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キルテルっ!幻想入りっ!  作者: 夢見
永遠亭での日々
3/11

第三話 [浮いてる?!]

優曇華が試飲する薬を代わりに飲み、

可愛い羽を手に入れた輝。


この薬は無害だと知った輝に

不意をつかれ薬を飲まされて

美しい羽を手に入れた斬。


その一方で幻想郷では

いつもより分厚い新聞が

ばらまかれ…!?

斬「ほら、お前のマジック道具

直してやったぞ。」


輝「どれどれ…えいっ!

(ぽんっ)

わ!本当だ花出しやすい!

ありがとう兄ちゃん!」


斬「あと、作りが使い捨てに

なってたから何度も

使えるようにしといた。


マジック道具は大事にしろよ。」


輝「は〜い!」




私は兄ちゃんから

直ったマジック道具を

受け取ると、ご機嫌で

調合室に向かった。


ちなみに「ぱ行しか

しゃべれなくなる薬」は

古着の着物で作った

袋に詰め直したよ!


もう衣装のどこかに閉まってる。

あ、どこかは教えないよ!

ネタばらしはマジシャンの

敵だもんね!


私はマジック道具を閉まって

廊下を歩き始めると、

そこへ優曇華がやってきた。


手には新聞を持っている。


輝「あ!優曇華!

今どんな薬が試飲に

回されてる?」


優曇華「それどころじゃないよ

輝ちゃん!!ちょっとこれ見て!」


優曇華はそう言って

新聞を私に見えるように

開いてくれた。


輝「「文々。新聞」?

わぁ!こっちの世界の新聞!?

どんな内容が載って…ん?」


「文々。新聞」、

こっちの世界の新聞。

そこに書いてあったのは…


[強き外来人現る!?

魔力も霊力も使わず

魔法を使いこなす双子特集!]


輝「えっ、えぇー!!?」


優曇華「やってくれたわね…

全く、射命丸(しゃめいまる)(あや)は感ずくのが

早いんだから…」


輝「射命丸文?」


優曇華「こっちの

世界の新聞記者よ。

ちょうど…」


チュドーン!


すると、急に優曇華が

素手の銃で竹林を撃ち抜いた!


火薬とかには慣れてるけど、

さすがの私も急に銃声が

間近で発生したら

驚かずにいられないw


輝「ひゃあぁ!?」


優曇華「そこにいる

鴉天狗がそうよ。」


射命丸「気づかれていましたか。」


優曇華「また勝手に人の写真

撮って記事にしたのね!」


射命丸「あややや…

私の記事、お気に

召しませんでしたか?」


優曇華「そうじゃなくて…

相手は外来人よ!?

双子に危険が及んだら

どうしてくれ」


輝「わあああ!!

ありがとうございますぅ!!

射命丸さぁん!!(歓喜)」


優曇華「…えっ?(汗)」


そう、私達双子は奇術師…

そしてその類は目立ちたがり屋な

一面を持つ者もいる。


私はテンションが上がった!

私のマジックがこの世界の

人々の目や耳に!?


キラキラした目で

射命丸さんを見る。


射命丸「文でいいですよ。

あなたは気に入ってくれた

ようですね。」


輝「奇術師にとって名声は

必要な要素の1つです!

わぁ…新聞に載るなんて

夢みたいです!」


優曇華「…輝ちゃん、

一つ勘違いしてる(汗)」


輝「え?」


優曇華「[強き外来人現る]…

このタイトル通りに捉えると、

あなたたち双子は稀に見ない

骨のある外来人ってことになるわ。


双子との対戦目当てに

永遠亭に来る人もいるのよ?」


輝「ま、まさかぁ!w」


わざとらしくそうは

言ってみるものの、

ちょっと不安だ…


妹紅「よお優曇華!

そいつが噂の外来人かい?」


と、不意に後ろから

大きな声が聞こえ、

ビビっていた私は

おもいっきり驚いてしまった!

とっさに優曇華の後ろに逃げ込む。


輝「わあああ!!?

う、優曇華ぇ!!!(泣)」


優曇華「うわっ!?どうしたの?」


射命丸「あややや…

優曇華さん、あまり

外来人さんをおどかしちゃ

ダメですよ。」


優曇華「え、私!?」


斬「どうした輝…

ってなんか増えてんじゃねぇか!」


射命丸「あやや?

双子が揃いましたか。」


優曇華「斬君!えっと…」


輝「兄ちゃん!

私達新聞に載って

強い人になって

とにかく大変なの!」


斬「はぁ?」


妹紅「待て待て待て!

一回状況を整理しようぜ!




〜☆〜 一同説明中…〜☆〜




輝「ピカッとてるっと闇光!」


斬「キラッとザシュっと

闇を斬る!」


輝「ありえなくても

起こしちゃう!」


斬輝「赤なき魔法の弟子!

瓜二つ!奇術師キルテル!」


斬「探してもタネはないぜ?」




私達がそう言うと、

背後がらぶわっと青々とした

木の葉が舞った!


どうやら2人で2人に

仕掛けた仕掛けが

成功したみたいだ!


斬「やっぱ仕掛けがあると

テンション上がるなw」


輝「うん!なんか登場しましたぁ!って感じだよね!」


優曇華「ふむ。

つまり、輝ちゃんと斬君は

元々旅芸人に似た仕事を

していたんだね。」


妹紅「そりゃ狙われてるって話の

後にあたしみたいなのが

いきなり来たら驚くわな…w


安心しな、あたしは

あんたらのことが

気になって様子を

見にきただけさ。


ちなみに、

あたしは藤原(ふじわら)妹紅(もこう)だ。

よろしくな。」


輝「よろしくお願いします、

妹紅さん。」


妹紅「妹紅でいいよw

あいにく、敬語は

慣れていないんでね。」


斬「にしても…

やってくれたなてめぇ…(怒)」


そう言って新聞を見ながら

文を兄ちゃんは睨んだ。


…私のことを気にして

くれているんだ。


射命丸「あややや…

そんな怖い顔しないで下さい(汗)」


妹紅「となると…

時に双子、お前らは

「弾幕ごっこ」は知っているか?」


輝「弾幕ごっこ?

なんかのマジックですか?」


妹紅「あっちゃ〜…

知らないのか。


このままじゃ

幻想郷では生き抜けないね…」


斬「何だよ、そこまで

「弾幕ごっこ」ってのは

この世界じゃ大切なのか?」


優曇華「えぇ、元々は殺し合いを

防ぐために設けられた

戦闘方法なんですが、


何の体制もない

外来人が受けたら

最低でも全治一ヶ月の

怪我を負ってしまいますね。」


輝「ひっ…!?」


妹紅「はぁ…仕方ない。

優曇華、ちょっとこの双子を

借りてくぞ!」


その時、妹紅は私と兄ちゃんを

抱えて永遠亭を飛び出した!


輝「え、ちょっと、

ひえええ!!!」


斬「ちょっと待て!

永琳さんの話によれば

永遠亭の外は迷いの竹林…

案内がいないと

一生さまようことになるぞ!?」


妹紅「へへっ、安心しな!

迷いの竹林は私の庭、

んで私がその案内だ!」


斬「だから待てって…

だあああ!!!」


妹紅「ぷっw

やっぱり強がっても

血は争えんなw


あまり騒ぐな!

お前たち双子はこれから

飛べるようにならなきゃ

いけない身…


少しは慣れろ!」


斬「わかってるけど!…

うわあああ!!?」

輝「わかってるけど!…

きゃあああ!!?」


文「いってらっしゃ〜い!」


優曇華「もぅ、大丈夫かしら…」


ーーーーーーーーーーーーー


しばらくして、私達3人は

人気の少ない広々とした

場所に出た。


竹も比較的少ない。


妹紅「よしっ!それじゃあ

まずは弾幕を出してみる

ところから始めるか!」


斬「さらっと言われても…

何をすればいいかわからねぇよ…」


輝「弾幕って大体はわかるけど…

どんなものなの?」


妹紅「…….…(汗)

あたしは口で説明すんのが

苦手なんだよな…

道案内は別だけどw


ええい!論より証拠だ!」


すると、妹紅は手に

1枚のカードを出現させると、

私達に短い説明をした。


そのカードは一般的にある

トランプより一回り大きい。


妹紅「これがスペルカード!

そして…これが弾幕だ!


時効「月のいはかさの呪い」!」


そう妹紅が唱えると、

背後に不死鳥の赤い幻影が現れた。


不死鳥の幻影は妹紅の周りに

不思議な魔法陣を描くと、

そこから光の球が現れた。


緑のは右回り、

青のは左回り。


そこへ赤い弾幕がゆっくりと

私達を追って来る…


ん?追って来る?(汗)




斬「うわあああ!!?」

輝「きゃあああ!!?」




妹紅「この光の球が弾幕!


私の中でも

一番かわしやすいスペルだ!


これがかわせなきゃ

幻想郷では通用しないよ!」


輝「ひいぃ!!」


私は走り回りながら

弾幕をかわしていった。


右に左に走り回り…

うぅ、体力がもたない!


輝「ぜぇ…ぜぇ…わっ!?」


その時、私は筍につまずいて

転んでしまった!


輝「ひゃっ…!」


このままでは顔面強打だ!

バランスの崩れた体制を

戻すことは出来ずに、

体をこわばらせた…




…あれ?




体の倒れるスピードは遅くなり、

両足は地面から離れる…


妹紅「ほら!早く

よけないと被弾するよ!」


輝「あっ…!」


飛んでくる赤い弾幕を

私はとっさに横によけた、

青と緑が交差する

その隙間をくぐって。


よけてよけてよけて…

やがて弾幕は来なくなった。


妹紅「…っと、スペルが

終了したみたいだな。


実はあんたらに会った時から

感じていたんだけど、

やっぱりあんたら只者じゃないねw


輝、兄ちゃんの方を

見てごらん?」


輝「えっ?」


妹紅はちょっと遠くにいる

兄ちゃんを指差した。


…え!?




輝「浮いてる?!」


兄ちゃんはその黒く輝く

クリスタルが付いた羽を

大きくしならせ、

宙を舞っていた。


兄ちゃんも見ている

こちらに気がついて

飛んでくる。


斬「輝!どうしたんだお前!?」


輝「いやいや兄ちゃんこそ!

両足が地面についていない

じゃない!」


斬「それはお前も同じだ!

足元を見ろ!」


輝「足元?…あっ!?」


足元を見ると、

兄ちゃんも私も浮いていた。


背中を見てみると、

私のピンク色の羽が

小刻みに動いているのがわかる。


妹紅「第一関門はクリアっと!


いや〜やっぱり実戦は

面白いものだねw


よし!次は実際に弾幕を

飛ばしてもらう!


みっちり特訓させてあげるから

覚悟しとけよぉ〜!!」


…なんか、妹紅ちょっと

楽しそうだなw


とにかく!幻想郷で

生き抜くためには「弾幕ごっこ」

っていうのを出来るように

しなきゃいけないらしい…


頑張らなきゃ!




一方、とある神社では

1人の魔法使いが

その神社の巫女に

会いに来ていた。


魔理沙「よぉ霊夢!

今日は面白いニュースを

持ってきたぜ!」


霊夢「ニュース?

どうせあの文屋の

くだらない特集とかでしょ?」


魔理沙「へっへぇ〜ん!

まぁ聞くのぜ!


[双子の外来人は奇術師!]

魔力も霊力も使わない術の

正体が双子への取材でわかった。

その新たな概念の名は「奇術」!


双子はこの奇術の他にも

魔力を使いこなすため、

迷いの森で弾幕ごっこの

特訓真っ最中!


ますます双子の力は増す一方!


…らしいのぜ。」


霊夢「あの文屋に目を付けられる

なんて…その双子ってのも

運が悪いわね。


まぁ、迷いの竹林に

いるんだったら

様子を見に行くのは無理ね、

無視しましょう。」


魔理沙「また何か起こるまで

外来人を放置するのか?(汗)


相変わらずだな霊夢はw」


霊夢「その時はその時よ。


今のところ、その双子には

元の世界に戻る意思は

なさそうだし、

様子を見ましょう。」


To be continued next time♡

いや〜小説を書くのは楽しいですなw

φ( ̄▽ ̄)かきかき


ん?テスト勉強?

なんのことでしょうか?

三( ゜∀゜)


さてさて、奇術師キルテルが

飛べるようになったわけで、

まず弾幕ごっこにおける

移動はできるようになったので

土台は完成ですな!


次回は2人のスペルカードを

公開します!


どんなスペルにしようかなぁ(=・ェ・=?

わくてかぁ!m9(´∀`)

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