~衝撃のスタート~
ーーーーそれは、どこにでもいる普通の男女の物語。ーーー
「、、、って、別にかっこよくないからあああ!!」
※この小説は、作者自身の妄想の世界の為、実際の人物とは全く関係ありません。
「起きなさい、遅刻するわよ。」
毎朝私を起こしてくれる、お母さんの声。もう朝が来たのか、、、。
「すぐ下に降りてきなさい。」
「うん。」
眠いからあまり話す気になれない。私は眠気に襲われながら階段をおりた。私は起きたらすぐに朝ご飯を食べる為、リビングのテーブルに向かった。
今日ははちみつトースト。
もうこれ食べすぎて飽きちゃった、、、。私はそう思いながら、嫌いなパンの耳をよけつつ、はちみつトーストを食べた。
「もたもたしないで早くしなさい。」
私は無言でマイペースに支度を進めた。
「行ってきます。」
支度を終えた私は、母にそう言って家を出た。
「う~。やっぱ寒い。もう1月だし、これからがきっと冬本番だよね、、、。」私は手がかじかんでしまわないように制服のポッケに手を突っ込みながら友達の家へと向かった。
ピンポーン
「は~い」
「あ、ゆこです」
「今行くー」
「はーい」
今行くとか言っといてどうせ10分後ぐらいに来るんだろうな、、、。
ー10分後ー
「ごめんごめん遅くなっちゃった。」
「もう遅いって、、、。」
いつも家を出る時間が遅いこの子は源真奈美。私と真奈美は幼稚園からの仲で、朝はいつも一緒に登校している。
でも彼女は部長をやっていて、部活がある日は早く登校する為、木曜日以外は私と真奈美は別で登校している。
「今日1時間目から数学なんだよね。」
「うーわ絶対寝るやつじゃん、、、。」
そんなたわいもない話をしながら、足を並べて学校に向かう。
「そういえば、今日3、4時間目に修学旅行のなんかするんだよね?」
「あー、多分班とかバス席とか決めるんじゃない?」
「そうかもね。楽しみだなぁ~」
そう。私達は1月の25日に奈良と京都を巡る修学旅行を控えている。
今日はその計画を立てたり、班やバス席を決める授業があるんだ。
「おはよう~」
「ちっす。おはよ。」
そんな事を考えている間に、学校についた。
昇降口に行って上履き、、、みたいな靴に履き替える。
「あ、ゆこ。おはよう。」
「京先生、おはようございます。」
「はい、これ。」
いつも朝にもらう、学級通信。
「ねえゆこ、見せて見せて」
まぁ、私より真奈美のほうが見たがるんだけどね、、、。
京先生に渡された学級通信を見ながら、1階にある3年生の教室に向かう。
真奈美はB組、私はC組。だから、修学旅行の班もバスも違う。
「じゃーねー」
「うん、バイバイ」
C組の教室、1番遠いから色々と面倒なんだよな、、、。
そう思いながら私は教室のドアを開けた。
私の席は、窓側から2番目の列の、1番後ろ。あまり先生にも目をつけられない席だから、結構気に入ってる。
支度を済ませてロッカーに荷物を入れている時に、教室へ入ってくる男子軍の姿が見えた。成瀬と颯太と照だ。
「おはよ。」
「あ、成瀬。おはよう。」
そう、成瀬は私の斜め前の席。、、、と言っても、私の隣の席が不登校の子だから、成瀬は私の隣の席と言っても過言ではない。
それに、この人。成瀬は、、、
私の好きな人なのだ。
普段から仲良くしてるから、あんまりそんな自覚は無いけれど、、、。
ー2時間目終了後ー
「ゆこちゃん、おはよう。今考えたら、今日まだおはよう言ってなかったね。」
「確かに、、、。あこちゃんおはよ。」
いつも休み時間になると、私の所へ来てくれるこの子は、藤岡あこ(ふじおかあこ)。3Cのオカンとも言われている。
「次、班とバス決めだね。楽しみだなぁ」
「ね。でも、先生が勝手に決めたらしいよ。やばくない?」
「そうほんとそれ。最後なんだから自由にしてくれてもいいのにね。」
3年生だから最後の修学旅行だというのに、なんでそうなるかな、、、。
「2分前だよー。座ってー。」
「あ、またね、あこちゃん。」
「またね。」
私はあこちゃんが席に戻ってからふと思った。
(でも、、、もしかしたら成瀬と同じ班になれるかもしれないよね、、、)
同じ班になれたらバス席も班ごとの為、かなり最高の修学旅行になる。私はただそれを願っていた。
ーー「はい、それでは皆さん。お待ちかねの班の発表を行いたいと思います。」
ああついにきちゃったどうしよう、、、。動揺が隠しきれない、、、。
「ではまず1班から、、、」
私は色々な気持ちから生まれるドキドキと共に、自分の名前が呼ばれるのを待った。
「では続いて2班、、、」
まだ私と成瀬の名前は呼ばれていない。
「続いて3班、、、」
まだ呼ばれない。まだチャンスはある。
「次に4班、、、」
まだ呼ばれn
「ゆこ、成瀬、颯太。」
、、、え?
、、、今成瀬って、、、成瀬って言ったよね?
、、、奇跡じゃん、、、
なんて余韻に浸っていたら、全班の発表が終わっていた。
「では、今から修学旅行の会議をする時の席を発表します。」
、、、ん?席?そんなの聞いてないんだけど?
「、、、で、4班は颯太とひな、成瀬とゆこ、照と怜央な。」
、、、はい?ちょっとまって?心の整理が追いつかないんですけど?
「、、、以上だ。はいじゃあ席移動~。素早くな~」
「お、ゆこ隣じゃん。あんま今と変わんねぇな」
「え、あ、うううん、、、」
お、お願いだから、、、ちょっとまってええええええええ!!!!!
皆さんこんにちは!ゆちゃです!
まず、ここまで見てくださったあなた!本当にありがとうございます( ´•̥ω•̥`)
ここで私からも1つ発表させて頂きます、、、。
もしかしたら驚かれる方もいるかもしれませんが、実は、、、
私小説初書きなんです!
、、、あんまり驚かなかったか、、、苦笑
下書きも何も書かず、1発本番で書いてみました。初めて書いたとはいえ、なかなかの出来なのでは、、、!
気に入った!という方は、是非また見てくださると嬉しいです(●︎´▽︎`●︎)
次作では、ゆこの前に新たなるライバルが現れたり、ついにゆこと成瀬の距離が縮まったり、、、!?
気になる次作投稿予定日は1月8日!お楽しみに。