主要登場人物② 明治美瑠
☆明治美瑠 山﨑美瑠
見た目はそこそこなのに、静かで、しっかりしすぎて、しかも異性に奥手、男性とのご縁が遠かったイメージ。周りにひとりはいそうなそんな女性。
キャラクター設定の性格はスゼリビメと宗像三女神のイメージを重ねている。琵琶をはじめ楽器が弾けるのが宗像三女神。その影響で、鍵盤楽器の演奏者に設定。実際に三女神は芸事や楽器の神さま。ピアニストの限定をやめたのは、多くの楽器が出来ないと物語が拡がらないため。
一途な性質は、スゼリビメ由来である。スゼリビメは神話の中では、この人と決めたら、大国主を助け出し、押しかけてまで一緒になる一途さである。前妻ヤガミヒメは逃げてしまう程の積極的なアタックだ。ただこの物語ではライバルはいないので、そこまでの積極的な性格を美瑠には与えていない。静かだがずっと待つようなタイプ。またスゼリビメも琴にも関係する神さまで、これまた楽器と関連する。それを示唆する出来事は、1st『Ep.-4チェンバロが奏でるひまわりと麦わら帽子の詩』の最後のシーンに描かれている。そこに寡黙さと、気立ての良さを加えた登場人物。1st『ep-9 山里のキーノート-ミヤマオダマキと瑠璃イワナ』(2018年)で山崎の妻となる。
町山田の生まれで、実家はコンビニ。実兄夫婦が今も経営している。趣味はお菓子作りで、その腕前は玄人裸足である。物語全体の役割としては、相南と町山田の二つの舞台をつなぐ役割もしている。
①東京都町山田市②町山田女子大短期大学③お菓子作り④オルガン演奏⑤ギャラリーの手伝い(1st)・主婦(3rd)⑥大庭御厨




