主要登場人物③ 阿久晴海
☆阿久晴海
エピソードゼロでは、エンディングにだけ登場して、夏夫をドライブに連れ去る謎のお姉さんで終わっている。横浜の丘の上女子大に通う女子大生。見た目絶世の大美人。物怖じせず、短気で負けず嫌い。葉織との親子関係で性格を似せてあるが、それが出てくるのは、1st『Ep.-2藤色の郵便屋さん』以降である。エピソードゼロの登場人物は写真、カメラ業界の会社名をもじったものが多く、阿久葉織と阿久晴海もフィルム会社からもじったものである。不二夏夫や小宅初歩も同様。晴海の名前は、物語の中で母親の葉織が明かしている。夏夫とみんなで一緒に行ったかつての国際展示場のあった晴海埠頭に因んでいる。
エピソードゼロとワンの間に夏夫の年上の彼女(恋人)になったという設定だが、そのいきさつは描いていない。番外編や1st『Ep.-5女神フローラの住む薔薇のアトリエ』などで、カレンダー・ガールのまとめ役のシスター摩理朱とのおもしろおかしい確執をスラップスティック風に運ぶことで、活き活きしてもらっている。そのベースは洋物アニメ『トムとジェリー』のような、時に仲良し、すぐに喧嘩という関係になぞらえている。
教会を使う暦人、カレンダーガールはエピソードゼロでは謎めかしてあるが、以降すぐに披露されている。
①三重県松阪市②横浜丘の上女子大文学部英文学科③夏夫をからかうこと④車の運転⑤大学生(1st)・ファッションモデル(3rd)⑥横浜山手カレンダーガール




