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第4話 主人公の呟き

転生主人公「折原しおり」の魂の叫び……と言う名の愚痴大会

※主人公視点

 ――この世界は「ゲーム」だ。攻略対象が、皆「ヤンデレ」要素を持っている、そんな設定の『乙女ゲーム』の世界。

 なるべく攻略対象とはお近付きになりたくはない。が、ゲームのシステム上、「ヤンデレ」から逃げるためには、「純愛エンド」を迎えるか「死亡エンド」にするしかない。

 「殿」との「出会いイベント」も記憶どおりに起こった。……やはり、私の意志では「ゲームシステム」に逆らえないようだ。



……私の目的は、「純愛エンド」を迎えること。さらに、一番の目的は「死亡フラグ」を折ることだ。



「だって、ココは私にとっての『現実』なんだもの……」


 私は、今ここで生きている。……まだ、死にたくはない。


「……全員分の、『説明できる主人公の好かれる要素』を考えるって、どんだけ理屈っぽいのよ!」



 思わずゲームメーカーに対する愚痴が出た。

 「ヤンデレ」に「好かれる要素」がある「主人公」。好かれるところから物語は始まる。

 愛されることがデフォルトで、愛されるあまり「死」が訪れるのか。または、「ヤンデレ」状態で愛されるか、「純愛」になるのかの違いだ。

 さすが『乙女ゲーム』、イケメンに溺愛されるという『夢』が詰まっている……Dead or Alive[生死にかかわらず]だ。


 ……逃げられないなら戦うしかない。


 Live or Die[生きるのか死ぬのか]ではなく、

 Love or Die[愛されるか殺されるのか]


 つまり、私が何をしてもおそらく嫌われないだろう……ただ、死ぬだけだ。



 だから私は、自分の力を最大限に利用して「死亡フラグ」を折りたいと思う。

 ……などとだらだら語ってみたが、ぶっちゃけた話をすると、私は「ヤンデレ」じゃないイケメンに溺愛されたいだけである。


 せっかくの『乙女ゲーム転生』なので、「痛いつらい悲しい怖い」のは遠慮したい。



 だって、もう一度繰り返すけれど、ココは私にとっての『現実』なんだから。 「ヤンデレ」は『二次元』で楽しむものでしょ。



――『理想的な恋人』のために「フラグ」は折らせていただきます!

英語は[生きるか死ぬか]を調べたときに色々出てきたので入れてみました。私の英語はきっと小学生レベルです。


ダジャレか!?みたいな突っ込みは、心の中でよろしくお願いします。


簡単にまとめると「死にたくねーから、何してでも奴らを矯正するぜ!」なことです。

……内容、二行でした。

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