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詩集「七夜詩篇」

七色の欠片

作者: 詩月 七夜

嵐が去ったある夏の日の夕暮れ

わたしは雲の峰に浮かぶ虹を見つけた

それはいまにも消えてしまいそうな

小さな七色の欠片だった


歩みを止めたわたしの目に鮮やかに焼き付いて

欠片は静かに溶けていった

夏が見せてくれた空の奇跡

たぶん きっと

もう少し顔を上げるのが遅かったなら

それは本当に幻になっていたのだろう


わたしは再び歩き始めた

上を向いて歩いて行こう

下ばかり俯かずに

いつか見たあの七色の欠片に

また出会えるかも知れないから

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― 新着の感想 ―
[一言]  たまには詩をと思い、一通り読ませていただきました。一番気に入ったこの作品に感想を残させていただきます。元気が出てくるよじフレーズでした。へこんだ時、へこんだ時(それしかないのか)、言い聞か…
[一言] 人ですね 僕は『あの花』『にじいろ蛍』を思い出しました 感想すくなくてすみません
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