鏡花の星座
輝く星を繋ぎ合わせ、
世界を作る。
その世界を話す君が好きで、
僕は自然と空を見上げるようになる。
少し高かったけど、
見上げる空を知りたくて、
僕は長い鏡を買った。
君がきてくれる口実が欲しかったからかも。
君はその鏡を夢中で覗き込む。
好きな星を見つけては
僕に笑顔で語りかけてくる。
「星はひとりぼっちなの。
星座はただ、
平面に写っている星を
人間が見えているところで、
勝手に繋ぎ合わせただけ。
でも、遠くの星に
繋がりを作ってくれる人がいる。
物語を作ってくれる人がいる。
それが鏡に映った花だとしても、
ひとりぼっちにとって
かけがえのない繋がりになるの。」
『鏡花の星座』
Libra様リクエストありがとうございました。
鏡そのものではなかったですけど、少しだけ発想を飛ばさせてもらいました。
タイトルの鏡花は鏡花水月という四字熟語からです。
あれかと、思った方。
僕と同じものが好きかもしれません。
ちなみに意味は『儚い幻』です。
今回のようにリクエストを募集してます。
メッセージか近況報告のところのリクエストのところに送ってください。
相談でも、これについてどう思うでもいいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m