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大阪事変 ~異能捜査室~  作者: 伏菱 恭
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【第三話】大阪事変 ~爆破~

~目次~

・新幹線爆破事件

・密告

・能連會の大阪支部統合所


・新幹線爆破事件

会議が終了し、くつろいでいると慌てている夢田さんがいた。

「どうしました?」

夢田さんに聞くと真っ青な顔で

「し、新幹線が爆破されたらしい…その新幹線は下警連のメンバーが乗っていたんだが乗客のほとんどが死亡したらしい…」

自分も驚いた。爆破?なぜそんなことが?

そんな事を考えていると一通のメールが届いた。

それは倉基さんからだった。

「私は新幹線で来る下警連のメンバーと合流する予定だったんですが、新幹線が爆破されたみたいです。私も近くに行ってみると血と火が見えました。私は一度警視庁に戻ります。大阪には3日後に行くつもりです」

という内容のメールだった。

夢田さんを見てみると

「何故だ…」「能連か?」「くっそ…」

などと独り言をいっていた。あんなに冷静な人が真っ青な顔で慌てるなんて思わなかった。

しばらくして爆破理由が分かったらしい。

それは能連會の仕業だった。能連會は指定した位置を爆破できる超能力者を使って爆破をしたそうだ。

理由がまず異能捜査室への攻撃。他には無差別テロという事が分かった。

しかし、篠岡は疑問に思った。何故そんな事がわかるのかと。


・密告

何故そんな事が分かるのかを倉基さんにメールで聞くと、

「能連會には公安の密告者がいるんだよ。どちらかというとスパイだね。その人は今大阪支部統合所に潜入してるみたいだ」

と書いていた。確か支部一覧で書いてあったな…と思い出した。

大阪支部統合所は支部からの情報を受理してそれを本部へ渡す等の情報の総括を行っている所だという事が分かった。特に大邱からの情報受理が一番多いらしい。密告者は公安部の者だが詳しい事は分かっていない。

「とりあえず情報収集だ…」


・能連會の大阪支部統合所

PCを使って大阪支部統合所の場所を探してみるとあっさり見つけることができた。

しかし詳しく調べてみると門番が二人いるらしい。それも相当厄介な超能力者のようだ。

とりあえず誰かを誘って行ってみることにした。そしたら零宮さんが

「私行きたいです」

といってくれたので一緒に行くことにした。

場所はなかもず駅の目の前らしい。

そして地下鉄で新梅田からなかもずへ向かった。20分程度でつき、大阪支部統合所を探していった。すると目の前のビルの自動扉の前に二人の男がいた。

「零宮さん、これどうする?」

「うーん、これは異能使っていいと思うよ。戦闘になるだろうし」

そして門番の前に行った。そしたら門番は

「おー、誰かと思えば異能捜査室かぁ」

「そうみたいだな、行くぞ」

そうして二人が襲いかかってきた。自分はテレポートをうまく使いながら避けた。もちろん自分は戦闘には慣れているから長い戦闘になると思った。すると敵が

「いいねぇ、面白い。じゃ、異能を使うか」

自分は身構えた。だが特に身体能力などは上がっていないと思い、殴ろうとするとなんと避けられてしまった。

「っな…」

自分は転んでしまった。

「な、何故避けれたんだ!」

そういうと敵がニヤリと笑って

「ふふん!すごいだろ!俺の異能は時間予測だ。お前の攻撃なんて丸見えだよ!」

と自慢しながら煽ってきた。しかし零宮さんは冷静にもう一人と戦っていた。すると零宮さんが

「異能を使うか…」

といった途端に当たりが光に包まれた。なんだなんだとみてみると零宮さんが何かを持っていた。水色の何かを持っていた。すると零宮さんが話し始めた。

「私の異能は物質操作だ。今から水素を使って簡単な芸をやるよ。後片付けは難しいけどね」

それを聞いた瞬間に敵の顔が真っ青になった。そしてあたりがピカッと光ったのであった。

目を開けるとさっきいた時と全く違った。辺りはすべて炎に包まれ、なかもず駅はもう駅ではなく瓦礫になっていた。しかし敵のビルと敵は無事のようだ。

「な、な、何がおこったんだ…?」

自分は怖くて腰を抜かしてしまった。そしたら倒れている零宮さんがいた。

「零宮さん!!」

自分は大急ぎで零宮さんを担いで逃げた。

早く逃げないと…

そんな事しか考えていなかったのである。


次回に続く!

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