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194 ながくない話7〜最前線で前立腺を攻撃〜

2024/11/27(水) AM9:02記 


我が娘にパターン赤,手足口病襲来(2回目)。


本来,夏場に流行するものらしいが,この時期でも前線を突破してきているようだ。


そんな訳で月曜から休み。



病名通り,足にもブツブツが結構ある。


にも関わらず,私のトイレに必ず侵略してくる娘。


足への負担を増やしてまで,追いかける必要は微塵もないというのに。


最前線はあちきに任せろ!と言わんばかりの俊敏性だ。


どうでもいい話で恐縮だが,私は大でも小でも本丸(便座)に腰を下ろす。


そして悲しいかな,鼠蹊部の前線にそびえ立つ櫓の退行性変化により,望まぬ長期戦を強いられている。


早い話がキレが悪いため用を足すのに,常人よりも時間がかかるということだ。


その間に攻め込んでくる娘。


この辺を刺激したら如何かな?

そちの歪む顔が目に浮かぶぞ。


というような表情を浮かべ,奴は押します。


『ビデ』を。



対する私は頑なに『止』を離さない。

離したくはない。T-BOLANよりも。


毎回繰り広げられる,この攻防。


押し間違えたことのある殿方,或いは興味本位で押した勇気ある少年たちなら,共感いただけるだろう。


あのめっちゃ変な感じを。

何とも言えないこそばゆさを。


そして数秒後,ただ濡らしただけという生産性のカケラもない結果を招いた,自身の愚かさを呪うことになる。


上記を防ぐための一手,娘の侵略を止める術,それが読んで字の如く『止』なのだ。


最前線の前立腺を死守するためには,時には不動の精神が必要。


私は知的生命体である。


すると防戦一方の私を嘲笑うように,彼女は前線の向きを変え,多角的な攻撃を開始する。



『パワー脱臭』だ。


異臭立ち篭める戦場に自ら飛び込んできておいて,臭いとはフザけた女である。


2歳に満たないジャンヌダルクに,早くも泣かされるなんて。


想像していなかった未来を体験した月曜日の朝でした。



以上,トイレが安息の地となる未来が訪れますように。

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