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ヒマな魔王様はヒマが欲しい  作者: さんごく
4章・ドラゴン殺し

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ドラゴンの国。

 シャドラー王国は別名“ドラゴン王国”などと呼ばれる程、野生のドラゴンが多数生息している。

 何故なのかはわからないが、シャドラー王国誕生より遥かに前から。ドラゴン達はこの地で『子育て』をしている様子だった。

 そのせいだろうかこの国では、ドラゴンを殺した【冒険者】や【兵隊】が比較的多く存在している。

 シャドラー王国にしてみれば多すぎるドラゴンを、命がけで“間引いて”いるだけなのだが。ほかの国からみれば【ドラゴンスレイヤー】と言う英雄的な存在が多数存在する、強国の中の強国と見られていた。

 実際『シャドラーの戦士』と言うだけで、仲間からは尊敬と信頼を。敵からは恐怖を持って見られ。シャドラー王国で食って行けなくなり、【傭兵】になり下がった“旧”【正規軍兵士】達二十人で構成された部隊が、『シャドラー王国万歳』と叫びながら突撃しただけで敵【兵士】百人を破った話は嘘のような本当の事だった。

 シャドラー王国の方でもこの話が伝わると、当時の【国王】自らシャドラーの名前を付けた【傭兵】を徹底的に弾圧した。

 これはシャドラー王国の名誉を守るため。と、言うよりシャドラー王国の神秘性を政治的に利用するために取られた行為だと、後世の歴史家達は口をそろえて言う(実際にシャドラーの名前を付けていいのは、国王もしくは国軍によって選ばれた精鋭部隊だけとなる)。

 こうなると、他国が【ドラゴンスレイヤー】部隊を持つには。シャドラー王国と親密になり、大金を出してシャドラー王国から精鋭部隊を借りるか。シャドラー王国領内で文字通りドラゴンを狩った者達を集めるしか無くなり。シャドラー王国はこの百年大いに潤う事となる。

 だがそれも又昔の話だった。

 シャドラーの名前を安易に付けた、あきらかに練度の劣っている【傭兵】部隊を多数作り出した愚かな王が何もかもぶち壊したのだ。

 その結果、シャドラー王国の名は地に落ち。ドラゴンの徘徊する危険な二流国へと下った。

 だがそれでもシャドラー王国が滅亡しなかったのは、皮肉にもドラゴンのおかげだった。

 当然といえば当然だが、誰が好き好んでドラゴンなどと言う魔物の跋扈する国を欲しがる物か。

 そして現在。シャドラー王国はゆっくりと国を立て直していた。

 勿論そこにはドラゴンが関わっている。──曰く。

「君もシャドラー王国で、英雄の中の英雄【ドラゴンスレイヤー】を目指そう!」

 当然の事だが、【ドラゴンスレイヤー】など簡単には成れない。

 だが、それでも人々は集まる。それ程の魅力を【ドラゴンスレイヤー】は持っていた。


えっと続きです、読んでの如く説明回です。

さぁて、この後どうするかな。

まぁ、ゆっくりと書くつもりですが。

では、次回。

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