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自作和歌もどき

作者: 月城詞音
掲載日:2025/11/23



月に翳りがなければと思う心が月下に咲く花を留めん


衣を濡らす跡を柔らかに照らし いと美しき花を望まん


風の音に 重なる笛の 合わせ文 御簾越しの 手を重ね


北に黒を 東に青の音 南の赤 西に白風 心の願いを


願い事 幾重の星 捧ぐ音

導かれしは 相聞歌


寄り添いて 薄衣越し 鼓動へと 今は心を 託しけり


月重ね 読む詩歌は ただ一つ 衣の先へ ひとひらの華


朝露に 移りしかの香 訪れを 焼ける想いに 時を数えん


肌を刺す 冷たき風の 行方にも 恋し二つの 面差し映し


願い事 愛し面差し 我が心

伝う先へと 触れる指に


解き放つ 心の枷を 月と陽に 揺るがぬ想い 瞼の裏に


君が為 守りし心は 揺るがずに 両手を広げ 我が胸に抱く


伝えてと 遠き果てへ 我が願い 共に在ると 見えぬ先でも


尽きぬ声 届けと願う ぬくもりの 消えぬ熱の痕 奥に秘め


指先で 辿る想いの 切なさよ 十六夜見上げ 紡ぐ永遠の先


冷たき風 舞う花びらも 変わらぬと 欠けぬと川に 今誓いけり


星々に そっと明かすは 胸の内 溢れる雫を 拭わぬままに


とめどなく 頬濡らす雫 辿る指 想いの指輪 魂魄に刻む


響く音 合わせた鼓動 共に在り 絡めた指に 饗宴を


爪先で 描くは結びの 紡ぎ糸 時を編み込み 虹の薄絹


静寂の 重き扉を 開くのは

月から降りた 天女の羽衣


羽衣に 触れるは真の 双玉の 熱き想ひの 心の音色


燻らせて 甘き香へと 誘いを 言の葉紡ぐ かの夜の夢へ


囁きを あの日の声が 甦る 甘く緩くと 心を誘う


冷えた手に 唇寄せて 温かさを 凍し時は 今だけと願う


移り香が 消えぬうちにと 記憶へと 綴りし色は 深く濡れゆく


開いてと 閉じた御簾越し 声が出ず 嗚咽が言葉を 声を枯らす


声も手も 開くと願い 呼びかける 内に宿した 想いと共に


淡き糸 暗き鎖を 解き放ち

夢を現に 守りを紡がん


手を浸す 凍る水面に 心込め かの巫女の鏡 導きを


美しく 優しき炎 再生の

朱雀の祈り 癒しの光


朱き羽根 舞いて心よ 届きし先へ 願いよ叶えと 身を重ね


扇持ち 袂の扇 顔を

隠し先には 青薔薇


voice be heard

unchanging sky

Vividness

Healing the heart

look around


温もりの 在処を探す 暗闇に 冷えた褥 袿を抱え


在り得ずに 見えない琴を 爪弾く 静かな声に 名を謳い上げ


揺籠に 響く夜の詩 君が為

望むならと 鮮やかな声


痛みすら 共に抱えたい 願う声 遠く感じて 唇を噛む


上を向き 涙の熱が 夜を鳴らす 揺れる空気 背に温もりを


明けぬ夜は 無いと知るのに 夜の闇が 深くて時を 眺め息をつく


唇を 震わせ呼べぬ 愛し名を 誓いの袂 指を重ねる


震える先 滲む視界に 色だけが 闇の帳を 握りしめて


見えぬのに そこにありし手 繋ぎつつ 熱を言葉に 声の代わりに


紡げぬと 黙する声に 重なりを 奥を許すは 真の心のみ


鳴らぬ音 其は誰かと 訪ねけり 真かと声に 灯す響きを


幻を 当てがうならば 身を熱に 誰にもやらぬ 誓いなれば


響く音 内に鳴らぬと 問う声に 正しき声は 応えを望む


誘いか 罠の糸かと 隠し声 ひとひらを削ぐ 冷たき雨か

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