第77話 大空が繰り広げられる弾幕戦
戦闘回です
幻想郷上空
十六夜咲夜率いるアメリカ軍のデルタとレンジャー達は桜の花びらに囲まれてながら冥界の入り口とされているブラックホールみたいな所の近くを飛んでいた、そんな彼らは3人の人影の飛行物体を双眼鏡で観察していた
ラミレス「手に何か持っているな、楽器みたいだな」
レンジャー1「ヴァイオリン?」
ラミレス「ああ、それにトランペットやキーボードとかを持ってるな、あの3人組」
デルタ1「あの、キーボード浮いているように見えるな?」
その3人組が徐々にこちらに近づいて来ているのをラミレス達は気付いた
ラミレス「咲夜さん、あの3人なんか近づいて来てませんか?」
咲夜「もしかしたら、戦いが始まるかもしれないから、準備して」
ラミレス「了解です」
ラミレス達は銃の安全装置を外したり、サイドアームが入っているホルスターの留め具を外したりした
その間に3人の形が徐々に大きくなってきて、3人がどんな姿をしているかをはっきり視認できるようになってきた
?「貴方達、ここに何しにきたの?」
十代前半の金髪で黒い服を着てヴァイオリンを持った女の子が先頭にいて最初に話し掛けてきた、その声は非常に落ち着いているようで、真面目そうだった
咲夜「私達はあの黒い穴から冥界に入ってこの春が遅い現象を引き起こしている張本人を懲らしめるわ」
ヴァイオリンを持った女の子は他のトランペットとキーボードを持った女の子に小声で話し掛け始めた
どうやら、ラミレス達のことについてどう対応するべきかを話し合っているのだろう
咲夜「それよりも貴方達こそ、なんでこんな所にいるのかしら」
咲夜の問いかけに反応して3人は咲夜の方を見た、すると、トランペットを持った女の子が前へと出てきた
トランペット「私達は冥界で演奏会を開くために冥界に行くのよ」
ヴァイオリンを持った女の子よりも背が大きい薄い水色の髪に薄桃色の服を着てトランペットを持っている女の子は明るくてハキハキしたしゃべり方が特徴的だった
キーボード「お姉様方、ご挨拶を忘れてるわよ、始めましてプリズムリバー三姉妹の三女のリリカ・プリズムリバーです、よろしくお願いします」
トランペットとヴァイオリンは妹?の対応に少し戸惑いながらもラミレス達に向かって挨拶をする
ヴァイオリン「プリズムリバー三姉妹の長女、ルナサ・プリズムリバーです、よろしくお願いします」
トランペット「プリズムリバー三姉妹の次女、メルラン・プリズムリバーよ、よろしくね!」
三姉妹、ラミレス達にお辞儀をした、これにはラミレス達もビックリしたが各々に頭を下げた
咲夜「私は紅魔館のメイドを統括するメイド長である、十六夜咲夜よ、よろしくお願いします」
咲夜はスカートの端を掴んで、淑女らしく礼をした、この礼を横で見ていたラミレス達はさすがはメイド長と感服していた
咲夜「彼らはアメリカ軍という外来人さんたちです」
この咲夜の対応でラミレス達は少し焦ったが、ちゃんと姿勢を正して「どうも」と会釈した
ルナサ「それよりも、貴方達は冥界で暴れるつもりなの?」
ラミレス「暴れるというよりは、この異常気象を解決しに行くっていうのが正しいね」
リリカ「それでも、私たちの演奏が邪魔されるかもしれない」
メルラン「それなら話は簡単だね」
プリズムリバー三姉妹は咲夜達から一気に遠ざかり殺気立ち始めた、ラミレス達はこれは戦闘が始まるなと容易に予想が出来た
メルラン「私達は最強の三姉妹よ、負ける気がしないわ」
ルナサ「行くよ、メルラン、リリカ!」
メルラン「私たちの演奏を見せ付けてやるわ」
リリカ「分かった、私たちの練習の成果を見せるわ」
プリズムリバー三姉妹の戦意があからさまになったため、咲夜もナイフを取り出した、ラミレス達も銃の標準をプリズムリバー三姉妹に合わせ始めた
これから起こることはここにいる誰もが思い、そして、覚悟をした、自分の力を信じて勝利出来ると各々は固く思っている
ピュンピュン
最初に仕掛けたのはヴァイオリンを持った女の子、ルナサだった
彼女は多数の弾幕を少し広範囲に打ち出した
ピシュンピシュン
ルナサを皮切りにメルランも弾幕を発射した、その弾幕はバラバラで無鉄砲に飛んできた
ピピピピピ
リリカも姉たちに習って弾幕を打ち出してきた、その弾幕は冷静に狙っているかのようでかつ直線的だった
この種類が豊富な弾幕に咲夜は戸惑いながらも直感的に弾幕を見切り華麗かつ素早く避けていった
ラミレス達を乗せているパイロット達も直感や経験を生かしてそこそこ早い弾幕を避けた、多少弾幕が機体に当たっても強固な装甲で弾き飛ばしていた
咲夜「3人からの弾幕はきついわね、ラミレス!」
ラミレス「はい!」
咲夜「その空飛ぶ乗り物で彼女達を3手に分かれさせて」
ラミレス「了解です、よし、聞いたな、各機分散して攻撃の手を一カ所に集中させるな!」
バラバラバラ
バラバラバラ
バラバラバラ
ラミレスの指示で各機は逃げるようにして分散した、それに対して三姉妹はそれを追いかけた
ラミレス「咲夜さん、デカい乗り物を守ってくれませんか?」
咲夜「あのノロマな奴ね、いいわよ」
こうして、幻想郷上空でアメリカ軍&紅魔館による死闘が繰り広げられるのであった
次回も戦闘回です
作者2「今日は比較早く終わったのになんで土曜日に投稿しなかった?」
作者1「普通に忘れてましたね」
作者2「おい!」