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第87話 ロシアとアメリカ+αのファーストコンタクト

投稿すいません、次話もまた長く投稿出来ないです

?「うふふ、ぴちゅっちゃったわ、でも、まだ西行妖はまだ咲いていないのね、もう一暴れしちゃおうかしら」

 

 そう彼女は、冥界の空を見上げながら呟いた。

 

西行寺幽々子の落下地点

 

 ロシアの戦闘機部隊が撃墜した西行寺幽々子の落下した場所に、ロシア陸軍の兵士達が周りに集まっていた。

 

ロシア兵1「気を付けろ、我々の艦隊に大損害を与えた正体不明の敵だぞ」

 

ロシア兵2「いつまにか、騎士やサムライがいなくなっちまったが、これは一体?」

 

 ロシア兵が1人、西行寺幽々子が落下して出来たクレーターを覗いた。

 覗くと土埃で何も見えなかった。

 

ロシア兵3「土埃で何も見えないぞ」

 

ガッガッガッがッがッ

バタッバタッバタッ

 

 BTR-80やBMD-3、ツングースカ、ハインドがクレーターの周りに集まっていた。

 

?「うふふ、そろそろかしらね」

 

冥界上空

 

 サンドマンと霊夢達は、古代の戦士達が幻想郷へとダイブしていたのを見た後、レオニードの案内の元、ラルグラード級軍管区司令艦にいるザカエフ総司令の会いに行くためにサンドマン達とレオニード達と霊夢達は、ロシア艦隊の上空を飛んでいた。

 レオニードとその部下達は、霊夢達が平気でMiー26と併走して飛んでいることに驚愕していた。

 

サンドマン「こいつはひどいな」

 

霊夢「あんな堅そうな船に穴を開けて破壊してるわよ」

 

魔利沙「あれって壊れるんだな」

 

 ロシア艦隊はボロボロであった、船体には穴が空き、炎上している軍艦もあった。西行寺幽々子のの攻撃がいかに強力なものかが身にしみてわかった。

 

 少しして、一際頑丈そうでレーダーがたくさんある艦が見えてきた。レオニードはサンドマン達をまずはウリヤノフスク級原子力空母に1回、ヘリを止めて貰って代表者だけを降ろした。

 サンドマン達のリトルバードやブラックホーク等がロシアの原子力空母に着陸しているという、なんとも珍しい光景がそこにはあった。

 

 代表者となったサンドマンとフューリーがMiー8TVに乗り込んだ、それと一緒にレオニードと4名のレオニードの部下も一緒に乗った。

 霊夢と魔利沙に加えて咲夜、そして、今まで作者に忘れられていたパチェリーも乗らないかとレオニードが聞いたが、霊夢が「私達は飛べるから良いわ」と断られてしまった。

 

 そして、ウリヤノフスク原子力空母の乗員は、Miー8TVと共に上空に飛び上がる霊夢達を見て、自分の目を疑っていた。

 

乗員1「おい、見たか、今の?」

 

乗員2「ああ、今空飛んだよな」

 

乗員1「ここは、とことんぶっ飛んでるぜ」

 

 という感じに、乗員達は別の世界に来てしまったということを痛感していた。

 

 数分飛んでいると、米軍の指揮艦ドーンブレインによく似た軍艦が見えてきた。

 

レオニード「あの軍艦が、米軍で言うところの指揮艦である、ラルグラード級軍管区司令艦だ」

 

 ヘリに乗っているサンドマンとフューリーが、ヘリの小窓からラルグラード級軍管区司令艦を見た。

 

サンドマン「ロシア製の指揮艦か」

 

フューリー「やはりどの指揮艦も頑丈そうだな、そして、ヘリパッドが巨大だな」

 

 サンドマンとフューリーは、少し観光気分になった。ロシア軍とは、米露戦争でサンドマンもフューリーもロシア兵と死闘繰り広げていたから、余計ロシア軍について気になっていた。

 

 サンドマン達が、乗っているMi-8TVの横を併走している霊夢達もまたラルグラード級軍管区司令艦を、物珍しく見ていた。

 

魔利沙「私達が乗った軍艦と結構似てるぜ」

 

霊夢「ええ、でも、少し形が違うわね」

 

パチェリー「初めて軍艦を見るけど、かなり大きいわね、本とかでしか見たことないすごく興味深いわ」

 

 そして、サンドマン達が乗るMi-8TVはラルグラードに下降して、ヘリポートに着陸した。

 霊夢達も、同様にラルグラードのヘリポートに着陸した。その際にヘリポートにいたロシア兵が、霊夢達に向かってホルスターに手を掛けていた、それを発見したレオニードが手で制していた。

 

 レオニードに連れられてサンドマン達は、ラルグラードの中を歩いていると、ラルグラードの中で働いているロシア兵が好奇の目で霊夢と魔利沙、咲夜、パチェリーを見ていたが、彼女たちは。

 

霊夢「なんかすごい視線を感じるわね」

 

魔利沙「私達が美少女だからだぜ」

 

咲夜「本当にそうなのかしら?」

 

 巫女服姿の霊夢、魔女の黒い服にエプロンを上から着て頭にはとんがり帽子を被った魔利沙、メイド服姿の咲夜、ピンクのローブを着て片手に本を持っているパチュリーが、ロシア軍人だらけの軍艦を歩いているというのはとても奇妙だ。

 

 暫く、狭い船内を歩いているとレオニードが立ち止まった。

 

レオニード「ここだ」

 

 どうやら、この軍並みの部隊を指揮する司令官の部屋に着いたらしい。

 司令官の部屋のドアは、他のドアを変わらない鋼鉄製のドアだった。

 

コンッコンッ

 

 レオニードが、司令官の部屋をノックすると中から「入れ」という声が聞こえてきた。

 それを聞いたレオニードは、司令官のドアを開けて入っていった、サンドマン達と霊夢達も後に続いた。

 

レオニード「失礼します、司令お連れしました」

 

 そこには、十数名のロシア軍服を着た西洋人達がいた。中でも大柄で口髭は白く、目には縦に傷が入った顔、見るからに貫禄がある西洋人が高級そうな椅子に座っていた。

 

ザカエフ司令「おお、あなた方がうちのものを助けた方達ですか、我がロシア軍を代表して一同お礼申し上げます、誠にありがとうございます」

 

 ザカエフ司令が、そう言って礼をすると周りにいたロシア軍高級将官達も礼をした。サンドマン達と霊夢達に向けて深々頭を下げたので、霊夢が「気にしないで、これが私の仕事だから」と言って、当たり前なような態度を示した。サンドマン達も「我々は何もしていない」と遠慮していた。

 フォーリーは、ロシア軍の将官クラスの人達からなるべく失礼の無いようにと、自己紹介を始めた、

  

フォーリー「我々はアメリカ合衆国軍フォート銀河第3太陽系ガルナー惑星方面軍特殊作戦軍第75レンジャー連隊第1中隊中隊長のニック・フォーリー大尉です、こちらは同じ特殊作戦軍第1特殊部隊デルタ分遣隊メタルチームのサンドマンです」

 

 これを見ていた霊夢達も、それに習って各々自己紹介を始めた。

 

霊夢「私は博霊の巫女、博霊霊夢よ」


魔利沙「私は魔法使いの霧雨魔利沙だぜ、何か困ったことがあったら相談してくれよな」

 

咲夜「私は紅魔館でメイドをしています、十六夜咲夜と申します、以後お見知りおきよ」

 

パチュリー「同じく紅魔館の大図書館の管理人をしているパチュリー・ノーレッジよ、よろしくね」

 

 ロシア軍の面々も帽子を取り、自己紹介を始めた。

 一通りの挨拶を終えて、フォーリーが話題を切り出そうとしていたときだった。

 

ドカーン!!!

 

 いきなりの爆発音が鳴り響いた。すぐに窓の外を見ると幽々子の落下地点から煙が登っていた。

 

フォーリー「なんだ?!」

 

ザカエフ司令「クソッまだくたばってなかったのか?すぐ航空機隊を落下地点に派遣しろ!」

 

 すると、霊夢達が外へと出て行った、レオニードが霊夢達を止めようしたが。

 

霊夢「私達はこれが仕事よ」

 

 と言い放ち霊夢、魔利沙、咲夜は空へと飛び立っていった。

 

ザカエフ司令「彼女達は一体なにものなんだ?」

 

サンドマン「彼女達はゴーストハンターですよ」

 

 ザカエフ司令は、サンドマンの返しに少し笑い霊夢達を見た。

 

ザカエフ司令「ボルポフ空軍司令」

 

 ザカエフ司令が、部屋の中で霊夢達とサンドマン達を出迎えた集団の中にいた。

 

ボルポフ空軍司令「はい」

  

ザカエフ司令「今出撃できる航空機部隊はいるか?」

 

 ボルポフ空軍司令「はい、第712親衛戦闘機航空連隊と第177戦闘機連隊が緊急即応部隊として待機しています」

 

ザカエフ司令「よし、連隊長に上空を飛んでいる赤い服、エプロン、メイド服姿の女の子は友軍伝えて、共同であいつを撃破しろと伝えろ」

 

ボルポフ空軍司令「了解、そう伝えます」

 

 ボルポフ空軍司令は、無線で何かを伝えているとザカエフ司令は霊夢達を見て呟いた。

 

ザカエフ司令「これでくたばってくれよ」

 

 しばらく霊夢達が、飛んでいると後ろから轟音が聞こえてきて、振り返るとアメリカ軍が持っている轟音を発して、とても飛ぶ速度が速いのに似た物が飛んできた。

 

霊夢「あれは味方かしら?」

 

魔利沙「私には味方に見えるぜ、もし敵だったらすでに攻撃されてる」

 

 すると、霊夢達にMi-24ハインドが近付いてきてハインドのドアを開けて乗員がこっちに来いと手招きしていた、普通ならヘリのローターの風圧で飛ばされている所を霊夢達は全くバランスを崩すにハインドに近づいた。

 ハインドの乗員は霊夢達に驚きつつも、霊夢達に向かって話し始めた。


乗員「こっちに乗ってこれますか?」

 

 乗員の問いに頷きハインドに霊夢達が乗り込むと、乗員が霊夢達にヘッドセットマイクを手渡した。 

 

乗員「これで戦闘機と連絡を取ることが出来ます」

 

 霊夢達がどうやって付けるか分からないため、試行錯誤していると乗員が霊夢にヘッドセットマイクを付けてくれた、魔利沙とパチュリー、咲夜はそれにならってヘッドセットマイクを付けた。乗員は一通りヘッドセットマイクの説明をすると。、

 

乗員「奴は、我がロシア軍の猛攻を受けても倒せなかった」

 

 と少し悲しめに語った、すると、霊夢が自信に満ちた顔で。

 

霊夢「大丈夫よ、私達はその手に慣れてるわ」

 

 霊夢達は、乗員を励ましつつ自信を持って言い放った。乗員も霊夢達の頼もしさを感じた。

 

乗員「幸運を」

 

 乗員の一言に頷き霊夢達はハインドから飛び立っていった。

 霊夢達のヘッドセットマイクから、声が聞こえてきた。

 

無線「我々は君達と共に戦う第712親衛戦闘機航空連隊と第177戦闘機連隊だ、よろしく頼む」

 

 霊夢達は、不思議なカラクリだな思いながらも答えた。

 

霊夢「えぇ、よろしくお願いね」

 

魔利沙「よろしく頼むぜ」

 

 霊夢達が、ハインドから飛び立ってからあまりたたないうちに一瞬光った次の瞬間!

 

ドカーンドカーンドカーン

 

 突然、爆発が起きて一体何が起こったかと思って見ると軍艦の一隻から火の手が上がっていた。その軍艦の上空からは色鮮やかで濃い弾幕が展開していた。

 

無線「ウダロイ級駆逐艦アドミラル・サディエフが大破しているぞ」

 

無線「ええい、奴の好きにさせるな」

 

 こうして、ロシア軍と霊夢達の共闘戦が始まったのだった。

次回はラストです

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