僕の過去
家に帰宅しても、彼女のことが忘れることができない。夕食も親が話していてもまったく聞くことがない。僕にとって初めてだった。
寝る時だってなかなか寝れなかった。頭のなかに彼女のことでいっぱいだった。
ただの通行人で、奇跡的に出会った2人。もう会うこともできないだろうとか思っていた。
次の日、学校に登校したときだった。昨日ハンカチを拾ってくれた女子に似ている人を見かけた。声をかけようと思ったが、違う人なら恥ずかしいのでやっぱり止めた。学校にはたくさんの友人がいるし
めんどくさい人だっている。僕だって一目惚れを他人に言うのはは恥ずかしいかった。
僕は、2年6組で、3階の一番端の教室。意外と同性には社交的だが異性には消極的だった。だから、ほとんど異性と会話などせずに14年間生きてきた。
今日の授業は、
1.2 体育
3 数学
4 音楽
5 国語
6 理科
だった。
朝の学活が終わり更衣室に移動しようと思ったときだった。先生から
「みんな座ってくれ」
みんなは先生に言われたように動いた。
「なんで?」
この時だった。ドアに一人の少女がいた。
「転校生か」
教室に入ってきた少女は、どこかで見た人だった。