持久走大会①。
ー持久走大会前日の部活ー
私はゆり先輩と一緒に矢取りに入っていた。
ゆり先輩:2年生の女子の先輩。声が落ち着いている。
(寒っ…。なんで冬ってこんな寒いんだろ。しかも弓道部で完全外部活ってどゆこと?)
ゆり先輩「寒いよねー。上着着てなくて大丈夫?」
「本当寒いですよねー。上着向こうにあるので大丈夫です。」
そんな話をしているとゆり先輩が上着のポケットからカイロを出して渡してくれた。私もカイロを持っていたが先輩が貸してくれる嬉しさと先輩の優しさをそのまま受け取ることにした。
「えっいいんですか?ありがとうございます!!」
ゆり先輩「そういえば明日持久走だけどどう?自信ある?」
「いえいえ、私全然運動とかできなくて不安です(笑)。先輩はどうですか。」
ゆり先輩「私は去年の方が体力あったからなー。お互い頑張ろうね。」
「はい!」
2人で話していると、一緒に矢取りに入っていたかざみんと晴翔が話しかけてきた。
かざみん:1年生の男子。
晴翔:1年生の男子。国際コミュニケーション科。
かざみん「あ、カイロいいなー。」
かざみんと晴翔が私の持っているカイロを見てつぶやいた。
「これ先輩のだよ。先輩が貸してくれたの。」
かざみん「え、そうなん?」
「いいでしょ。先輩これありがとうございました。暖かかったです。」
矢取りに入る時間になったので私は先輩にカイロを返した。
ゆり先輩「良かった。」
ー持久走大会当日ー
(やっばい、もうこんな時間だ。ぱしことの待ち合わせ時間に間に合わない。)
ぱしこ:私と小学校から同じ同級生。仲良くなったのは中学3年生あたりから。部活も一緒なので一緒に登下校している。
ぱしことの待ち合わせ時間は7時50分だったが、もう7時45分になってしまっている。
(とにかくぱしこにメールしとこ。)
結局待ち合わせ場所に着いたのは8時05分だった。
「ごめんお待たせ。」
ぱしこ「遅すぎるんだけど。遅刻したらどうすんの。」
「ほんとごめん!いそご!」
なんとか持久走大会が行われる公園に遅刻せずに着くことができた。持久走大会は、女子5キロ、男子8キロを走る。
時間になり、持久走が始まった。私は目標30分で走ることにした。5キロを無心で走り終え、タイムを見ると25分だった。思ったより速くて達成感が半端ない。ちなみに1、2年生を合わせた女子約320人中176番と、運動が苦手な私にとってはなかなか良い結果を出せた。
(もうそろそろすると男子も帰ってくるな。)
私はクラスの友達と一緒に男子がゴールするところを見ていた。すると先輩方がゴールするところを見れた。海先輩とはるか先輩だ。
海先輩:2年生の男子の先輩。話しやすい。
はるか先輩:2年生の男子の先輩。かっこよくて面白い。私とぱしこの2人だけの時はめんだこ先輩と呼んでいる。
それ以外の知っている人はいつの間にかゴールしていて見ることはできなかった。
(やっぱはるか先輩かっこいいな。なんでやろ。)
そして遂に全員ゴールして結果発表の時間になった。クラス別女子、男子の上位3位と総合3位が発表される。
係「女子第3位は、1年6組!」
クラス全員「えええぇぇ!!」
なんと私のクラス6組が女子3位だった。先生が言うにはうちのクラスは特に目立って速い人はいないが平均的にみんな速かったから入賞できたのだろう。ということだった。しかし、思っても見なかった結果だったのでクラスのみんなは驚きを隠せずにいた。そして驚いている間に他の順位が発表されていた。あいにく入賞できたのは女子だけだったが、これでもすごい方だろう。
結果発表も終わり、解散した後、私はゆなぴと真湖と一緒にお昼を食べる約束をしていたので合流することにした。
ゆなぴ:同じ部活の1年生の女子。
真湖:同じクラスの1年生の女子。私と同じクラスでもある。
ー持久走大会②に続くー




