表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女と呼ばれた令嬢  作者: 柊 ユウ
4/4

とある男の手記






XXXX年 7月16日

屋敷に神官を名乗る者が来た。フードを被り顔が見えない怪しいヤツだった、身重の妻に何かあっては危険なため私が対応したが…第1子は呪われた子だと?ふざけている。もちろんすぐ追い出した。

教会に今回の件を告げねば





XXXX年8月2日

教会に先日の件を告げると訪問した者もする予定も無かったとのこと。ならあの者は一体…?

屋敷の警備を強化するように指示しておこう




XXXX年10月14日

可愛い我が子が生まれた。まだ薄いが髪は妻に似ている、きっと美人な子になるだろう。成長が楽しみだ

神よ、我が子に祝福を

落ち着いたら教会に洗礼を受けさせに行かねばな




XXXX年3月25日

母子ともに健康で一安心だ。可愛い子はすくすく育っている、やはり髪は妻譲りだ、目は私に似ているのは嬉しいものだ




XXXX年10月14日

12歳の誕生日、盛大な祝いをしようとしていたのに風邪とは…折角の誕生日が可哀想なことになってしまった。

治ったらパーティをし直そう。好きな物も何でも買ってあげよう

だから早くよくなってくれ、私の可愛い娘よ




XXXX年10月17日

あの神官はこれを予言したのか、魔女の転生だと?巫山戯るな。今まで可愛がってきた子が魔女だったとは…なんとおぞましい。妻も焦燥している

アレは妻の…いや、誰の目にも入らない場所に隔離した。妻にはアレの存在を忘れてもらおう。それが妻のためだ

念の為離の小屋を作っていて正解だったとは…





XXXX年12月2日

アレは不治の病で療養している事にした。魔女とバレると周りがうるさい

国王陛下は残念そうにしていたのが申し訳ない

アレはまだ生きているらしい。掟のためとはいえ食事を一応は与えているからか…?

早く始末したいものだ。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ