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大阪事変 ~異能捜査室~  作者: 伏菱 恭
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【第四話】大阪事変 ~デスゲーム~

~目次~

・病院にて

・大阪支部統合所に機動隊が突撃

・異能、空間生成


・病院にて

あれからどれぐらいの時間が経ったのだろうか。

零宮さんを担いで走っていたが、いつの間にか気絶してしまった。ここはどこだろうか?

起きてみると見慣れない所へ来ていた。

「ここは…病院か?」

すると起きた事に気付いた看護師さんが

「先生!目覚めました!」

と大きな声で言った。

そうして医者がこっちへ来て事情を説明してくれた。

「あなたよく生きていましたね!実は大阪支部統合所前で爆発があった時に周辺で実験用のガスが漏れてしまったんですよ。そして数人ほど死者がでてしまいました。あなたはまだ軽傷ですのでゆっくり休んでください」

ゾッとした。もしかしたら死んでしまっていたかもしれないと言う恐怖を感じた。

(あれ?零宮さんは?)

周りを見たが零宮さんの姿が見えなかった。

「あのー…零宮さんはどこにいるんですか?」

そう言うと皆さんが急に暗い顔をし始めた。

「零宮さん…というのは爆発を起こした方ですよね?」

「え?そうですよ」

「…」

皆さんが黙り込んだ。

「じ、実は零宮さんは異能を使うと五感がどんどん無くなっていくという体質があったんですよ」

「…は?」

え、五感が無くなる?それじゃあもう到底普通の生活には戻れない。自分に後悔の気持ちが押し寄せて来た。まず僕が誘わなければ良かった。そうしていたら零宮さんは普通の生活をしていたかもしれない。もう後悔するしかなかった。何も出来なかった。

「…」

そうしていると目眩がしていつの間にか眠ってしまった。


・大阪支部統合所に機動隊が突撃

自分が目覚める1時間前に伝達が来ていた。それは

「大阪支部統合所に機動隊が突撃する。異能捜査室も参加願う」

という事だった。自分は寝てしまったから身体も回復していた。そうして医者の許可を得て大阪支部統合所に向かった。

大阪支部統合所前に行くと既に銃撃戦が続いていた。自分は警察の方に聞くと

「あ、あなたが例の異能捜査室の方ですね?お待ちしてました。今1階部分を占拠したのでそこへ向かってください」

そして1階へ向かうと能連會の人が異能を使って戦っている最中だった。すると警察の方が

「異能、人間削除」

と言うと能連會の奴が消えてしまった。

「2階に行くぞ!」

そうしてドドドドッと足音を立て上へ行ったのであった。

そしたら1人の人物がいた。

その人はオッドアイだった。すると

「異能、空間生成。人間転移」


・異能、空間生成

するとあたり1面光に包まれた。

いつの間にか機動隊の人が全員居なくなっていた。そしてオッドアイの人が

「空間内の有機物を削除」

と言うと上から沢山の何かが落ちてきた。

(っ!死体だと?)

そうしてオッドアイの人物が

「空間移動」

と言うと目眩がして倒れてしまった。

そして目が覚めると謎の場所にいた。

「ここは…ユニバーサル・スタジオ・ジャパンか?いやユニバーサルシティか」

自分はいつの間にかユニバーサルシティにいたようだ。

すると隣に人が居た。

もしかしたら何で自分がここに居るのか分かるかもしれない。

そうして聞いてみた。

「あのー!すいません、なんで自分がここに居るか分かりますか?」

そう聞くとその人は

「僕もわからないです」

と言った。

「そうか…あ、そうだ一応自己紹介しないか?私の名前は篠岡だ。よろしく」

「篠岡さん、よろしくお願いします。私の名前は神崎誠と言います。自分は三重の伊勢神宮の前に居たんですけど急にここに居たんですよ。短い付き合いになると思いますがよろしくお願いします」

「あぁ、よろしく」

そうすると他に18人ほどの人がここへ居るようだ。しかし妙だ。自分達以外全く人が居ない。

そうすると何かが聞こえてきた。

「マイクテストー…マイクテストー…大丈夫か。あ、皆さんどうもこんにちは!自分の名前は玲幻 一と申します。ここはどこかと思う方も居ると思いますので説明致しますね!ここは皆さんご存知ユニバーサルシティです!あなた達20人はデスゲームをしてもらいます。そうしてそのデスゲームの名は『椅子取りゲーム』です!実はここのユニバーサルシティは別の空間の為他の方がいません!という事は大暴れができます!とりあえずルールを説明しますね。

最初、皆さんはユニバーサルシティに居ますが大阪全体の地域を使っていいです。そしてここには時間の区別の為に椅子取りターンとデスターンの2つがあります。椅子取りターンはその名の通り椅子を探して座るターンです。デスターンは椅子取りターンが終わると始まります。ここでは座ってなかった人達が死んでしまいます。個人の異能は一応使えます。しかし無敵の異能等は解除していますのでそこの所はよろしくお願いします。では私は用事があるのでここら辺で帰ります。では楽しんでくださいね!」

そして音声が聞こえなくなった。

自分もだが、全員混乱しているようだ。まずこれは誘拐じゃないのか?とりあえず出口を探そうとすると1人の人が壁をよじ登っていた。

「脱出してやる…」

そうするとその人は登りきって逃げようとした。その時

「バンッ!」

銃声が聞こえた。

すると壁から血が垂れている。

「逃げようとしても無駄です。逃げようとする意思がある場合は殺します」

そうしたらユニバーサルシティには無い謎の門が開いた。そして門を超えると阪急梅田駅に居た。

「言い忘れてましたけどここの設備は全て2022年の物なので空下鉄道や地野神市はありませんよー」

そして改札を出た。今は椅子取りターンらしい。そして探していると青色の椅子らしき物を見つけた。

そして座ると周りにバリアが貼られた。

「一旦これで安心できるな…」

そしてデスターンまで待つ篠岡だった


次回に続く!

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