第四話 掲示板
なぜかパソコンを開いた方が良いような気がした。なぜかは良くわからない…。
しかし、これが後に世界を揺るがすきっかけとなることは想像もつかない…。そして、自分が将来とんでもない変革を起こすということも。
パソコンの蓋を開けると白い光が目を入ってきた。待ち受けは入学式の日にみんなでとった集合写真。皆の顔が希望に満ちている。これを見て、彩那はさらに悲しくなった。
あぁ、あのころは楽しい生活に思い浮かべ、友達と笑っていた。
それがこんな悲劇を生むなんて…。
彩那はヤフーを開いた。手慣れた手つきで文字をうっていく。
検索欄にはいじめ相談掲示板と書かれた。そのまま彩那は恐る恐る、検索をクリックした。
ページが切り替わる。
検索結果258000件の記事が見つかりました。
彩那は一番上の記事をクリックする。
関係ないサイトにとんでしまった。
タイトルはいじめ相談掲示板なのに相談するきは微塵もないようだ。
この悪ふざけじみたサイトを作る人が許せない。いつか殺してやる!!
彩那の感覚は既に麻痺していた。死んだ人を見ても何とも思わない。
むしろ、死ねて良かったね、という気持ちが強かった。
生きてて、こんなに苦ししんでるひとが人がいるんだ…。この世界は腐っている。いきる意味もそんなにない。
彩那は何度も自殺を考えた。ホントに苦しくて死んでしまいたい。
その時、携帯がなって彼氏の佐藤慎太郎と電話で話して楽になったことを覚えている。
唯一の大切な人間。慎太郎のためでも生きていようという気になれた。
彩那はその下のサイトを見てみる。一人の男らしき人が全員に叩かれていた。
彩那はそれに対し、怒りを覚えた。こんなに悔しいと思ったのは久しぶりだ。
なぜか自分がいじめを受けているような気がした。
そして、この男らしき人が将来に神となる!!
そんなことは誰も予想できなかった…。
もしかしてこんなサイトばっかりなの!?
彩那も諦めかけながら一つの光を求めて、そのしたのサイトをクリック。もうこれが最後だ!!
そう思っての、クリックだった。
ページは掲示板へととぶ。一番上にスレ主の想いがかかれていた。