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犬転生 〜わんダフル異世界冒険記〜  作者: 鍋豚
第1章 転生編
32/48

最終わん ようやく始まる異世界冒険記


『……こっち』


 ダルシーに連れられて、俺達はアマンダさんの店にやって来た。とりあえず一時的な避難のためだ。

 ダルシーは頭を器用に使って店の扉を開け、俺達を中へと誘う。 


「あらぁ? いらっしゃい。どうしたのぉ? こんな朝早く」


 店内に入ると、カウンターではアマンダさんがうたた寝をしていたようで、店の扉が開かれて慌てて飛び起きていた。

 今日も今日とて腰まで伸びた白色の髪はボサボサで、眠そうに垂れた瞳と相まって、たった今ベッドから出てきたかのように見える。


「押しかけてすまない。突然だが、私達はこの街から出て行く」

「えぇ!? どうしたの、急に……」


 さすがのアマンダさんも、突然すぎるケリーの一言で目が覚めたようだ。

 困惑するアマンダさんに、ケリーはざっくりとこれまでの概要を説明した。


「――というワケで、この街に居るのはこれ以上難しい」

「なるほど……大変な目に遭っちゃったわねぇ……。でもよかったわぁ、無事にここまで逃げて来られて」

「ダーちゃんが連れてきてくれたんだよぅ!」

「ばぅ!」


 誇らしげに吠えるダルシーはアマンダさんの胸の中に飛び込み、甘えるように頬をペロペロと舐めた。アマンダさんは応じるようにダルシーの頭を優しく撫でる。ダルシーを抱き締め幸福そうなアマンダさんだったが、一転して気の毒そうな目をこちらに向けてきた。


「それでケリーちゃん、ジェイミーちゃん。これからどうするのか、何か考えはあるの?」


 言われ、姉妹は肩をすくめる。


「どうする、お姉ちゃん?」

「うむ……。どのみち、ここを含めて周囲の街に立ち入ることは出来ないだろう……」


 ケリーは困ったように声を落とす。

 茶髪男のせいで、この街はおろか近隣の街にも入るのが難しくなってしまったのだ。


「別の地方の街に行くのはどうかな?」

「確かに、それなら茶髪男の力は及ばないだろう。でも距離が問題だ。一番近くてもここから三千ワオンは下らない。船や馬を手に入れるにしても、この状況では厳しいだろうなぁ。金も宿に置いてきてしまったし」


 三千ワオンがどれ程か謎だが、ケリーの口ぶりから察するに、そう簡単に徒歩で行ける距離ではなさそうだ。

 つまり、実質的に街で暮らすのが不可能になってしまったのである。


「じゃあ荒野で暮らすしかないのかな……」

「しばらくは、そうなるな……。荒野に寝泊まりしながら、地道に歩いて三千ワオン歩くか。何年かかることやら……」


 まさかのホームレス生活。しかも、モンスターが巣食うあの荒野で。

 俺のチート級の力があれば命の危険はそうそう無いだろうが、なかなか安眠は出来ないだろう。

 姉妹の空気が重たくなる中、


「はいはぁい! 私にアイディアがありまぁす!」


 今まで黙って話を聞いていたアマンダさんが呑気に、そして元気よく手を挙げる。


「なんだ、アマンダ?」

「ふふふ~、いいこと思いついちゃったわぁ!」


 彼女の顔は満面の笑みだったが、何か企んでいるようで、一瞬だけ俺の方に目を向けたような気がした。


「人間の街で暮らせないのならぁ、人間以外の街で暮らせばいいのよぉ!」


 まさに発想の転換だ。しかし簡単に言うが、人間以外の街なんて――


「……人間以外の……街」


 ――あるじゃないか。

 そこで、ようやくアマンダさんの意図が読めた。


「例えばぁ、ここから300ワオンほど東にある――」


 やはりそうか。アマンダさんはそこに、俺の目標であるその地に、姉妹を誘導しようとしている。

 しかし俺の求めるその単語をアマンダさんが言い終わらないうちに、


「わんダフルランド」


 言葉を引き継ぎ、ジェイミーとケリーが同時に呟いた。


「あらぁ、知ってるのぉ? わんダフルランドは、知る人ぞ知る秘境なのに」


 純粋に疑問に思ったのだろう。アマンダさんがそう尋ねると、ケリーは居心地が悪そうに視線を逸らし、無理やり話題を変えた。


「た、確かに、300ワオンなら他の地方に行くよりは近いな……」

「荒野で生活するよりも、安全かも……」


 ケリーとジェイミーは目を見合わせ、お互いに力強く頷く。


「仕方ない。行くか。わんダフルランドに」

「うん!」


 続けて姉妹は俺に目を向け、


「ヌー、お前も一緒に来るか?」

「どうする? ヌーちゃん」


 そんなの当然、決まっている。


「わん!」


 俺は元気良く頷き、俺のベストプレイスならぬバストプレイスであるジェイミーの胸に飛び込んだ。

 姉妹は嬉しそうに俺の頭を撫でるが、同時に申し訳なさそうな表情にもなる。


「ごめんね、ヌーちゃん……。大変な目に合わせて……」

「わぅぅん」


 何を言うか。

 俺はジェイミーとケリーのペットだ。どこまでも一緒に行きたいし、一緒に居たい。

 それに元より俺はわんダフルランドに行きたかったのだ。キッカケはあまり喜ぶべきことではなかったが、結果として、姉妹と一緒にわんダフルランドに行くという夢が叶ったわけである。


「まぁまぁ、わんダフルランドはワンコにとっては天国みたいな所だし、ヌーくんも嫌じゃないんじゃない?」


 悲しそうな顔する姉妹を見て、アマンダさんがフォローしてくれる。彼女の言葉に同意するように首を縦に大きく振ると、ジェイミー達の表情も少し明るくなった。

 ……それにしても犬にとって天国みたいな所なのかぁ。そういや犬神も、犬の犬による犬のための島とか言ってたなぁ。

 もちろん第一目標は人間に戻ることだが、なんだか行くのがちょっと楽しみになってきた。


「ふっ、わんダフルランドに行けば、ヌーの秘密が分かるかもな……」

「わ、わうん?」


 ケリーは悪戯っぽく微笑み、俺を探るように見てくる。

 そうだった……。どさくさに紛れて追求を免れていたが、俺はチート的な戦闘能力を姉妹に目撃されているのだ。ジェイミーに至っては火を噴くのまで見られてしまっている。

 だが、秘密があるのは姉妹も同じことだ。俺の秘密がバレるかもしれないが、それと引き換えに二人の秘密も知ることができるかもしれない。


「はぁい! じゃあ決まりね! ……ダーちゃんは、どうするの?」


 アマンダさんが問うと、ダルシーは「ばぅ!」と強く頷く。人間にはただの鳴き声にしか聞こえないだろうが、アマンダさんにはその声の意味を理解できたようだ。


「そう……わかったわ」


 頷くダルシーにアマンダさんは少し寂しそうな表情を見せるが、すぐにその表情を隠すように優しく微笑んだ。


「え? もしかしてダルシーも一緒に来てくれるのか?」

「うん。ダーちゃんが道案内してくれるそうよぉ。私はお店とか色々あるし行くことが出来ないけど……」

「でもアマンダさん……。ダーちゃんと離れ離れになっちゃうよ?」

「大丈夫よぉ。一生会えなくなるってわけじゃないし、すぐまた会えるわぁ……」

「そっか……」

「ばぅ」


 二人の目は少し寂しそうに見えた。

 昨日俺がわんダフルランドに行くと決意した時に、ダルシーも同行するという話はしていたため多少は覚悟が出来ていたのだろうが、それでもやはり寂しさは隠せないようだ。

 二人は最後にギュッと力強く抱き合うと、ダルシーはアマンダさんの元を離れ、こちらへ歩み寄って来た。


「じゃあよろしくね、ダーちゃん!」

「ばう!」

「アマンダ、ダルシーは私達が責任を持って預かる。安心してくれ」

「ありがとぉ。お世話お願いねぇ。特に夜のお世話を」

「よ、夜……?」


 俺を見るんじゃない、アマンダさん。


「あ、そうだぁ! 少しだけど、食べ物とか持って行って!」

「悪いな」


 アマンダさんは杖を取り出し、それをひょいひょいと振ってみせる。

 すると店の戸棚が至る所でガタガタと揺れ、そこから食料など旅に必要な物がひとりでに飛んできた。

 魔法で呼び寄せた食料や道具類を荷袋に詰めながら、


「邪魔になっちゃうから必要最低限ねぇ」


 というアマンダさんだったが、こっそりハチミツの入った小瓶とオークの睾丸を忍ばせているのを俺は見逃さなかった。


「ところで、荒野に出るには武器が必要だと思うけど……」


 そこで、姉妹は自分たちが防具はおろか武器を持って来ていないことに気がついたらしい。全て宿に置いてきてしまったのだ。

 しかしケリーはチラリとジェイミーを見て、自信満々に言う。


「大丈夫だ。ジェイミーは胸から炎を出せるし」

「えぇ!? そうなのぉ!? ジェイミーちゃんすごい!」

「ち、ちがうよぅ! 私じゃないよぅ!」

「ついにジェイミーちゃんも、この領域にやってきたのね……」

「だから違うって!」

「『も』だと!? 出せるのか!? アマンダもおっぱいファイヤー出せるのか!?」

「当然よぉ! なんて言ったって私は賢者レベルの魔法使いなんだからぁ!」


 マジで!? 賢者っておっぱいから炎出せるの!?

 まさかおっぱいファイヤーが実在するとは驚きだったが、ケリーは別の所に引っかかったらしい。


「アマンダ、賢者だったのか?」

「そうよぉ~言ってなかったかしらぁ?」


 おそらく賢者とは、魔法使いのランクのことだろう。ステータスの数値に応じてランクが変わるのではないだろうか。賢者って言うくらいだし、アマンダさん程の人物だから、相当高レベルな存在だと思う。

 誇らしげに言うアマンダさんだったが、ケリーは彼女に疑いの目を向ける。


「……ちなみに、この街に賢者って何人くらいいるんだ?」

「賢者レベルの魔法使いは、私しかいないわよぉ」


 え? 確か、茶髪男は賢者に依頼してケリー達の宿を見つけたって……。

 じゃあつまり……。


「ア、アマンダ? 昨日、誰かに人を探して欲しいって言われなかったか?」

「え? あ~そんなお客さん来たわねぇ。たしか茶髪の男の人」


 はい確定。

 ケリー達の居場所を茶髪に教えたのは、なんとアマンダさんだった。

 でも、どうしてそんなことを……。


「生き別れた姉妹を探して欲しいって言われたわねぇ」


 生き別れた姉妹て。


「そ、それで、居場所を教えたのか?」

「えぇ。最初は、さすがに女の子の居場所を教えるのは良くないって思って断ったんだけど、生き別れた姉妹への熱い想いを語られてねぇ~。そしたら私もう涙が止まらなくなっちゃって。どうにかして再会させてあげようと思ったのよぉ~」


 だ、騙されてるー!

 まんまと騙されてるよこの人!

 何を言われたのか知らないけど、そんな分かりやすそうな話に騙されるとは! 賢者なのに! ぜんぜん賢くない!


「は、はは……」


 良く言えばアマンダさんのお人好しで純粋な様に、悪く言えばバカっぷりに、ケリーは力無く微笑んだ。


「そういえば、姉妹の特徴聞いた時に『巨乳と貧乳の金髪姉妹』って言ってたけど、生き別れたのになんでそんなこと分かるのかしらぁね? あ、これも兄妹の愛かしらぁ~いいわねぇ~」


 当事者でないダルシーでさえも、アマンダさんの犯したミスに気がついたらしく、ケリーに向けて申し訳なさそうな視線を送っていた。


「それでね、それでねぇ~。びっくりしたのがその姉妹さん達、人間じゃなかったのよぉ~!」


 アマンダさんの語る内容は、茶髪男の話した内容と見事なまでに一致していた。人間という括りで探知出来なかった話、代わりに姉妹の飼うペットを探知した話。そして、その探知に姉妹が引っかかった話。

 話の最中、ケリー達は心底居心地が悪そうにソワソワしていて、ダルシーは驚いた様子で姉妹を見つめていた。

 アマンダさんは話終えた後で、『生き別れたのに何でペット飼ってるって知ってたのかしらぁ?』と不思議がっていたが、まだ気がついていないようだ。


「それにしても、ついにジェイミーちゃんもおっぱいファイヤーができるようになったのねぇ。でもまぁ、ジェイミーちゃん程のおっぱいなら……」


 そこで、ジェイミーの素晴らしい胸を見て、アマンダさんがハッとする。


「巨乳に……金髪……姉妹」


 続けてケリーの胸を指差し、


「貧乳!」

「だれが貧乳だ!」


 さらに俺の姿を見て、


「ペット」


 ようやく気がついたようだ。


「え? ええ!?」


 先ほどまでのヘラヘラした様子とは一転、一気に焦りに満ちた表情になる。ようやく自分が犯した失敗に気がついたのか。


「ケリーちゃん達、お兄ちゃんいたのぉ!?」

「ちがう!」

「あとケリーちゃん達、人間じゃなかったのぉ!?」

「ち、ちがっ……。ぐっ、そ、その話は今はどうでもいいんだ!」


 ついに我慢の限界が来たのか、ケリーはアマンダさんの仕出かした事を指摘した。

 ケリーに言われてようやく自分が騙されたこと、そして行った事の重大さに気がついたアマンダさんは、泣きそうになりながら俺達に散々謝罪をしてきた。しかしアマンダさんの度を越したお人好しさに、もはやケリー達は彼女を咎める気は起こらなかったようだ。


◇◇◇◇◇


「なんだか騒がしいわねぇ」


 支度を終え店の外へ出ると、大通りの方から聞こえてくる喧騒に、アマンダさんが不審そうに呟いた。


「きっと奴が私達のことを探しているのだろう。さ、見つかる前に行こう」


 ケリーはアマンダさんが準備してくれた大きな荷袋を背負い、ジェイミーは新たな杖を手にしている。お詫びの気持ちと、ジェイミーのおっぱいファイヤーだけでは先行きが不安とのことで、アマンダさんが新しい杖を譲ってくれたのだ。魔術用品店なのでケリー用の武器がないが、まぁケリーなら素手で大丈夫だろう。


「こっちの裏通りから行けば、あんまり人目に付かないで街の外へ出れるわぁ。ダーちゃん、わんダフルランドまでの道案内よろしくねぇ」

「ばぅ!」

「て言っても、そもそもケリーちゃん達には道案内は必要なかったかしらぁ?」

「う、うるさい!」


 アマンダさんはクスクスと笑うだけで、それ以上は追求して来なかった。


「それじゃあ、アマンダ。色々世話になったな」

「ありがとう、アマンダさん。絶対また会おうね!」

「ええ、二人とも元気でねぇ。絶対すぐまた会えるから、安心して」


 姉妹と抱擁を交わし、続けてアマンダさんは俺とダルシーの頭をくすぐるように撫でる。


「ヌーくん、ダーちゃんをよろしくねぇ」

「わん!」

「ダーちゃん、しっかりやるのよぉ」

「ばぅ!」


 アマンダさんとの最後の別れを交わし、俺達は再びダルシーの後に続いて街の外へ向かう。

 目指すはわんダフルランド。

 そこに、俺が人間に戻るためのキーアイテム・黄金のヌプティヌスヌクレドヌが待っている。


「気をつけてねー! みんなー! 元気でねぇー! ダーちゃぁん!」


 曲がり角に差し掛かった所で、背後でアマンダさんの涙交じりの声が聞こえた。

 ケリーとジェイミーは振り返って手を振って答えるが、ダルシーは答えず、無言で歩んで行く。

 それはアマンダさんの親元を離れて旅立つという決心の表れか。勇ましく、そして凛々しく歩む彼女の横顔からは、固い決心を感じた。

 しかし、


「ダーちゃぁん! 元気な赤ちゃん産んでくるのよぉぉぉ!!」

「ばぅ!!!!」


 その言葉には力強く答えるダルシー。

 あれぇ? 固い決心はぁ? 彼女は俺のことをチラリと見た後、ねっとりと舌舐めずりをしていた。


◇◇◇◇◇


 そんなこんなで、アマンダさんに見送られ俺達は街を出て、広大な荒野へと足を踏み入れた。

 かつて俺が茶髪達に拉致られ、ドラゴンと戦う羽目になった場所だ。また戻ってくることになるとは。

 果てしない荒野には水はおろか、草木の一本も生えていない。地平の先まで大地が続いており、目に入るのは巨大な岩の山のみ。


「東へ300ワオン……」


 ジェイミーが心細そうに呟く。

 300ワオンの距離感は相変わらずピンとこないが、この果てない荒野を見る限り、そう簡単な旅ではなさそうだ。

 しかしここから、俺の冒険が始まるのだ。わんダフルランドへの、わんダフルな冒険が!


「はぁ」


 不安がるジェイミーの一方で、ケリーは自嘲するようなため息を吐き、


「まさか、来た道を逆戻りするとはな……」


 ボソリと呟く。

 来た道……。

 予想はしていたけど、ケリーとジェイミーの出身は……。


「私達の故郷、わんダフルランド――」


 やはりそうか……。

 ケリーとジェイミーは、やはり、ダルシーと同じ……。



「――の隣にある、にゃんダフルランドに!」



 …………にゃ、にゃん……だと?




第1章完結です! ここまで読んでいただきありがとうございました!

2章からはようやく冒険が始まります!笑

2章は1章の10000倍面白くなる気がするので、ぜひぜひ続きも読んでくださいませ〜


ご意見、ご感想、ご要望などなどお待ちしておりますー

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