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第76話 本を見て読むよりもネット使った方がいいけど、それがないという事実

今回は調べ物回です

紅魔館、大図書館

 

 大尉はフランという我々アメリカ艦隊に大損害を与えた女の子の話をしながら大図書館へと案内した

 

大尉「こちらです、ここ大図書館の館長をご紹介します」

 

 デルタとレンジャーはこの膨大な量の本があるのにとても驚いていた、たくさんの小悪魔達が本の整理などをしていた

 

大尉「これから会う、大図書館の館長は百年以上生きてる魔女らしい、館長はアメリカ艦隊を葬れるほどの実力者ですが、体が弱いのでグリーンベレーとの戦いで力尽きてしまいましたね」

 

 しばらく歩いているとデスクに座っている寝間着のような服を着た少女が現れた、少女はかなりデカい本を読んでいた

 そんな少女に大尉は躊躇なく近付いていった

 

大尉「ノーレッジさん」

 

 少女は大尉の呼び声に気付いて本をデスクの上に置いた、少女は声を掛けてきた相手を無表情で見た

 

ノーレッジ「今日は何の用かしら」

 

 ノーレッジという少女は大尉の後ろに居る俺達、レンジャーとデルタと咲夜を見た、すると、ノーレッジが顔色を少し変えた

 

大尉「彼女はこの大図書館の館長である、パチェリー・ノーレッジだ」

 

パチェリー「あら、咲夜、異変を解決しに行ったんじゃないの?」

 

咲夜「すみませんパチェリー様、異変解決に向かっていたのですが、何が原因かをまず最初に突き止めるべく、アメリカ軍の人たちに手伝って貰おうと来て貰いました」

 

パチェリー「分かったわ、今回の異変の事例を調べればいいのね、多分、あっちの本棚に今回の異変と関係がありそうな資料があるわ」

 

 パチェリーが紹介した本棚へと向かった、2、3冊の本を手にとって開いてみたら、新聞記事がたくさんあった

 

レンジャー1「これは新聞記事のみたいですね」

 

レンジャー2「アメリカ、日本、イギリス、ロシアなど、複数の国家の新聞記事が切り抜かれてここに貼られてるんだな」

 

 新聞記事の切り抜き以外にも古文書みたいのも複数あった、文字は主に欧米の言葉で書かれている

 

デルタ1「なるほど、今から300年前に冬が終わらないのが世界各地で目撃されたらしいぞ」

 

レンジャー2「結構新聞になったみたいですよ」

 

ラミレス「それで原因は?」

 

 デルタとレンジャー達は色々な本を広げて探した、新聞記事には載ってないというのは早々に分かったので古文書を中心に探した

 

レンジャー1「ありませんね、それに、読めない字の本もあるので」

 

レンジャー2「原因らしき原因はありませんね」

 

 すると、パチェリーが近付いてきて、レンジャーが持っていた本を横から見てきた

 

パチェリー「これじゃないかしら?」

 

 パチェリーが指さした本は見たこともない言語で書かれている本だった

 

パチェリー「この本によると冥界に巨大な桜の木があってその桜を咲かせるために春が必要だから冥界の住人が冬を長引くらしいわ」

 

ラミレス「冥界ですか」

 

デルタ1「あの世ってことですよね」

 

レンジャー1「幽霊とかいるんだよな」

 

レンジャー2「怖じ気づいたか?」

 

レンジャー1「い、いや、むしろ戦ってみてえよ」

 

 咲夜が読んでいた分厚い本を本棚に戻してこちらに近付いてきた、多分、原因が分かったので次の指示を出すのだろう

 

咲夜「冥界に行って、巨大な桜を咲かせようとしている奴を倒せばいいのね」

 

パチェリー「ええ、そうなるわね」

 

咲夜「それでは行きましょう」

 

ラミレス「あ、はい!」

 

 咲夜はパチェリーにお礼のお辞儀をして大図書館の出入り口へと向かった、その後をラミレス達は続いた

 

パチェリー「あ、咲夜!冥界の周りには結界が張ってあるわ、その結界を破るには魔術を会得している者が必要だわ、だから、私も行くわ」

 

咲夜「分かったわ」

 

 パチェリーは咲夜の後へ続いた、パチェリーの後に大尉も付いてきた

 

大尉「ノーレッジさんが動くのは中々なのでしょうが、本当にこの異変は解決するんですか?」

 

パチェリー「分からないわ、でも、一つ言えることがあるとしたら」

 

大尉「ごくり」

 

パチェリー「相当手こずるってことくらいかしらね」

 

 咲夜とパチェリー率いるデルタとレンジャーは庭に着陸させておいた、ヘリに乗った、パチェリーと咲夜は飛べるので、飛んで後ろを着いてきた

 

 しばらく冥界に向かって飛行していた、相変わらず、幻想郷は真っ白だったが、あちらこちらで煙が出ていたのが見えた

 

デルタ3「ありゃあ、なんだ?あそこで誰かが戦っているのか?」

 

デルタ1「知らねぇよ、俺達の無線は何も反応しないってことは、もう終わったんだろうな、俺達に出番はなかったってことさ」

 

 幻想郷の上空でつかの間の暇な時間はすぐに終わった

 

パチェリー「あそこが冥界への入り口よ」

 

 パチェリーが示した方向をデルタやレンジャーが見たが、そこには何も無かった

 

レンジャー3「何も見えないな」

 

レンジャー4「俺もだよ」

 

 厚い雲を少し時間飛行していると雲から抜け出せた、するとそこには桜の花びらが舞っていた、そう、雲の上は春だったのだ

 

デルタ2「ま、まじかよ」

 

レンジャー1「すげぇ、これが日本の春か、少し暖かいな」

 

 数分くらい、春が存在している雲の上を飛行していた、しかし、この春の世界より目に付くのが黒い丸だった、そこに桜の花びらが集まっていくように見られた、例えるならブラックホールのようだ

 

咲夜「ん?あれは一体誰かしら?」

 

 この咲夜さんの一言にデルタやレンジャーは双眼鏡でその言葉を指し示している場所を見た、そこには人影が三体あった、何か手に持っているようだった、そして、三体とも同じ格好をしているようだった

次回は戦闘回です


冬と春

 世界各国の四季のある地域はたまに冬が長引く事あるらしい、これの原因究明のため世界中の学者が調べたが結局は何がなんだが、さっぱりだったみたいだ、一体何がどうなっているか我々は生涯を掛けて突き止めてみせる、ジョン・フォブラン探検隊

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