1.降ってきた少女
やっと更新できましたー
ドッシャーン!!
僕は、いたって普通のなんの取り得もない、ごくごく普通の中学生で、ほんっとに普通の暮らしをしていて、普通の……うわ、普通って言い過ぎてなんかややこしいや……まぁとりあえず、とつぜん自分の部屋の窓ガラスが割れて女の子が入ってくるような……そんな漫画みたいな特別な存在ではない。はずだったのに……
現在、僕の部屋には女の子がいる。部屋の窓ガラスを割って。
そう、少女が僕の部屋の窓ガラスを割って入ってきたのだ。
ちなみに、僕の部屋は2階。窓は太陽の光がよく入るように斜めに設置されていて、その少女はどう考えても、上から降ってきたとしか考えられないのだった。
栗色のストレートヘアは腰のあたりまで、小顔なわりに大きな瞳が目立つ。
背は小さく、可愛い妹という印象の少女だった。
だが、そんな印象を感じたのは実際はもっと後のことで、現在この状況では『窓を突き破ってきた』という事実にインパクトがありすぎて、他の事に思考が回らなかった。
「あ、あの……」
やっとの思いで発せた問いかけ。
少女は、多少みだれた髪をかけ上げ、澄んだ声で一言。
「…………だれ?」
こっちの台詞ですけど!?
てかホント誰だー?この子。
そもそも何が目的?
強盗?空き巣?
いや、それはないか。こんな可愛いらしい子が犯罪なんて……いやいや、このご時世、顔とか年齢とか関係ないか……
いやいやいや、だとしても、こんなハデに侵入しちゃ駄目だろーし……
一体、何が目的なんだ?
…………はっ!
まさか……まさか、多額の報酬で雇われた闇の殺し屋、とか……!?
いやいやいやいや、それはない!ないよな、だって僕まだ14だよ?
人に恨みを買うようなことした覚えはないし……
って!!
完全に冷静じゃなくなってるじゃん、僕……
大丈夫だ、落ち着け僕、大丈夫、目の前にいるのはただの女の子、ただの少女、……でも普通の少女なら窓割って入ってきたりしないよなぁ……
えぇっと、なんて言うんだっけ?今の僕……
……あ、そうだ、『混乱』だ
混乱、してるんだな――――僕。




