が遠くの方で光った、その次の瞬間、地面が揺れるくらいの爆発音が鳴り響いた

 みんな一斉に光ったところを見ると、光の柱が天高くそびえ立っていたが、数秒で消えた

 すると、遠くから雄叫びが聞こえてきた、沢山の人が雄叫びを上げているようだった

 

サンドマン「なんだろうな、見に行くぞ」

 

 サンドマンはリトルバードに乗り込んで大勢の声がする方へと向かった、すると、そこにはさっきまで戦っていたヴァイキング、騎士、サムライが一斉に走り出していたのだ、その先にはデカい穴が空いており、そこに飛び込んでいるようだった

 

サンドマン「なんだ、あれは?」

 

 サンドマンは戦士達が飛び込んでいる穴を覗き込んだ、なんと、その穴の向こうには幻想郷の景色が広がっていた

 

サンドマン達が出発してから数十分後の惑星中央方面軍指揮艦ドーンブレイン

 

 (第74話参照)

 ギャリソン司令はサンドマン達と連絡を取りつつ、今回の異変についての作戦を会議をしていた

 

ギャリソン司令「こことここにISAの兵士を置いてくれ」

 

士官1「分かりました」

 

士官2「それでは彼らに連絡しておきます」

 

 ギャリソン司令と士官数人が話し合っていると艦内放送が鳴った

 

艦内放送「ギャリソン司令、お客様がおいでです、至急第2戦闘所(CIC)に出頭してください」

 

 ギャリソン司令はすまない、行ってくると言って第1CICを出て行った

 ギャリソン司令は足早に第2CICへと向かった、第2CICは予備のCICで第1CICが制圧されたときのためにある、そのため、少し遠くあるのだ

 ギャリソン司令は第2CICの扉の前に付いてノックをして入った

 

ギャリソン司令「すみません、遅くなってなりました」

 

 ギャリソン司令が第2CICに入ると長テーブルがあり、二十数人が座っていた、その内、中世の貴族の服装をした人と、中世の騎士の鎧を着用した人が合わせて数十人いた

 士官がギャリソン司令を中世の人たちと対面させるようになるよう席に案内した、ギャリソン司令が長テーブルに近付くと中世の人達が立ち上がった

 

貴族「どうもお久しぶりです、ギャリソン司令」

 

ギャリソン司令「ハーモルム国務大臣、一体どうしましたか?それにキャルトルズ外交官も」

 

※キャルトルズ外交官は第38話籠城戦をご参照ください

 

 そう、ここにいる人達、貴族はイングランドの国務大臣率いる外交官達、鎧の騎士は聖ガリバドール魔導騎士団の外交官と護衛の騎士達だ、そして、最も目立っているのは騎士達に守られているローブを着た男だった

 

キャルトルズ外交官「ギャリソン司令、実はこのローブを着た男、我々専属の魔術師で未来を予知する事が出来るんだが、数日前にある危険な予知をした、そのことで騎士団はパニック状態に陥っている」

 

 キャルトルズ外交官は丁寧な口調でギャリソン司令に事の状況を話した、ギャリソン司令は少し考えた、後にキャルトルズ外交官に質問をした

 

ギャリソン司令「君達の城塞都市に駐屯している我が軍の部隊には、このことをなぜ連絡しなかったんだ?」

 

キャルトルズ外交官「事が事だけに直接知らせた方が良いと思いました」

 

ギャリソン司令「そうですか、これからは師団を通したらもっと早く、私のみみにも届くので、私達はあなた方を差別をしませので遠慮なく言ってください」

 

キャルトルズ外交官「はい、分かりました、今後はそのようにします」

 

ギャリソン司令「それでその魔術師が予知したものというのはなんでしょうか?」

 

 ギャリソン司令とキャルトルズ外交官の2人が話し合っているとギャリソン司令は予知の内容を知りたくなったか、キャルトルズ外交官に聞いてみた、すると、ローブを着た男こと魔術師が騎士達の間から出てきた


魔術師「私が予知したのは空から沢山の人が落ち来て、この地を焦土にされるのが見えました」

 

 魔術師が喋ったことを士官が事細かく書いていた、魔術師は話を続けた

 

魔術師「落ちてきた、人達は我々みたいな騎士と野蛮人たちであるヴァイキング、この幻想郷に無数に存在するサムライ達だ、それも三つに分かれて降ってきます、場所も分かっています」

 

ギャリソン司令「それは随分と凄い話しですね」

 

 ギャリソン司令はただでさえ、人が降ってくることに驚いているのに降ってくるのが、昔の戦士達というのだから混乱にしてしまう

 

ハーモルム国務大臣「なので、我々イングランド軍と聖ガリバドール魔導騎士団とあなた方アメリカ軍で、これらを迎撃しようと思います」

 

ギャリソン司令「なるほど、少しばかりお時間をいただきたい」

 

 と言ってギャリソン司令は第2CICを出て行った、近くにいる士官に皆を第1CICに集めてくれと言い残していった

 ギャリソン司令が出て行った第2CICは静かになった、すると、ハーモルム国務長官とキャルトルズ外交官の2人が話し始めた

 

キャルトルズ外交官「どうですかね?」

 

ハーモルム国務大臣「ギャリソン司令が司令官達と会議をするんだろう」

 

キャルトルズ外交官「その会議の内容によって幻想郷の運命が決まるんですね」

 

ハーモルム国務大臣「ああ、そうだ、だが、心配はするな彼らはこの危機に対応してくれるはずだ、なんてたってヒーローだからね」

 

 ハーモルム国務大臣のドヤ顔でキャルトルズ外交官に言い放ったが、彼はヒーローという言葉が理解出来なかったこととアメリカ軍をイマイチ信用しきれないでいた

 

第1CIC

 

 ギャリソン司令が扉を開けて部屋に入ってから数分後に続々と司令官達が部屋に入ってきた

 司令官達はギャリソン司令に挨拶をしてから席に座っていった

 

シェパード副司令「全員揃いました」

 

 シェパード副司令の掛け声でギャリソン司令は話し始めた

 

ギャリソン司令「今回は、イングランド軍と聖ガリバドール魔導騎士団から異変が起きそうだと聞かされた」

 

ナンツ将軍「起きそうとは?」

 

ギャリソン司令「起きそうとは、聖ガリバドール魔導騎士団の魔術師が未来を予言したとのことだ」

 

 部屋の中は騒然となった、第1CICの空気は一気に疑惑の空気へと変貌していった

 

ギャリソン司令「魔術師という不確定要素だが、ここは幻想郷だ、何があっても不思議じゃない」

 

 ギャリソン司令の言葉で司令官達は少し落ち着いて耳を傾けて考え始めた

 

ギャリソン司令「今回、彼らが予知した未来では空から騎士、サムライ、ヴァイキングが降ってくるとのことだ、そして、降ってきた連中が幻想郷を焦土にするらしい」

 

 室内は皆きょとんとした、「人が降ってくるということか?」と皆疑問に満ちた顔になった

 

ライト航空官「人が降ってくるとは、それを我々が迎撃するんですか?」

 

ギャリソン司令「ああ、そうだ、イングランド軍と聖ガリバドール魔導騎士団と共同で迎撃する」

 

 皆なるほどという空気にはなったが、後少しで動かせそうだった、そして、ロベルタ隊長が大手をかける

 

ロベルタ隊長「そいつらは倒せるのか?」

 

 この質問に皆耳を傾けた、ギャリソン司令はこの質問をされてから少し考えてから答えた

 

ギャリソン司令「倒せる、倒せなかったらイングランド軍はこの戦いに参加しなかっただろう」

 

 司令官達の心は決まってきただろうと思い、シェパード副司令は参戦か否かの多数決をとった

 

シェパード副司令「今回、イングランド軍と聖ガリバドール魔導騎士団との共同戦に参戦しない方がいいと思う方は手を上げて下さい」

 

 誰も手を上げなかった、これを見たギャリソン司令は内心よしと思った

 

シェパード副司令「それでは参戦する方が良いと思う方は手を上げて下さい」

 

 司令官達全員が手を上げた、これにてアメリカ軍は参戦が決まったのだ

次回は作戦を練ります


どうも、作者ことぐっちです、私の小説が台本とか言われてますが、これは誰がしゃべっているか区別を付けるためです

大艦巨砲自衛隊異世界紀行は名前無しにしていますので、よろしくお願いします

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