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第72話 迷った時に見た光景は第二次世界大戦

ようやっと、次に移れますね

魔利沙側

 

 第五歩兵中隊本部は魔利沙の指示で森を歩いていた、しかし、森の中では方向感覚が狂い、魔利沙率いる第5歩兵中隊本部と第1小隊は迷ってしまった、このことを知らされずに森の中を行進しているレンジャー達は疑問に感じていた

 

レンジャー1「俺たちはどこに向かってるんだ?」

 

レンジャー2「知らねぇよ、それにしても誰か見てないか?」

 

レンジャー3「なんだ、この幽霊が怖いのか?」

 

レンジャー2「まさか、でも、確かに誰かの視線を感じるんだ」

 

レンジャー3「視線か、それは確かに感じているが、妖怪という線も」

 

フォーリー「全隊止まれ!」

 

 ずっと、森の中を前進していたレンジャーが突然、止まった、フォーリーがレンジャー達を手招きした

 レンジャー達はフォーリーの周りに集まってきた、そこには人間の死体が数体、転がっていた

 

レンジャー1「こ、こいつらは...!」

 

レンジャー3「もしかして、こいつらが俺達を見ていた視線じゃないのか?」

 

レンジャー2「そ、そうかもしれない」

 

 レンジャーの一人が死体に近付いて何か検査見たいなことを始めた、一通り終わったらしく、額の汗を拭いて中隊長であるフォーリーに報告にいった

 

レンジャー4「死体は見たとおり、ロストジェネシスの構成員ですね、死因は銃で撃たれたことによる大量出血でしょう」

 

フォーリー「ということは俺達以外にも武装勢力がいるってことか」

 

レンジャー5「中隊長!来て下さい!」

 

 レンジャーの一人が中隊長と言ってフォーリーを呼んだ、フォーリーはすぐに自分を呼んだレンジャーの元に駆け込んだ

 

フォーリー「どうした?」

 

レンジャー5「中隊長、これを」

 

中隊長「足跡か、それもかなりの大人数だな」

 

レンジャー5「追いかけて見ます」

 

フォーリー「魔利沙さん!」

 

 倒れた木の上に座っていた魔利沙はフォーリーの元へと向かった

 

魔利沙「なんだ?」

 

フォーリー「どこに向かってるんですか?」

 

魔利沙「え?それは...」

 

 フォーリーを始めとするレンジャー達は魔利沙のことをジッと見つめていた、魔利沙はそのプレッシャーに負けて話し始めた

 

魔利沙「ま、迷った」

 

 この言葉を聞いた、レンジャー達は皆一様に溜息をついた

 

フォーリー「そうですか、とりあえず、こちらに行きましょう」

 

魔利沙「そっちに何かあるのか?」

 

フォーリー「人がたくさん居る場所です」

 

 魔利沙は納得したような態度を示したので、再びフォーリー率いるレンジャー隊員達は前進した

 

 すると、銃声が聞こえてきた、フォーリー率いるレンジャー達、第5歩兵中隊本部と第1小隊は急いで銃声している発生源に向かった

 

 森の中から明かりがさしてきて、明かりに出るとそこは開けた場所に出た、しかし、レンジャー達が見た光景はとても信じられない光景だった

 

レンジャー1「な、なんだ、こ、これは...」

 

レンジャー2「こ、コスプレ?」

 

レンジャー3「ざ、残党か?いや、しかし...」

 

 驚愕?コスプレ?残党?これを思うのは無理もないのだ、そう彼らが見てる光景は大昔の大戦の兵士と武器を携えた人達がここにたくさん居たのだ、そして、見張り台やトーチカ、弾薬庫、対空砲、対戦車砲、レーダー、要塞、射撃演習場といった軍事施設で埋め尽くされていた

 

レンジャー1「あ、あれは第二次世界大戦時のアメリカ軍やイギリス軍の服装だよな」

 

レンジャー2「おいおい、第二次世界大戦のコスプレ大会か、ここは、随分と大規模な大会だな」

 

レンジャー3「ナチスドイツの残党がなぜこんなとこに?まさか、ネオナチまで幻想入りしたのか?」

 

 みんなが混乱している中、一人平然と前に出て、あのカオスの中に向かっていた

 

魔利沙「おーい!アリス!私だよ魔利沙だよ!」

 

フォーリー「あ、危ないですよ!!!」

 

 突然、大声で叫んで出て来たため、第二次世界大戦の兵士達は銃を向けた、しかし、その姿を見るやいなや銃を下ろしたのだ

 

ガチャン

 

 一際目立っていた西洋風の一軒家から、人形のような女の子が出て来た

 人形のような女の子に魔利沙は近付いていった、人形のような女の子は近付いてきた魔利沙に特に何もせずに出迎えた

 

魔利沙「よう、アリス久しぶりだな」

 

 どうやら、あの子がアリスという女の子のようだ


アリス「あら、魔利沙、いらっしゃい」

 

 アリスは少し微笑みながら、魔利沙と会話した

 

 そして、その様子を遠くから見ているフォーリー率いるレンジャー達、第5歩兵中隊本部と第1小隊はビックリしている

 

レンジャー1「中隊長、俺たちはとんでもない人と一緒に異変を解決しようとしてるのでは?」

 

フォーリー「とにかく、彼女がいれば博物館から出て来た連中とは戦うずに済みそうだな」

 

 フォーリー率いるレンジャー達は最初は驚愕したものよ少しずつ安堵な表情になっていった

 

アリス「ところで魔利沙、あの人達は誰?」

 

 双眼鏡で様子を見ていたレンジャー隊員の一人が気付かれたことに気付いた、そして、フォーリーにそのことを知らせる

 

レンジャー6「中隊長!魔利沙と話している女の子に我々の存在がバレました!」

 

フォーリー「な、なに、全員警戒しろ!攻撃されるかもしれないぞ」

 

 フォーリー率いるレンジャー達、中隊本部と第1小隊は緊張状態包まれた

次回は戦闘回?


第二次世界大戦の謎


 あの大戦で多くの兵士が戦い死んでいった、しかし、その兵士達の死体が盗まれる事件が多発していたという、銃や補給品を盗むのはわかる、しかし、死体は、理解できない

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