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灰になったら

作者: 莉穂

いつか灰になって 

天国本屋で 君に会えたら 言いたことがあるんだ

君のうたに出会えてよかった

ありがとう


君はきっとこう言うだろう

「てめえのために書いたんじゃねえ」

照れ隠しが下手だね


いつか灰になって

天国行きのバスに乗り合わせたら

いっぱい話したいことがあるんだ

君に憧れて詩を書くようになったんだ

だからね ありがとう


詩に乗せて 

僕は息がしやすくなった気がするんだ

不条理な世界でも

見たことのない世界 

君につながる出会い 

あったんだよ

それだけで 息ができる


いつか灰になったら

とびっきりの笑顔で

ありがとう

言うんだ

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