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蜘蛛の巣に魅せられて。

作者: 七瀬


『僕の初めての女性は彼女だった。』



彼女とは高校から一緒で、1年生の時に初めて同じクラスになりそこから

友達になった。


僕と彼女はお互い初めてお付き合いをして、初めてのキスも初めての経験も

全てが彼女だった。


そして今では僕の 『奥さん』になり二人の間に出来た子供が3人いる。

7歳の長男、6歳の次男、4歳の長女。


僕は家族の為にローンで一戸建てを購入して今は家族5人で仲良く暮らしている。

毎日がドタバタで、家の中は毎日賑やかだ!


『僕たち家族は、幸せを絵に描いたような家族だと思う。』

近所付き合いも良好!


幸せいっぱいだった! 

この時までは......。



僕の名前は 『服部 真悟』37歳、サラリーマンだ!

僕の奥さんの名前は 『千紗』37歳、専業主婦。


何もかも全て上手くいっていた!



...でもこの日を境に運命が狂ってくる!


僕が昔っから仲がいい友達と仕事帰りに飲みに行った時の事だ!

男2人で、飲んでいると...?


1時間ぐらい経った頃かな? 若い女の子2人が僕たちに話しかけてきた。


『あのう、、、? 良かったら一緒に飲みませんか?』

『あぁ~いいよ! こんなに若い女の子達と一緒に飲む事ないしねぇ~!』

『ホントですか!?』

『おいおい? 僕たちは【結婚】してんだぞ!』

『別にいいじゃないですか~! 一緒にお酒飲むだけですよ~!』

『服部! ちょっと? カタいんだよ~! せっかく彼女たちが一緒にお酒

を飲もうと言ってくれてんだから~!』

『そうですよ~! 一緒にお酒を飲むからと言って、、、! 【浮気】では

ありませんよ!』

『そうだよな! うんじゃ、一緒に飲もう!』



それから、2時間ぐらい彼女たちと一緒に飲んでいたら...?

いつの間にか、、、?


【2対2になっていて...。】


気が付けば、、、僕とミサが二人っきりになっていてお酒を飲まされていた。


僕はかなりお酒が入っていて呂律が回っていない!

ミサは僕にべったりとくっついていた!


...そして何処かの段階で僕の記憶がプッと! なくなっていた。




次に僕の記憶が戻った時は、、、○○ホテルだった!


僕はベットで寝ていた、隣にはリサも一緒に、、、。

【何が起きたのか!?】


リサが寝ぼけているのか...? 僕に抱き着いてくる。


『...何が起きているんだ?』

『えぇ!? 覚えてないの~?』

『何があったんだ!?』

『もう、大人の関係よ~!』

『そ.そんな、、、。』



直ぐに、昨日の仲のいい友達に連絡をした!


『昨日は、何がどうなったんだ?』

『あぁ、お前ら~イイ感じになってたから、俺は俺でいいことしてたよ!

あの子とな~!』

『お前な! 僕たちは【結婚】してんだぞ! これは! ヤバいよ!!』

『まぁ、奥さんにバレなければいいじゃないの! 大丈夫だよ服部!!』

『絶対にバレるよ!』

『取り敢えずは、昨日は俺の家に泊まった事にすればいいよ~!』

『あぁ、、、わかった。』

『大丈夫だって! なぁ!』

『ううん』



その後、直ぐに家に連絡してアイツの言う通り、アイツの家に泊まった

事にした。


千紗も納得していた。

【疑われなかった?】


この事がキッカケで、もっと最悪な方向に加速していった。



僕はこの日から、リサと浮気を重ねるようになる。

奥さんである、千紗には何度もアイツと飲みに行って来るとか?

泊まらせてもらうからといって、リサに会いに家まで行っていた。


浮気だと思っていたリサをいつの間にか、、、本当に好きになっていた。

もう、浮気相手だけの関係ではいられない!


でも、僕には愛する奥さんや子供たちがいる。

家のローンまであるのに、別れる事は頭になかった。


そんな関係が1年続いた頃、、、。

リサに言われる。


『あなたの子供ができちゃったみたい! 今すぐじゃなくていい! 

奥さんと別れて私と結婚してくれない?』

『そ.そんなの無理だよ! 僕は彼女を愛している! 子供もそうだ!

彼女は僕にとって初めての人だし...!』

『初めてだったから、他の女性に興味を持ったんじゃないの? 遊んで

ないから、他の女性とはどうなんだろうって思ったんじゃないの...?』

『......』

『私のお腹の中にはあなたの子供がいるのよ~! ちゃんと私たちの事も

考えてくれてもいいじゃない?』

『わかってるよ。』

『先、私が言った事、真剣に考えてね!』

『ううん』



僕は遂に【決断】をする!


僕は家に帰り、奥さんに全てを話をした。

僕が浮気をしていた事、その浮気相手のリサのお腹の中に、今僕の子供がいる事

でも、千紗と別れたくない事も伝えた。


そうすると...意外な答えが返ってきた!


『アナタがその女性にしてしまった事は仕方がないわ! お腹の中にもアナタ

の子供がいるんでしょ! ちゃんと認知してあげて! それとちゃんと3人で

話がしたいわ!』

『わ.わかった。』


その事を、リサに言うと......?

ビックリしていた! 僕が奥さんに全部話すと思っていなかったらしい。



そして、3人で話をする事になり、、、。


『初めてまして、【服部の妻です!】』

『はじめまして、リサです。』

『今から、話す事はリサさんにとってビックリする事かもしれないけど

いいかしら...?』

『ははい』

『彼にはあなたの子供を認知させます! あなたの子供の為ですから、、、。

ただ、私たちは別れません! 私にも子供がいます、家も建ててローンもあるから

だから彼とはどんな事があっても絶対に別れません。それはあなたも一緒だと思い

ます! だから彼と別れてとは言いません。ただ今までの関係を続けましょう!

彼には、【二重生活】をさせます! それで、どうですか?』

『私は、、、はい。』

『真悟もいいわね!』

『ううん』



奥さんから強く言われた事がある!


『どんな事があっても、お互いの子供たちには関係がない事だから!

絶対に子供たちにはバレないように.......。

子供たちが大きくなったら、ちゃんと話さないといけないと思うけど...?

それまでは、いいわね!!!』

『ははい』


この件があって! 僕は千紗には一切頭が上がらなくなった。


【絶対に、浮気はしてはいけない!!!】



 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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