表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

守護神

作者: 未遂
掲載日:2026/05/02

どんなボールも必ず止めるサッカーのゴールキーパーがいた。


天賦の才か努力の塊か、人知の及ばぬ超能力か。はたまたその全てか。そのゴールキーパーはいついかなる時もボールを止め続けた。


このゴールキーパーをA氏と呼ぶ。A氏の所属するチームは彼に絶大な信頼を置いている。そのためA氏のチームは守備などしない。残りの10人で全力で攻めにかかる。ボールを奪われたとしても守備には戻らない。A氏に止められないボールはない。どれだけ策をねろうが、フェイントをかけようが、A氏ゴールを守り続けた。


絶対に負けることがない。どれだけ悪くても必ず引き分け。


人間というものは、勝つか負けるか分からないから盛り上がるというもの。必ず勝つ試合を熱狂的に見る人はいない。


サッカーブームの衰退を感じたA氏は、引退しバラエティー番組に出演しはじめた。


それからというもの、A氏は連日引っ張りだこの売れっ子になった。絶対にゴールを守る守護神と何かしらの矛盾形式の企画が乱立、A氏をテレビで見ない日はなかった。


ところが、彼が引退を発表した。今後は後進の指導に努めるとの事だった。


もちろん芸能関係者は黙っておかない。A氏が出るだけで視聴率はうなぎ登り。彼は最早番組の守護神でもあった。


A氏は信頼している記者に唯一このようなメッセージを残した。


「不敗神話が破られるのが怖くなった。とんでもないものが来そうな気がした。」



プロデューサー、やっぱりまずかったんですよ。


最近やり過ぎてたからな、棘鉄球とか本物の手榴弾とか。俺なんか武器商人と繋がり持ちすぎて刑務所行きだからな。


これは庇いきれないですよ。

なんせ本物のバズーカ砲を用意するなんて。


行けると思ったんだがなぁ…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ