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塩。~拳精、思い付きを行く(仮)~  作者: 天爛
チュートリアル的な
7/33

(7)ロール。

お陰様で評価、PVとも伸びていってます。

人気作家さんに比べれば亀の歩みかも知れませんが、これからもよろしくお願いします。

「じゃあ、最後はぼ……俺様だね、だな。僕は健也で、俺様はトルテ。格闘系を目指してる、ぜ。よろしくね、な」


 とさっき考えてみたロールを踏まえて自己紹介してみたのだけれどもなぜか3人がフリーズしてしまっている。

 何処か変なことあったかなと首をひねってみせると、アリスとナイトがぷっと吹き出した。


「お兄ちゃん。それ全然似合わない」

「うっ」

「それに語尾無理ありすぎだ」

「うぐっ」

「む、無理はしない方がいいですよ。人間向き不向きはあります。ありますとも」


 ただ1人フォローをしてくれた智沙ちゃんだけど、なんか自分に言い聞かせている気もしなくはない。……もしかして


「ちなみに智沙ちゃんはどんなロールをしようとしたのかな?」


 気になったので聞いてみる。


「ひ、秘密ですっ!」

「秘密ってことはやろうとはしたんだ。やっぱり」

「あっ……」

「確か甘えん坊の幼女キャラだ「わー、ぎゃー、あー」」


 慌ててアリスの発言をかき消そうとする智沙ちゃん。けどそれは言い終えたあとだった。残念。

 しかし、甘えん坊の幼女キャラ。いまはホビットだからアリかも知れないけどリアルの智沙ちゃんを想像すると……。ごめん、想像できない。


「でも、ぼ、俺様はそのままの方が智沙ちゃんぽくていいと思うよ」


 そう言って、ちょうどいい位置となっっている智沙ちゃんの頭に手をぽんぽんと置く。


「あ、ありがとうございます。ホビットにした甲斐がありました!」


 そう言って智沙ちゃんは小さくガッツポーズを決める。

 ……でもホビットなのと僕の言った事って全然関係ないよね? 体格的に言ったら真逆なわけだし。


「ん、取りあえずトルテ。これからはキャラ名で言うように気をつけろな?」

「あっ、ごめん」


 俺様はトルテ、周りにいる3人はナイト、アルス、チィサ。うん。覚えた。リアルから連想しやすい名前で助かる。

 逆に僕、じゃなくて俺様だけリアルとかけ離れているのか。

 悪いことしたかな。


「何を考えているかはだいたい分かるけど、その姿で『ケンヤ』だったりしたら知らない奴なら軽く引くぞ?」

「うん。私たちはリアルで慣れているけど知らない人だと違和感ありありだよね」

「今は女の人ですし、リアルと区別するためにもトルテさんは今の名前でいいと思いますよ?」

「ありがとう。ナイト、アルス、チィサ。改めてこれからよろしく」

「「「こちらこそ」」」」


 僕が拳を突き出し、3人がそれに合わせる。なんかいいなこういうの。


 ちなみにナイトやアルスが軽く酷い言い方してる気もするけど、分かる気もする。今の僕は少しボーイッシュが入っているものの誰が見ても女の子なのにも拘らず、リアルの僕を知る人が見たら直に僕だと分かる位の絶妙なバランスを保っている。逆に言うと本当は男だと言ったら信じて貰えるレベルではある。

 女の子寄りの補正が入っているから、リアル知らないと少し違和感を感じるかもしれないけど。


「じゃあ自己紹介も終わったことだし、さっそくフレンド登録しとこうよ」

「そう言えば忘れていましたね」

「だな」

「じゃ、約束通りここに着いた順ね」


 そんな約束してたのかと思っている間にアルス、チィサちゃん、ナイトからフレンド申請が飛んできた。

 もちろん断る理由はないのでアルスの言うとおり着いた順ですべて受領していく。


「これでフレンド4人か」


 フレンドリストを眺め何となくそうつぶやくと、それを耳聡く聞きつけたアルスが驚きの声を上げて訊いて聞いてきた。


「えっ。ボクが1番フレンドじゃないの?」


 1番フレンドってなんぞや。


「私達が着く前に誰かとお知り合いになったとか?」

「結構急いだのにそんな間あったのか?」

「えっと、あったと言えばあったかな」


 フィールドに転送される前だったけども。


「ボクを差し置いて1番フレンドになったのって……?」

「ソルトちゃん」

「「「ソルトちゃん?」」」


 3人が3人とも首を傾げる。

 あっ、そうか。3人の時は他のNPCが担当してた可能性があるんだった。だとしから3人はソルトちゃんのことは知らないかもだ。


「ほら、キャラメイク時のサポートNPCだよ。フィールド転送前に友達になってってお願いしたらフレンド登録してくれた。」

「転送前……、それは無理。キャラメイクNPCずるい。公式がチート、公式チートだ」


 いや、ずるいってフレンド登録が早いかどうかだけどほかに影響ないよね?


「てか、NPCとフレンドになれたんだな……」


 まあ折角だし皆にも紹介しようか。この後は暇だって言ってたし呼べば来るよね。

 ……あそこから動けないとかだったら申し訳ないけど。

と、いう事で主人公のロール(一人称)は迷走中。

台詞も地文も俺様で行くのか、それとも僕に戻るのか

はたまた台詞は俺様、地文は僕とトリッキーに行くのか

それとも第二、第三の一人称が出てくるのか。

次章が始まったら固定しようとは思いますが取り敢えず未定なのでご意見いただければ。

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