第60話 二次創作って物語の一部でもダメなものはダメなのか?
今回も前回の続きからです
フォートロングス基地での戦闘が開始されてから約30分が経過した
ウワアアア
グサッ
サクッ
ベチャッ
怒号、突き刺す音、斬られる音、死んだ生物が倒れる音、現代ではほぼないような光景がそこには広がっていた、そう騎士やサムライなどといった大昔で活躍した戦士たちが化け物と戦っていたのだ
グアアア
グチャ
ドゴン
グギリ
一方化け物共も騎士やサムライに負けず劣らず、噛みつき、突き飛ばし、骨を折りとうの攻撃した、だが、騎士やサムライは臆することなく化け物に立ち向かった
米兵1「畜生、俺たちも戦うぞ!彼らを援護しろ!」
ババババン
ドゴンドゴンドゴンドゴン
バギュンバギュンバギュン
米兵達は手持ちの火器で化け物を攻撃した、化け物はこの猛攻撃に次々と逃げていったが、一匹だけその場に残っていた
サムライ1「あ、あいつは確か...」
サムライ2「狩刃宗久、狩刀家第14代当主千人切りの宗久だ!」
狩刃宗久、戦国時代の日本には狩刃家という小大名がいた、狩刃家は特に特出すべき点はなく普通の大名だった、しかし、ある日隣国の霊道寺家という50万石の大名が狩刃家へと攻撃を仕掛けた、誰もが霊道寺家の圧勝で終わるだろうと予想した、一方その頃戦場では当時第13代目当主狩刃宗弘が五千兵を率いて戦をしていた、だが相手は3万もの大軍勢だだった、すぐに狩刃宗弘の軍は敗北し、狩刃宗弘は戦死した、すぐに残存兵を城に引き揚げて再編成した
再編成した軍を率いたのが狩刃宗久だった、狩刃宗久は単騎で正面に突撃した、その間に再編成した軍はほぼ伏兵になり狩刃宗久率いる百の軍勢は3万の軍勢を相手した、伏兵にいるのは2500人だ
狩刃宗久は1時間で約千人も殺した、この事態に気づいた霊道寺軍はすぐに狩刃宗久を包囲した、だが、狩刃宗久は2時間たっても殺せなかった、この時の殺害数は三千人とも五千人とも言われているが、包囲されても最低5時間も立っていたことは紛れもない事実のようだ、その後伏兵は敵を奇襲し、霊道寺家を追い払った、それと同時に当主霊道寺前宗は戦死した、これを機に霊道寺家は急激に衰退したという
だが、ここで一つ問題が起きた、狩刃宗久が行方不明になった、戦場に遺体も無ければ敵が持っていった訳でも無く、これは日本史上で有名な謎として今も議論が交わされている
その狩刃宗久が何と目の前にいるのだ、それも2mくらいの巨漢に鋭い太刀、さらに豪華で重装備の鎧にいくつかの傷が入っているがそれがまた強く見える
米兵2「デケぇ」
米兵1「おい、奴を撃て!奴さえ倒せればこれでこの戦いの勝ちだ」
ババババン
ドゴンカチャンドゴンカチャン
ドンドンドン
カキンカキンカキンカキン
狩刃宗久は愛刀の狩月夜刃を使い弾丸を跳ね返した
米兵3「まじかよ、弾丸を弾くとか化け物だ」
米兵1「クソッ後退しろ!」
米兵達は狩刃宗久の防御能力を理解して1歩1歩後退していった
バンッッッ
ガキンッ
米兵が後退したのが合図だったんだろう、位置的に狩刃宗久の後方の崖に一人の米兵がいた、銃はバレットM82対物ライフルだ、その兵士は主に前哨狙撃兵として活躍している兵士だ
だが、その銃弾を切った、500m後方にいた対物ライフルの50口径弾を切ったのだ、その並々ならぬ反射神経を米兵の前哨狙撃兵は感じた
ディアアア
3人のサムライが狩刃宗久に刃を振り下ろす、狩刃宗久は前哨狙撃兵の方を向いていたが、サムライ達の方へと向いた
ガキンッ
狩刃宗久はサムライ達の攻撃をガードした
ビュン
狩刃宗久はサムライを引きはがすため、狩月夜刃を振り上げた
ヒュン
グサッ
ザクッ
ビュン
狩刃宗久は高速で3人のサムライの懐に迫り、後ろを切って、前から串刺し、首を刎ねた
ヴァイキング1「オラアアアア」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
ヴァイキングが手投げ斧を狩刃宗久に投げた
ガキンッ
狩刃宗久は投げられてきた手投げ斧を弾いた
狩刃宗久は太刀を構えた、どうやら、ヴァイキングは狩刃宗久を包囲しているようだ
ヴァイキング2「グアアア!」
ヴァイキングの一人が雄叫びを上げた、それを合図に複数のヴァイキングが一気に詰め寄ってきた
ビュンビュンビュンビュン
狩刃宗久は太刀を複数振ると太刀を鞘に収めた
すると、ヴァイキングたちの体が崩れ始めた、ヴァイキングたちの体はバラバラになった、断面は綺麗に切れていた
騎士1「オラアアアア!これでも喰らえ!」
騎士がグレートソードに横に切ったが、狩刃宗久はグレートソードを太刀で受け止めた
ガキンッ
騎士1「クソッ化け物め」
ビュン
狩刃宗久にクロスボウガンの矢並みに短い矢が飛んできた
それに気づいた狩刃宗久は後ろにジャンプして矢を手で受け止めた
騎士2「どりゃあああ!」
狩刃宗久の横にいた騎士が剣を狩刃宗久に刺そうとした
ドンッ
騎士2「ウッ!」
グサッ
騎士2「グハッ」
狩刃宗久は自分の横腹を刺そうとしてきた騎士に気づいて騎士の腹を蹴った、騎士は咄嗟に腹を押さえた、その時の騎士態勢は前屈みだった、それを狙ったのか手に持っていた矢を騎士のアゴに突き刺した
騎士は力が抜けるように崩れた
古代ローマ兵1「おい、みんなで攻撃するぞ!これだけの猛者がいれば奴も倒れるはずだ!」
古代の戦士たちはこの言葉に耳を貸し納得した様子を見せた
古代ローマ兵1「よし!全員!突撃!」
ウワアアア!
古代の戦士たちが360度を包囲して狩刃宗久に立ち向かった
古代ローマ兵1「これでも喰らえ!」
彼は一番先頭で一番早く狩刃宗久と剣を交えた
古代ローマ兵1は跳びあがり上から剣を振り下ろし斬ろうとした
ビュン
ブシャアアア
古代ローマ兵1は剣を振り下ろしたが、狩刃宗久はそれを体を90度にズレることでかわした、そして、3歩前へとけり進み、それと同時に古代ローマ兵1の脇腹を切った
槍足軽1「おりゃあ!」
槍足軽2「死ねえええ!」
槍足軽の2人が槍を狩刃宗久の背中に刺そうとした
シュンシュンシュン
ブシュュュュ
槍足軽1「う、うわあああ!俺の、俺の腕がああああ!」
狩刃宗久は体を2回転させて回転切りを披露した、そうして槍足軽1は腕を切り落とされ、槍足軽2は動脈と声帯を斬られた
騎士3「もう死んでくれ!」
騎士3は正面から狩刃宗久を斬ろうとした
ヴァイキング3「俺は援護する!」
ヴァイキング3は騎士3を援護するために、後ろを走っている
サムライ3「俺も加勢する!」
サムライ3もヴァイキングの後ろを付いていった(3という数字に何か意図あった訳ではありません)
狩刃宗久「私は前の私よりも強いぞ!」
ダンっ!
狩刃宗久は後ろを蹴り上げ、3人との距離を詰めた
ガキャン
ビチャッ
騎士3「ブハッ、クソッなんて事だ...」
狩刃宗久は騎士3の持っていた盾ごと騎士3を斬った
ブチャア
狩刃宗久の太刀は空に向けられ、十分な距離を詰めると太刀を振り下ろし、顔を真っ二つにした
真っ二つにされたヴァイキング3からは大量の血が辺りに飛び散った
カキンッ
サムライ3は狩刃宗久の功撃を読んで太刀を受け流そうとした
ドンッ
サクッ
鈍い音と肉が刺さるが辺りに響く、その鈍い音は狩刃宗久の蹴りがサムライ3の手に当たり、手に持っていた刀がサムライ3の首に刺さっていた
誰もが奴に近接で勝てる訳がないと思った、そう近接なら
バラバラバラバラ
AH-64アパッチが上空飛んでいたのだ、恐らくフォートラン大佐が読んだ戦闘ヘリだろう
ピシュンピシュンピシュン
ハイドラ70ロケット弾が数十発も狩刃宗久に撃ち込まれた
狩刃宗久は避けようとジャンプしたが爆風で数mも飛ばされた、狩刃宗久は立ち上がろうとした時
バーン
ブチャア
狩刃宗久はアパッチの攻撃で朦朧とした意識の中で腕に痛みを感じた、よく見ると太刀を持っていた右手首が吹き飛ばされていた
数十mも自分の手首と太刀が地面に刺さるのが見えた
米兵隊長「奴に集中砲火だ!」
ウィーンダララララ
ダダダダダダダン
アパッチの30㎜チェーンガンと戦車に付属してあったM2重機関銃が火を噴いた
狩刃宗久は全身穴だらけになりながらも膝をつきながら立ち上がろうとしていた
ボンッ
ドカーン
M1エイブラムスによる砲撃で防御した手がグチャグチャになり後ろに数m飛ばされた
すると、サムライ達が狩刃宗久に駆け寄ってきた
すると、狩刃宗久が上体起こしたのだ
これに米兵たちは危険感じて銃を構えると...
?「銃を下ろせ!」
突然、男の声が米兵たちの後ろから聞こえてきた、すると、一人の男が前へと出て来た、その姿はフォートラン大佐だったのだ
フォートラン大佐「全員、銃を下ろせ、武士達が決着を付けてくれるだろう」
狩刃宗久は鎧を脱ぎ始めた、上半身裸となった狩刃宗久、その体は血が出ていたが古傷も確認できた
狩刃宗久は短刀を取り出した、そして、その短刀の刃の部分を腹に押し当てる
狩刃宗久は短刀に力を入れて腹に刺し込んだ
短刀は狩刃宗久の腹を引き裂き始めたのだ、そう、これが切腹である
そして、サムライの一人が首を刎ねた
狩刃宗久の遺体は前へと倒れる
サムライの一人が死亡を確認した
こうして、化け物たちとの戦いは古代の戦士たちと米軍の勝利に終わった
次回は未定です
ある惑星の歴史について
我々人類は数々の惑星を支配してきた、その中に我々人類以外の知的生命体は多数存在している
その数ある惑星がある中、奇妙な伝説がある惑星を発見した、それはその惑星には数多くの種類の生物がいたらしいが何故か消えたらしい、絶滅かもしれないが、その惑星での伝説ではある人型の生き物がいつの日か消えた生物たちを蘇らせ?て全ての宇宙を支配するということが書かれていた、もしこの伝説が本当だとすれば来たるべき日に備えなければならないだろう