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第78話 空の上は色鮮やかに彩られた

今回は戦闘回です

幻想郷の上空

 

 基本的に平和な空は今、色鮮やかで大量にある弾幕でかなり賑わっていた、その弾幕に追われているのは米軍と紅魔館のメイド長である十六夜咲夜だった

 

ラミレス「よし、掛かったな」

 

 主にレンジャー達が乗るチヌークと咲夜はトランペットの少女であるメルランに追われていた

 ラミレスが乗るリトルバードはキーボードの少女であるリリカに追われていた

 デルタが乗るリトルバードはヴァイオリンの少女であるルナサに追われていた

 

咲夜「しつこいわね」

 

 メルランの濃密な弾幕が咲夜とチヌークを襲った、咲夜はナイフを投げて応戦していた、レンジャー達も後部扉を開けて銃撃していた

 

メルラン「お!危ないな、やるじゃん人間やめて随分経つけどやっぱり侮れないな人間は」

 

咲夜「幻符殺人ドール!」

 

 咲夜の周りに大量のナイフが出て来た、ナイフはキラキラと光っていたがナイフの先にはメルランがいた

 そして、咲夜の周りに配置されたナイフはメルランの方へと向かった

 

メルラン「冥管ゴーストクリフォード!」

 

 楔弾が全方位に大量に現れた、速度はそこそこ速く楔弾が咲夜のナイフを叩き落としていった

 

レンジャー1「中々手強い相手だぞ」

 

バババババン

 

レンジャー2「クソッ弾幕に当たるなよ、当たり所が悪けれゃ体の一部が吹っ飛んじまう」

 

 二人のレンジャー隊員はM16A3、ミニミをメルランに向けて射撃していた、銃弾はメルランが大量に発射している弾幕に当たって弾幕と一緒に弾けたりとメルランへのダメージはイマイチであった

 

ラミレス「あっちはあっちで苦戦しているな、まあ、こっちもだけどな!」

 

バラバラバラ

 

リリカ「待ちなさい、あなた方に勝ち目なんて無いわ」

 

バババババン

バババババン

 

ラミレス「それはどうかな?」

 

 ラミレス達はリリカに向けて銃撃して少しでも距離を取ろうとしていたが、リリカの追跡力と弾幕で中々引き離せなかっため、ラミレスはパイロットにある指示を出していた

 

ラミレス「よし、3、2、1、今だ!」

 

バラバラバラ

 

 リトルバードが急降下したのだ、それに続けてリリカも急降下しラミレス達を追いかける

 リトルバードは地を這うように地面スレスレを飛んでいた

 

リリカ「引き離そうとしても無駄よ、私のスペカで決着を着けてやる、冥鍵ファツィオーリ冥奏!」

 

 リリカを中心に弾幕の壁が出来上がった、その壁は長いものだった、すると、その壁が左から右へと回転したのだ

 

ラミレス「やばいな、パイロット避けろ!」

 

パイロット1「了解!」

 

パイロット2「あそこを抜けるぞ」

 

 リトルバードは壁の隙間になっている部分を見つけてなんとか抜けた

 しかし、今度は青い弾幕の壁が出来上がり、赤い弾幕とは逆方向に回転しだしたのだ

 

パイロット2「落ち着けば大丈夫だ!」

 

パイロット1「よし、行くぞ」

 

 リトルバードは青い弾幕の壁に突入した、ベテランであるパイロット達の腕のお陰で青い弾幕の壁も抜けられた

 

ラミレス「クソッ、やばかったな...いや、また来たぞ、今度は同時だ!」

 

 青と赤の弾幕の壁がクロスするように迫ってきたのだ、パイロット達は操縦桿を握りしめて、この弾壁を避ける

 

リリカ「少しアレンジを加えたけど、次で決めるわ」

 

 赤と青の弾壁は何重にも重なって、横長になった、そして、全方向に発射された

 

ラミレス「やばい、今度はもっと厚い壁だぞ」

 

パイロット1「このまま逃げてても埒があかない」

 

パイロット2「一回反転して機銃攻撃しよう」

 

バラバラバラ

 

 リトルバードはこの何重にもなった弾壁を何とか避けると、反転してリリカと向き合った

 

パイロット1「機銃発射!」

 

バラララララ

 

 リトルバードに備え付けられていたM134が火を噴いて、大量の弾丸を空中にばらまいた

 

リリカ「中々やるわね」

 

 リリカからはスペカの攻撃が終わった後も弾幕を発射し続けていたが、スペカよりは薄いものだった

 

デルタ1「撃ちまくれ!あの丸い奴を撃ち落とせ!」

 

ババババババン

ババババババン

 

ルナサ「すばしっこいわね、それに、弾幕は薄いが一発一発が早い、気を抜くと撃たれる」

 

 デルタ達はなんとかルナサを引き剥がそうと撃っているが、ルナサは的確に銃弾を避けながら状況分析をしていた

 

デルタ2「もっとスピードを上げろ、このままだと追い付かれるぞ」

 

ルナサ「少し試してみるか」

 

 ルナサは弾幕を数十発、デルタ達の乗るリトルバードに向けて発射した

 色鮮やかで丸い球体はリトルバードよりも早いが弾丸よりは遅く、目にも止まるか止まり掛けるくらいの早さの弾幕をばらまいた

 

デルタ1「弾幕は銃で壊せるぞ!弾幕を撃てっ!」

 

バンバンバンバン

バンバンバンバン

 

 デルタ達は弾幕を撃ち落とすため、単発に切り替えて着実に落としていった、これにはルナサも少しばかり感心しながらも、さらに多くの弾幕をばらまいた

 

デルタ3「全て落としきれないぞ」

 

デルタ4「振り切ってくれ、流石に持ちこたえられない」

 

ルナサ「逃がさない、スペルカード弦奏グァルネリ・デル・ジェス!」

 

 ルナサの周りに複数の音符の形をした赤と青の弾幕が現れた、それらは横列に並びにながら、デルタ達が乗るリトルバードに発射された

 

デルタ1「クソッやばいぞ、あの弾幕を撃ち落とせ!パイロット!そろそろ振り切らないとやばいぞ」

 

パイロット1「分かってる!だがな、限界があるんだよ、振り切るように祈っておけ」

 

バンバンバンバン

バンバンバンバン

 

 デルタ達はルナサから発射された音符の形を弾幕に向かって単発射撃した

 デルタ達の正確無比な射撃で音符弾は次々と壊れていった

 

リリカ「メルラン、ルナサ、そろそろ決着を付けましょう」

 

メルラン「OK!このデカいのをぶっ壊してやるわ」

 

ルナサ「こちらも敵を始末する」

 

 リリカ、メルラン、ルナサ達から大量の弾幕が発射された、密度も攻撃力も上がった、この弾幕に対して次第に絶望していった


ラミレス「クソッこのままだと各個撃破される、誰かいないか?このままだと、我々は全滅してしまうぞ」

 

 すると、三台のヘリが合流してしまった、プリズムリバー3姉妹の猛烈な攻撃に晒されて逃げ道を見失い、気がついたら三台共、合流していた

 

ラミレス「な、クソッこのまま逃げるぞ、俺のヘリに続け」

 

 ラミレスを乗せたリトルバードは3姉妹から離れようとして、3姉妹がいない方向へと向かっていったが、後ろにはピッタリと3姉妹が追ってきていた

 

 すると、ラミレスが肩に付けてる無線が反応した、その無線から流れる声達には聞き覚えがあった

 

無線1「こちらフューリー、ラミレス、苦戦しているようだなそっちに向かうぞ」

 

無線2「こちらアレン、随分とハデな花火大会してるじゃねぇか、俺らも混ぜろよ」

 

 懐かしいとさえ思えてくるような声の数々だった、ラミレスは少し感動していた

 

ラミレス「こちらラミレス、パーティーは良い感じだ、今参加した方はとてもラッキーな人たちだ」

 

 こうして、この空に霊夢、魔利沙、咲夜と米軍の中でも精鋭部隊であるレンジャー第5歩兵中隊とデルタフォースのメタルチームが騒霊達との火蓋が切って落とされる

次回も戦闘回です


ロシア軍大佐の日記

 この出来事を文章で表して良いのか迷うし、本当に文章で表してきれるのかも心配だが、この出来事をここに記しておこう

 一週間前、軍の旅団規模がそこそこ大きい都市に特別に治安維持のために出動した、そこで私は司令部で指揮を執っていた、一時間くらいはなにも問題はなかったのだが、無線から化け物がいるという報告を受けた、そこから各隊員に取り付けられた無線から叫び声や銃声といったものから聞いたこともないような声らしきものも拾った

 その後、本部からお達し俺はその都市から強制的に撤退させられた、あの都市で活動していた部下達が未だに心配だ、明日、元軍の特殊部隊の友人達と一緒にあの都市に戻ろうと思う

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