表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トモダチ  作者: tomo
第4章 裏で
46/52

第四十六話 天地の逆転

週刊橘新聞特別号


「最強の転校生、ミス橘の座を得る」


噂というものは本当に光より早い。すぐに学校中に知れ渡ってしまう。


「転校してきてわずか1時間34分で橘高校の頂点に!」



「勉強は全国トップクラス」


「運動も出来る?天才女子高生の実態」


など、話題は彩那のことで持ちきりだった。連絡帳登録件数もいじめが始まってからは低下していたのだが、236件まで上がった。


『おーい、テストやるぞ!!筆記用具持って来いよ』


今日はどれくらいの学力があるのかの調査を行う予定だった。


彩那は他の人とは別行動でテストを受けに行った。


1時間目は現代文。彩那の苦手科目だった。が、始まってから笑いが出た。


むちゃくちゃ簡単である。テストではなく課題か何かでは?と思う程だった。逆に大阪第一高校のレベルが高過ぎたのだ。


@ @ @


『はい、試験終了』


と全ての科目が1日で終わった。半分の時間で出来てしまったのだ。これならかなり良い成績が残せるのではないだろうか?と思わず期待してしまう程に出来た。


『このテストは期末テストだ。1年生の最高が833だ。』



この程度のテストで平均83が最高って……この学校は私に合ってないのではと感じる。


『スポーツテストもやっとくか?』


いや、どうせ私が一番だけどやってみるか。


『はい、やりたいです。』


『分かった、また明日な』


彩那はその後、下校した。


@ @ @


『どうだ、B。X計画は順調か?』


とパソコンから声が聞こえる。Bはそれに答える。


『はい、G様。大阪警察もなんとか納得した様です』


『そうか……。楽園(エデン)の準備はどうだ?』


『そちらは既に準備整っています』


『そうか……。いよいよだな』


いよいよと言う言葉にBは反応した。


『我々の最終地点、楽園の建設。あと、3年となりました。今日にでもアメリカを潰します』


『アメリカは確実に潰しておけよ。では、切るぞ。合言葉は?』


『全ては「G」様のために』


パソコンの画面が言い終わりと同時に砂嵐に変わる。Bはアメリカ潰しとX警察のために最後の仕事へと取り掛かった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ